Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

記憶力の減退

2021年12月05日 09時48分23秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 最近は夫婦そろって忘れるものが多いようだ。「この書類は大事だから失くさないように仕舞っておこう」となって、どちらかがファイルに入れて引き出しなどに仕舞う。そうするとどこに仕舞ったのか1週間も経つと忘れてしまっている。
 夫婦二人であちこち探し回って、ようやく見つけ出すという時間の無駄を幾度か繰り返している。「どこに仕舞ったのか忘れる」というのが、一番始末が悪い。
 年間2万円も払えば、銀行の金庫などを利用できるそうだが、そこまでの出費はしたくない。おのずと家の中のどこかに保管=仕舞うしかない。
 2~3日前から妻が、そして昨晩から私が、それぞれ大事な書類を探し回った。昨晩から探し始めた書類は今朝になって妻が「大事だから」といってファイルに入れて、ある場所に仕舞ってくれていた。それをようやく見つけることが出来た。それも偶然である。妻が「ここの部屋にはないはず」といった部屋の片隅で妻がそれとなく開けた棚のなかに変わったファイルを見つけた。意外なところにあった。
 妻が探している書類はいまだ見つけられない。これも棄ててはいないはずなので、どこかにあるはずである。

 65歳を境に体力の衰えを強く感じたし、病気も出てくる。記憶力は70歳を過ぎて大きな曲がり角を回ったようだ。こういう自覚が老いの兆候ということで、逆に体力や記憶力を減退させるのかもしれない。実際は些細な体力や記憶力の減退だが、「衰えた」と思い込むことでそれを増幅している可能性もある。実態と思い込みが相互に作用していると思う。

 そんな騒動があった日曜日の朝である。これより、その物忘れ夫婦がそろって出かける。二人そろってどこに向かっているか忘れてしまう、あるいは帰り道が分からなくなる、というところまではまだ遠いとは思っているが、意外と近いのかもしれない。

 



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