Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

モーツァルト 弦楽五重奏曲第5番・6番

2010年06月13日 22時51分05秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 死の前年と死の年に作曲された二つの弦楽五重奏曲。死の年の曲としてレクイエム、ピアノ協奏曲27番とともに、モーツァルトの中ではよく聞く曲に含まれる。
 私の持っているのは、1989年版のメロス弦楽四重奏団+ピエロ・ファルルリというビオラ奏者を加えたもの。弦楽五重奏曲全6曲を収録している。この2曲をよく紐解く。
 私には、作曲者が経済的にも苦しく、しかも体調を崩して、苦しみながら作った曲にはどうしても思えない。それが天才の天才たる所以なのだろうが、曲全体が秋の透明な明るさと、それこそ落ち葉の散り際のような軽快さを感じる。暗い冬など、陰鬱な閉塞感を伴っていない。
 音と自由に遊んでいるような軽快な躍動感がうれしい。以前に取り上げたピアノソナタ14番~18番とまた違うモーツァルトに感じる。ただ友人に言わせるとそれも含めて、モーツァルトの自由さなのだという。だが、そんな言い方をしてしまえば元も子もなくなる。
 形式・調性・和声・対位法等々、私はいつも楽典の本を読んで挫折し続けたので、論じる能力はまったくないが、形式を我が物としているモーツァルトが、その上で実に自由に行き来して、楽しんで音を紡いでいると感じる。

本日の驚きとはてな?

2010年06月13日 19時25分29秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日の訪問者数を見てビックリ。180IPとのこと。閲覧数は479とのことで多いほうではあるものの、この180IPは初めての数字。何かの間違いかとも思った次第。ランキングでも、6,855位/1,423,481ブログ中、という数字。
 ともあれ閲覧していただきありがとうございました。
 私としては、土門拳や長谷川リン二郎、長谷川等伯、ルオーなどの先人の胸を借りながら、勉強させてもらっている。その勉強のお礼をあわせてさせていただきます。ひょっとしてひょっとして、私の文章が契機となってこれらの先人について一層勉強してみようと思う方が出てきたら、これは私の本望です。
 そしてもうひとつ、きり絵作家のさとうてるえさんのきり絵の評価のアップにつながれば私はとてもうれしい限りです。