おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

映画『春を背負って』

2014年07月09日 22時01分55秒 | 美術館・博物館・本・映画
夫と二人で映画を観に行きました。

『春を背負って』

監督 木村大作

おやおや、ネットからダウンロードした画面はさすが小さい。
もう一度。



「劔岳 点の記」で初メガホンをとった木村大作が再び監督業に
挑んだ長編作。
笹本稜平の原作小説を映画化し、立山連峰を舞台に、山小屋を営む家族と
そこに集う人々の人生や交流を描き出します。
立山連峰で父とともに幼少期を過ごした亨は、金融の世界でトレーダーとして
働いてします。
父が遭難者を救助するため亡くなって、通夜のために帰省し、父の山小屋を
継ぐことを決意。
亡き父の友人でゴロさんと呼ばれる多田悟郎や、山中で遭難したところを
父に救われたという女性の愛ちゃんに囲まれ、新しい人生に向き合っていく。

こんな内容ですが、ほんとうに美しい映画でした。


暴力シーンもなく、特殊撮影もなく、きちんと自然に向き合って作られた
映画だと思います。
じつは、別の映画にしようと思ったのですが、家人が殺人や暴力シーンを
一切拒絶する人なので、急遽変更したチョイスです。
木村大作について、少しの知識はあったものの、期待せずに入場。
山々の自然描写はさすがと誰もが思うのでしょうが、私は大感激。

映画は役者で観るのです、ワタクシ。
松山ケンイチは、「デスノート」で初めて観てびっくりしました。
この映画は、一流トレーダーとして、登場するのですが、どうみても
山にいるほうが似合う風貌。

映画好きのおばさんとしては、40年近く観てきた、大好きなバイプレイヤー
石橋蓮司や、あらら不思議な存在感の安藤サクラという女優さんが、
有名俳優の娘なのだったりするのが、おもしろい。

そして、立山の山小屋が舞台というのにじんわりする理由があるのです。
富山に住む妹は、長く立山の山小屋で働いていました。
劔御前や、劔沢にいたので、2回登って行ったことがあります。
彼女はそこで、尊敬する山小屋の主人と出会います。
後に、主人のえいじさんの息子と結婚し、もう20数年がたちます。
山小屋の主とそこで働く若い女性、主の息子。
この映画に出てくる設定とあまりに似ているので、私は映画を観ながら
妹の人生に思いをいたしたのです。
終わりのクレジットのサポーターや協力者に妹と同じ苗字を見て、
ますます嬉しくなりました。
妹の義父は、南極越冬隊にも参加した立派な山男。

30年以上前に、立山室堂から、劔御前に登った日を、昨日のことのように
思い出したのです。

まあ、映画の楽しみ方は色々で。

映画大好き!
還暦過ぎて、少しは時間も出来そう。またいっぱい映画観よう!
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産経児童出版文化賞受賞『がむしゃら落語』

2014年07月09日 12時31分34秒 | 日記
童話作家、赤羽じゅんこさんが、産経児童出版文化賞受賞、
ニッポン放送賞を受賞されました。

   
おめでとうございます!

もう30年近くおつき合いのある友人の受賞は感激です。
6月29日、地域の友達がお祝いの会を企画開催してくれました。

お祝いの言葉に応える赤羽さん。

赤羽さんとは、国分寺の本多公民館の自主グループに参加して、
出会いました。
小さな子どもをもつ母親たちに対し、市が公民館と付属する保育室で、
母子の学習と育ちを支援するという事業です。
社会教育の優れた活動です。

そこに集まった多くの友人が、共に学び、その後それぞれの場で
自分らしく生きています。
赤羽さんは、童話を書きたいと、市に交渉して、公民館で、童話創作を
学ぶ講座を起ち上げました。
その後、同人誌を作り、私も参加させてもらったのです。

彼女はそこで沢山の童話を書きながら、羽ばたいていきました。
数多くの童話やジュニア小説など幅広く執筆して、作品を世に送り出しています。
詳しい著作や活動は、赤羽さんのサイト「絵本と童話の本棚」をご覧ください。

私は長年のファンです。
今回の受賞作は、少年が主人公でユーモアのある読み応えのあるお話です。
赤羽さんのユーモアたっぷりの童話は、特に好きなジャンルです。

ご本にサインをしていただきました。

今回のお祝いの会場は、本多公民館。
自分にとっても、とても大切な場所です。

保育室は、母親が学習活動をする間、子どもたちが楽しく過ごす場所ですが、
単に楽しいだけでなく、保育者とも仲間とも継続的に関わりをもち、育ちあう
場でもあります。
子どもを持つ母親の活動を支援してくれる素晴らしい事業です。
ここは、赤羽さんにとっても、出発点となる場所に違いありません。
地域での活動も大事にされていて、著作のかたわら、童話や絵本を書きたい、
作りたいというグループへの指導も長年続けておられます。

赤羽さんに学んでいる生徒さんも、お祝いの会に沢山かけつけてきました。

公民館活動や小学校での友人達で記念撮影。


皆さんとの語らいも楽しい、とてもいい会でした。

本多公民館の元館長で、今は嘱託としてお仕事を続けるMさんにもお目にかかり、
次の公民館の活動企画のお話も伺いました。

自分は、この場所で学び考え、そして栄養士、管理栄養士となる道を見つけました。
そして、本多公民館での講座にも随分よんでいただきました。
これからも、地域のつながりを大事にして、仕事をしたいと思っています。

勉強不足だけれど、出来ることはまだまだありそうだと、赤羽さんのお祝いの会に
出席して思いました。

赤羽さん、ご受賞おめでとうございます。
そして、温かい会を企画してくださった皆さま、そこで出会ってお話しできた皆さま、
ありがとうございました。
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