Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

年度始め

2012年04月01日 17時00分18秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日とはうって変わって穏やかな天候の1日、約20キロメートルのウォーキングと銭湯のサウナで充実したひと時を過ごした。これで体重は約1.5キログラム減らすことが出来たようだ。
 銭湯の帰途、理髪店に寄ったがここは大変な混雑で本日はあきらめて、明日に再度挑戦することとした。

 さて、3月28日に購入したスークとフランチェスカッティのベートーベンのバイオリンソナタ。昨日クロイツェルソナタを聴き比べてびっくりした。まったく別の曲を聴いているような錯覚にとらわれた。別に初めて聞く曲ではないが、こんなにも印象が違うものかとあらためてびっくりした。
 フランチェスカッティの方がある意味では聞きなれたクロイツェルなのだろう。早いテンポで有無を言わさず「これがベートーベンだ」と宣言されているような演奏である。テンポが速くて聴き応えがあるだけでなく、往年の名手とはこんなにも音色が豊かで楽器が響いていたのかと感心させられる演奏だ。
 それに比べスークの演奏は、遅めのテンポで艶やかさを大切に、十分に手の行き届いた繊細な料理を味わっているような丁寧さを感じる。39分21秒と31分27秒の演奏時間の差がこれを良く物語っている。
 これは十分に聴き比べを楽しめる全集を購入したものだ。当面楽しめる。本日の夜は、ソナタの6番・7番・8番の作品30番の一連の3曲を聴き較べることにしよう。