昨日ふれたズウデルマンの「猫橋」についてであるが、井伏鱒二が「父の罪」という題にして訳していたことを知らなかった。彼が訳した「ドリトル先生」も一回読み直してみたいものである。
昔、絵本か何かで読んだのだが、動物ばっかり診察するドリトル先生を見捨てた妹のサラを私は激しく憎んでいたのである。これ以来、私は妹より動物を信用することにした。
あと、先生の代わりに複式簿記をこなすフクロウにはなぜか腹が立ったように記憶している。だいたい学者が経済観念に疎いというのは偏見である。ドリトルは有閑階級だったからな……私なんか、この暑い中(に限らず、もう20年近く)家計簿をつけ続けておるぞ。ちょっとおかしいんじゃないかな……私は、偏執狂かもしれない。そのくせ、日常的に「成金ははやく×ね」とか言っているのだから厭なやつだ。最近、原付で道路を走っていると、動物たちが逃げてゆくのは、私がドリトルみたいに金にはうるさくない人間でないからに他なるまい。この前私の顔面に衝突したコガネ虫は、やはり名の通り、私に同じにおいをかぎつけたのであろう。
結論:私もドリトル先生みたいに、動物たちと少女の読者にもてたいです。今日も暑いのですが、私のやる気をそんなに殺ぎたいのですかああそうですか。
昔、絵本か何かで読んだのだが、動物ばっかり診察するドリトル先生を見捨てた妹のサラを私は激しく憎んでいたのである。これ以来、私は妹より動物を信用することにした。
あと、先生の代わりに複式簿記をこなすフクロウにはなぜか腹が立ったように記憶している。だいたい学者が経済観念に疎いというのは偏見である。ドリトルは有閑階級だったからな……私なんか、この暑い中(に限らず、もう20年近く)家計簿をつけ続けておるぞ。ちょっとおかしいんじゃないかな……私は、偏執狂かもしれない。そのくせ、日常的に「成金ははやく×ね」とか言っているのだから厭なやつだ。最近、原付で道路を走っていると、動物たちが逃げてゆくのは、私がドリトルみたいに金にはうるさくない人間でないからに他なるまい。この前私の顔面に衝突したコガネ虫は、やはり名の通り、私に同じにおいをかぎつけたのであろう。
結論:私もドリトル先生みたいに、動物たちと少女の読者にもてたいです。今日も暑いのですが、私のやる気をそんなに殺ぎたいのですかああそうですか。