おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

梅雨時 湿をとる 健脾利湿の薬膳

2017年06月16日 15時24分04秒 | 薬膳講座
『薬膳を楽しむ会』、6月は梅雨時の湿邪を取り払う健脾利湿の薬膳を作りました。

この時季は湿邪の侵入により、脾の運化作用に障害がおこり水が停滞。
さらに腎に影響し、腎の排尿の働きが悪くなります。

そこで今月は「健脾利湿」という立法で献立をたてました。

できたお膳。
   
・はと麦入り枝豆ご飯
  補血ににんじんを入れて、はと麦のゆで汁と発芽米を一緒に炊きました。
  炊きあがりに、枝豆と新生姜をたっぷり混ぜました。

・小豆ポタージュ
  
・冬瓜と鶏ひき肉の重ね蒸し とうもろこしあん
  冬瓜、とうもろこし、ともに清熱利尿の効果があり、夏には欠かせません。
  レシピはこちら

・そら豆かん
  そら豆と長芋を寒天寄せにしたものです。

・さくらんぼとハーブティーのゼリー
  さくらんぼは去風湿の働き。
  ハーブティーは、ハイビスカスとローズヒップです。
  活血と理気の効果が期待できます。
  香りのよいものは、芳香化湿といい、湿をとってくれます。

材料が並ぶと、見ているだけで気分がいい。
  

会員の皆さん、はつらつとなさっています。


  





下ごしらえが進んでいる食材もきれいです。
   

かなり難易度は高いメニューでしたが、皆さんさくさく調理。
さあ、いただきましょう。


来月も夏の薬膳です。
食べ物の効能を知り、季節、体質・体調に合わせて食材を選んで作った料理で
元気に夏を乗り越えましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする