Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

さっそくカジノ汚職発覚?

2021年08月25日 20時18分21秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 さて、夕食前にツィッターをチェックしていたら、さっそく横浜のカジノを含むIR関連で、疑惑が報道されていた。文春オンラインによると「横浜市の副市長を務める平原敏英氏(62)が、カジノIR構想への参入を狙う業者から、2016年当時、度々高級料亭で接待を受けていた」というもの。そして「容積率などに関する公表前の機密情報が漏洩されていた疑いが浮上した」と記されている。
 【⇒カジノ汚職疑惑
 もしもこの疑惑が本当であるとすれば、選挙がらみで中田市長時代に局区長レベルでの違法メール事案はあったが、副市長に及ぶ汚職は、飛鳥田市政以来初めてのことなのではないのか。
 この筆頭副市長についても「林文子市長の下で、カジノIR構想を取り仕切っていた。4人いる副市長の筆頭格であり、当時官房長官だった菅義偉首相とも携帯電話で直に連絡を取り合うホットラインを持つ人物だ。横浜市のプロパー職員で一貫して都市整備畑を歩み、課長時代に菅氏に見出され、“菅人事”により2016年4月に副市長に昇りつめたとされる」と記されている。まさしく中央政界とのつながりのなかで、今の自民党政権のやり方そのものを横浜でも実践していたことになる。
 横浜市に籍をおいていた私にとっては到底信じられない事態である。またそのようなことがまかり通っていることに愕然としている。

 実は市長選での林前市長の日曜日夜の敗戦の弁が「コロナ禍でカジノの説明が市民に対して十分にできなかった」と述べていたのに私は怒りを覚えた。
 市長の役割は、安心・安全な市民生活の確保が前提である。そのために多くの職員は第一線で災害対応や疫病対策、都市基盤整備に邁進しているのである。コロナ禍が原因でカジノの説明が出来なかったという言い訳をいうということは、林市長がこの一番大事な職務を忘れているということの表明でしかないことに気が付いていないのである。
 カジノよりコロナ対策に全力で向かっていれば、「横浜だけどうして接種予約の電話もネットも繋がらないのか」という初動の躓きは避けられた可能性は極めて高い。感染者受け入れ体制や、個別接種をめぐる医師会との意思疎通の悪さ、その他コロナ対応は、政令指定都市ならではの発信力や対応が見えてこなかった。カジノよりもコロナ対策に独自の力を発揮していれば、これほどまでの票差での敗北は無かったのではないか。地方自治体の首長、しかも最大の政令市としての基本を忘れたのは、このような中央政治とのつながりがなせる業だったと私には思われる。
 新市長は大変な荷物を背負い込んでしまったが、膿は出し切らねばならない。

 このカジノに関する汚職疑惑、林市長に及ばないことはなさそうな気もする。根は深そう。とうとう安倍・菅の政治手法で、横浜市の行政まで歪められてしまった。

 



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