雨が降り続く本日、夜に聴いている曲はモーツアルトのピアノソナタ第15番(K.545)と第18番(K.433/494)、ロンド(K.511)を内田光子の演奏で。
私は第15番の第1楽章、第2楽章がとても気に入っている。
第1楽章は、いかにもモーツアルトらしい。冒頭から上行と下行の音階だけなのだが、これが実に美しいメロディのつなぎ役として、軽やかさを醸し出す適役として、これでなくてはならないという風に聴こえてくる。この不思議に昔から参ってしまっている。
第2楽章は一転してメランコリックで静かな曲。この対比もまたいい。この第2楽章も一度聴いたら忘れられない。
第18番の第2楽章はとても有名で、長い曲である。静かに始まるが、第2主題の下行する音型が好みである。