『マーニー』~Marnie(1964)アメリカ
監督:アルフレッド・ヒッチコック 原作:ウィンストン・グレアム
音楽:バーナード・ハーマン
出演:ショーン・コネリー、ティッピー・ヘドレン、マーティン・ガベル、ダイアン・ベイカー、マリエット・ハートレイ ほか
▼Trailer
性描写に厳しかった昔、ストーリー的にギリギリだったところを極上のサスペンスとして仕上げたヒッチコック。
心理学的要素が濃い分、観客の好みが分かれるらしいけど、逆にそこが面白かった。
「赤」「雷」「ノック」など、ヒロインの少女時代に封印された恐怖体験をよみがえらせる幾つかのアイテムが効果的に使われている(画面いっぱいに赤くなる演出など
ショーン・コネリーの抗いがたいセクスィ~な魅力がいっぱい!
▼story
容姿端麗で頭のキレるマーニーは、名前や髪の色などを変えては保証人もなく会社に入り、しばらく勤めた後、
金庫から全財産を奪って逃走、ボルティモアで一人暮らしをする母親に送金する暮らしを繰り返していた。
S社で強盗を働いた後に入った会社社長マークはS社の大型取引先だったため、
彼女を覚えていたが、興味本意で雇い入れ、愛し始める。
マーニーが金を奪って逃走した先の牧場を訪ね、「監獄行きか、それとも結婚してくれ。君を助けたい」と申し出る。
すぐに船でのハネムーンに出るが、極度の男性不信のマーニーはマークを寄せつけなかった。
家に戻り、パーティを開いた際、マークを慕う義妹リルの策略でS社社長も招かれ、
マーニーに盗癖があることがバレてしまう。
逃げようとする彼女を無理やり実家に連れてゆき、そもそも脅迫観念の原因となった少女時代の事件の真相を母親から聞きだす。。
マーニーが金庫から金を盗み出すシーンでは、画面が左右真っ二つに割れ、片方では掃除のおばちゃんが知らずに作業をしている。
観客は犯罪と知りつつ思わず見つからなきゃいいとハラハラする。
観客も監督の思い通りに操られているんだよね。
DVD特典はフォト集(途中眠ってしまった)、予告編のほかに出演者とスタッフが撮影秘話を語るドキュメンタリーが1時間弱入ってて見応えあり。
グレース・ケリーが復帰したいとのことで張り切ってたヒッチコックだったが、
モナコの政治不安定のせいでキャンセルされて大ショックを受け、結局『鳥』でも主演を演じたティッピーに決まった話とか、
原作はライバルの男性2人が1人の女性をめぐって争う、他作品と同じ三角関係が、
なぜか撮られたのは女性2人と男性1人の三角関係に変更されたとか。
グレースに似てるといわれて配役されたダイアンはマークに想いを寄せる故ちょっとイジワルな役どころだけどスパイスとして効いてる。
暗い過去を持つ母親役の女優が、若い頃と歳をとった役づくりのための完璧なメイクをほどこされた話も面白い。
こうして説明されると、何気ないと思われたシーンも計算し尽くされたヒッチコックのイメージが反映された最高のエンターテインメントだとゆうことが分かる。
恒例の監督出演シーンは今回はかなり分かりやすくて、ホテルの一室から出てくるシーンw
監督:アルフレッド・ヒッチコック 原作:ウィンストン・グレアム
音楽:バーナード・ハーマン
出演:ショーン・コネリー、ティッピー・ヘドレン、マーティン・ガベル、ダイアン・ベイカー、マリエット・ハートレイ ほか
▼Trailer
性描写に厳しかった昔、ストーリー的にギリギリだったところを極上のサスペンスとして仕上げたヒッチコック。
心理学的要素が濃い分、観客の好みが分かれるらしいけど、逆にそこが面白かった。
「赤」「雷」「ノック」など、ヒロインの少女時代に封印された恐怖体験をよみがえらせる幾つかのアイテムが効果的に使われている(画面いっぱいに赤くなる演出など
ショーン・コネリーの抗いがたいセクスィ~な魅力がいっぱい!
▼story
容姿端麗で頭のキレるマーニーは、名前や髪の色などを変えては保証人もなく会社に入り、しばらく勤めた後、
金庫から全財産を奪って逃走、ボルティモアで一人暮らしをする母親に送金する暮らしを繰り返していた。
S社で強盗を働いた後に入った会社社長マークはS社の大型取引先だったため、
彼女を覚えていたが、興味本意で雇い入れ、愛し始める。
マーニーが金を奪って逃走した先の牧場を訪ね、「監獄行きか、それとも結婚してくれ。君を助けたい」と申し出る。
すぐに船でのハネムーンに出るが、極度の男性不信のマーニーはマークを寄せつけなかった。
家に戻り、パーティを開いた際、マークを慕う義妹リルの策略でS社社長も招かれ、
マーニーに盗癖があることがバレてしまう。
逃げようとする彼女を無理やり実家に連れてゆき、そもそも脅迫観念の原因となった少女時代の事件の真相を母親から聞きだす。。
マーニーが金庫から金を盗み出すシーンでは、画面が左右真っ二つに割れ、片方では掃除のおばちゃんが知らずに作業をしている。
観客は犯罪と知りつつ思わず見つからなきゃいいとハラハラする。
観客も監督の思い通りに操られているんだよね。
DVD特典はフォト集(途中眠ってしまった)、予告編のほかに出演者とスタッフが撮影秘話を語るドキュメンタリーが1時間弱入ってて見応えあり。
グレース・ケリーが復帰したいとのことで張り切ってたヒッチコックだったが、
モナコの政治不安定のせいでキャンセルされて大ショックを受け、結局『鳥』でも主演を演じたティッピーに決まった話とか、
原作はライバルの男性2人が1人の女性をめぐって争う、他作品と同じ三角関係が、
なぜか撮られたのは女性2人と男性1人の三角関係に変更されたとか。
グレースに似てるといわれて配役されたダイアンはマークに想いを寄せる故ちょっとイジワルな役どころだけどスパイスとして効いてる。
暗い過去を持つ母親役の女優が、若い頃と歳をとった役づくりのための完璧なメイクをほどこされた話も面白い。
こうして説明されると、何気ないと思われたシーンも計算し尽くされたヒッチコックのイメージが反映された最高のエンターテインメントだとゆうことが分かる。
恒例の監督出演シーンは今回はかなり分かりやすくて、ホテルの一室から出てくるシーンw