12月25日。
ゆらいでいる。
なんか、涅槃仏に見えてしまう。
国立新美術館へ。
友人の情報網で見つけてくれた美術展へ。
大巻伸嗣『真空のゆらぎ』
ああ、気持ちいい。
大きな壺。
ゆらいでいる。
美しい。
観ている人たちも、作品の一部ね。
インスタレーションっていう手法、表現が好き。
こちらの感覚にストレートに入ってくる。
表現の要素が多様。
音声や音や時間や風や匂い、画像、動画。
ボルタンスキーに出会ったのが最初でした。
表現の多様性に、胸が熱くなりました。
だって、それまで、なーんにも知らなかったんだもの。
これを観て。
大きな会場に貼られた、ものすごく大きな布。
風や光にゆらめいている。
友人たちと、ゆらめいて見続けていた。
毎日の自分の迷いやゆらぎ。
迷いすぎだろって、言われた気がしました。
美術館は建物も作品。
なんか、涅槃仏に見えてしまう。
ああ、心洗われました。