Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

西の空

2021年07月17日 21時44分05秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 横浜駅の東口の近くで、久しぶりの外呑み。20時までのオーダーということでビールを4杯ほど早めに注文。店の外のオープンデッキでビアホール気分を味わった。
 私の座った正面にはちょうど西の空に沈む太陽や飛行機雲が見えた。視力の弱くなった私の目にも印象深い空の色であった。

 



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2 コメント

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たそかれどき (阿修羅の叫び)
2021-07-19 09:59:54
「黄昏時」の字づらもいいが「たそがれどき」と声にした音韻も素敵だ。「たそがれ」は、江戸時代になるまでは「たそかれ」と言ったそうだが、これもまた余韻があって心地よい響きだ。

「誰そ彼(誰ですかあなたは)」と訊ねるという意味で、この風習は広く日本で行われた。「おはようさんです、これからですか」、「お晩でございます。いまお帰りですか」と尋ねられれば相手も答えざるを得ず、互いに誰であるかチェックすることでヨソ者を排除する意図があったとされる。
 
今では街じゅういたるところ不夜城で、「西の空に沈む太陽や飛行機雲」の何ともいえない「たそがれどき」の味わいを愉しむ機会がなくなってきたのではないだろうか。

 横浜駅の東口付近で切り取った一服の写真から、黄昏どきにジョッキーで味わうビールのかぎりない旨さが伝わってくる。都会のたそがれを羨ましく見せて貰った。

 体調を壊し退職者の会に参加できなくなったので、ビアガーデンはまったくのご無沙汰。寂しい話だが人生の余禄があるうちにぜひ言ってみたい思いをこの景色から味わわせてもらった。

対になる表現に夜明け前を表す「かわたれどき(彼は誰時)」も、琴線に響く美しい日本語じゃありませんか。
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阿修羅の叫び様 (Fs)
2021-07-19 20:50:45
「たそかれ」「かはたれ」、いい響きですね。私の好きな言葉です。思い出せていただき感謝。
共同体の良きにつけ、悪きにつけ、仲間内の確認行為でもあったわけですね。
今は見る影もない元天文少年の私としては、ライトアップや不夜城は好きになれません。ライトや照明塔は全部下に向けて欲しいものです。
蔵に夜空を取り戻す努力が少しずつですが、なされるようになったと聞いています。加速してほしいです。

体調を崩されたとのこと、くれぐれもご自愛ください。
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