Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日の俳句(110211)

2011年02月11日 12時27分19秒 | 俳句・短歌・詩等関連
本日の俳句
★街灯の光に膨らむ春の雪
★春の雪町の明かりに膨らみて
★手のひらの熱も奪わず春の雪

 本日は昨晩から雪模様。横浜にも大雪注意報が出ているが、日本海側の大雪と比べものにならない。

 1句目、2句目街灯にあわせて丸く浮かび上がる雪の降るさまは幻想的だ。また丘の上から見下ろす町明かりも、雪を丸い天井から降らせているような雰囲気である。街灯の灯り、町の明かりを受けて雪が水気を含むようになる。そして落ちてくる軌跡も膨らんで見えてくる。
 3句目、外はたしかに寒いが、手のひらに落ちてきた雪片は、もう溶けかけていてあっという間に丸い水滴となる。手から熱を奪って解けるのではなく、自ら解けるべくして解けるように。