ときとときの結ひ目は
まろやかな夕暮れより開かれる
似ているようで似ていない
霧の向こうに複数の現実を持つ
*
私はただ座っている人間です
貴方は星を抱える人間でしょう
彼は額の広い賢人で
彼女は紅い唇の人間だった
*
この世でもっとも違うのは
神と人でありましょう
人が神を作ったか
神が人を造ったか
*
その結ひ目は
鋭くかつ限りなく
もろいものである
月のごとくに繊細であるから
見たものは 誰もいない
とき自身にも
計れない
そのうちに
神話となって
語られるのだろう
*
私はどのときに属するのか
迷うものである
しかし輪廻は存在し得ず
平行するときのみ
敷かれている
まるで絹のように
まろやかな夕暮れより開かれる
似ているようで似ていない
霧の向こうに複数の現実を持つ
*
私はただ座っている人間です
貴方は星を抱える人間でしょう
彼は額の広い賢人で
彼女は紅い唇の人間だった
*
この世でもっとも違うのは
神と人でありましょう
人が神を作ったか
神が人を造ったか
*
その結ひ目は
鋭くかつ限りなく
もろいものである
月のごとくに繊細であるから
見たものは 誰もいない
とき自身にも
計れない
そのうちに
神話となって
語られるのだろう
*
私はどのときに属するのか
迷うものである
しかし輪廻は存在し得ず
平行するときのみ
敷かれている
まるで絹のように