メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『泥棒成金』

2009-01-18 19:34:58 | 映画
『泥棒成金』~To Catch a Thief(1955)アメリカ
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演:ケイリー・グラント、グレイス・ケリー、ジョン・ウィリアムズ、シャルル・ヴァネル ほか

trailer

story
南仏の別荘地で次々と高価な宝石が盗まれる事件が多発。十数年前に世を騒がせた宝石泥棒「キャッツ」の仕業では?と
地元警察もキャッツと呼ばれた男ロビーのもとに押しかける。
彼はとっくに足を洗いレジスタンス運動の功績で恩赦を受け、高台の屋敷で悠々自適な暮らしをしていたが、
再び監視がつき、今度捕まったら永遠に檻の中。レジスタンス仲間でレストラン経営者のベルターニを訪ね、
真犯人を捕まえるため、高価な宝石を持つ婦人たちのリストを保険会社調査員ヒュースンからもらい、
その中の狙い目スティーブンス夫人とその娘フランシーに近づき、身分を偽って真犯人の行動を探る。
フランシーは彼がキャッツだと知りながら、誘惑をしかけ、刺激的な展開に心を躍らせる。
真犯人はロビーと格闘の末、崖から落ちて死亡。それは足の不自由なソムリエのフッサールだった。
腑に落ちないロビーは、たくさんの富豪が集まる仮面舞踏会に紛れ込み、屋根上で真犯人を待つ。。


警察を振り切って崖っぷちの道でカーチェイスするスリリングなシーン、
灯りを消して中央の窓から夜空に花火がカラフルに上がるのをバックに繰り広げられるラブシーンはなんともロマンティック!
南仏のロケーションはどこを切りとっても完璧な美しさで、ただただお金を自由に散財する人たちが羨ましいかぎり。
恒例のヒッチコックの登場シーンはケーリーが警官から逃げて乗ったバスで隣りに座ったお客w


DVD特典も(1)脚本とキャスト(2)メイキング(3)A・ヒッチコックを語る(4)フォト&ポスターギャラリー
(5)イーディス・ヘッド(衣装デザイナー)について(6)オリジナル劇場予告編 と豪華。
ケーリーは映画界をリタイアしようと思って一度は断ったそうだが、監督と主演女優ほか完璧なシチュエーションに断りきれず、撮影も楽しそうだったとのこと。
日焼けした肌、ガッチリとした体格、この濃さでないと、大輪の美しさのグレースには釣り合わないワケだね/苦笑
(3)では、ヒッチコックの娘と孫娘のインタビューで、ヒッチコックの家庭的で冗談好きな一面が覗けて貴重。
(5)の衣装デザイナーの人となりも面白かった(インタビューを受けてるデザイナーさんコワイw

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クロスワード

2009-01-18 14:17:56 | 日記
こないだ区役所からハガキが来て、去年暑い中集めたレセプトの還付金の合計は、
計算では2万4千円くらいだったけど、結局審査が下りないものもあり4千円のみに(ムダ足?
それでも、あともう1件レセプトは送られてきてたけど、わたしが領収書をなくしてしまった歯医者の件で、
「領収書に代わる証明出来るものがあればいい」とのことで、歯科医に電話したら、
「領収書の再発行はいたしません!」と、やたらとテンぱった女性担当者にキレられてしまった凹凹凹
何度も事情を説明し、やっと「調べることは出来ますけど、最近法人形態?が代わって、
記録はみんな税理士のもとにあるので、区役所からレセプトのコピーでももらわないと分からない」とのこと。
分からない者同士で言い合ってても埒があかないから、仕方なく区役所にまた電話して、
直接話してもらうことにした(区役所の担当者はとっても親切v
でも結局、この日(金曜)は、歯科医の担当者がつかまらず後日になった(大丈夫なのか?


