Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

熱海伊豆山の土石流

2021年07月03日 18時36分07秒 | 天気と自然災害

 昼のNHKのニュースに、熱海市伊豆山の土石流の映像が流された。すさまじい土石流の規模、速さ、破壊力の強さに背筋がふるえた。土石流に流される多くの家屋の映像と、巻き込まれた人が多数いるのではないか、という思いとともに、地方自治体の行政に携わったものとしては、消防士の安否も気になった。
                https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210703/k10013117711000.html
                https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210703/k10013118051000.html
 多くの安否不明者の無事であって欲しいと思うとともに、災害時にいち早く駆けつける消防や、道路や河川等の管理者の安否は他人事とは思えない。

 土木工学に長年携わった学生時代の友人からは、推定される位置情報と地理院の地図、「陰影起伏図」も送ってもらった。



 位置はまだ推定であるが、私なりに判断すると、急峻で深い沢が3方向から合流する地点であり、土石流が過去に幾度も発生したような地形に見える。
 海まで土石流が達しているという報道もある。そして事前の避難が効をそうしたのだろうか、20名ほどの安否が分からないというのは、流された家屋に比して、人数としては少ないように思われた。
 初期の報道では、MOA美術館に幾人か避難をしていたという。距離の離れたここまで避難した方がいるということは、詳細はまだわからないので、断定はできないけれども、それなりに避難指示が伝わっていたか、あるいは自主避難の成果という評価ができるかもしれない。どちらにしろ避難は必要な防御手段である。
 あの映像を見れば、今更のように土石流が発生してからの避難は無理であることと、事前の避難の必要性と、ごく初期の災害対応の難しさが分かる。

 捜索はまだまだ本格的には進まないであろうが、行方不明者の早期発見と同時に、作業従事者の安全確保を願いたい。

 



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