『20世紀少年 第2章~最後の希望』が1.31から劇場公開される。
去年観た時はすっかり先の話だと思って気を抜いてたら、MKさんに今月末だと言われて驚いた
巷では「復習上映会」が行われているらしく、実際、近くのシネコンでも1000円で上映されてた。
原作に忠実とはいえ、その原作すらちょっと忘れかけてるから続きからすんなり入れるかどうかちょっと不安/苦笑


実家の母が最近ハマってるのは、週刊誌などに載ってるクロスワードパズル
「ボケ防止にもなる」と毎号楽しみにして、父と解いたものをハガキに書いて出したら粗品が送られてきたとか/驚
こないだ帰省の際、テーブルゲームと共にいっしょに解いていたら楽しくてわたしもまだ尾を引いてるw
クロスワード

クロスワード

トイスターのクロスワードパズル

オセロ
コンピュータ相手のオセロもあり。勝てる気がしない

花札
こっちはなんとか2回勝ち越したv


そういえば、父は緑内障も白内障の手術もやっていて、その話を少し詳しく聞いてみた。
手術自体は10分程度でもちろん日帰り可能。しばらく眼帯をするから片目ずつ。
父は両目やって、どちらも今はふつーに見えているらしい。費用もそんなに高くない。
放っておけば失明してしまうからやっぱり早期発見&早期治療が大事。
術後は点眼薬をもらって適時つけて、半年に一度定期検診してるみたい。
ブラサキ・パパさんは手術はしないのかしら???やるなら早めがいいと思うんだけど。


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『北の零年』

2009-01-18 13:37:00 | 映画
『北の零年』(2005)
監督:行定勲
出演:吉永小百合、渡辺謙、豊川悦司、柳葉敏郎、石原さとみ、石田ゆり子、香川照之、石橋蓮司、阿部サダヲ、平田満 ほか

「明治初期に起こった庚午事変に絡む処分により、明治政府により徳島藩・淡路島から北海道静内へ移住を命じられた稲田家の人々の物語」(ウィキ)

なぜか偶然、昨日観た『白虎隊』の時代とつながっていた/驚
どこかで見た吉永小百合のインタビューで、吹雪の中での撮影はとにかく過酷で、
じっとしてるとすぐ凍傷、ヘタすると命の危険にもなる状況だったため緊迫していたなどと話していた。
なるほど、広大な北海道の四季が迫るようで、一から開墾した人々の尋常ならぬ苦労を垣間見れた気がした。

story
静内を開拓し、自分らの土地にしていいと言われ、夢溢れて辿り着いたのは淡路とはまったく違った過酷な環境。
殿をお迎えするため、木を倒して材木を作るところから屋敷を建てて待ち、ついに殿が訪れるが、
廃藩置県によって藩はなくなり、移住の件もなくなったと告げ、去ってしまう。
絶望した小松原英明は「もう主君などいらぬ!」と髷を切り、この地に永住することを決め、皆もつづく。
しかし、淡路から持ってきた稲は育たず、このままでは冬を越せないため、
札幌まで行ってこの地に根付く種を持って帰るよう希望を託され、英明はひとり旅立つ。
妻・志乃と娘の多恵は待ち続けるが戻らぬ夫。次第に村民は裏切られたとそしりはじめる。
札幌から来たクスリ売り・持田倉蔵は、米などの食糧を分け、村で実権を握り、馬宮の妻・加代までも奪う。
大雪の中、札幌へ夫を探しに出た志乃母娘は途中で行き倒れ、アメリカ人に救われる。
5年後、牧場が起動に乗ってホッとした志乃らのもとに、新政府の役人らが戦争のために徴兵する代わりに立派な馬を差し出せと迫る。。


渡辺謙って、ほんとスケールの大きな貴重な俳優だ。いるだけで圧倒的な存在感なのに、
いつもその背になにか大きな苦悩、避けられない運命などを背負った人物が多い。
一方、中盤から後半に活躍するトヨエツは、アイヌ民族だと思ったら実は会津藩の残党だったし/驚
実際、当時の蝦夷はどんな風だったのか?今作にはアイヌの人は2人しか出てこないため、暮らしぶりは不明。
ちょん髷の侍から5年ぽっちでいきなり洋服着て、お茶を出してる姿が妙。
それほど時代の変化はめまぐるしく、政情が混乱してたのかも。

今作でも、「ええじゃないか」を踊り狂う村民のシーンがある(どんだけ流行ってたの???
なにか予想外の出来事や緊張が高まった時に踊るのかな?
なげやりなバカになってなって踊りまくる様子は、なんだか刹那的で楽しそうにも見える。
特典は、撮影途中の特報と劇場用予告、それから30本以上はあると思われるTV用スポット(こんなに要らない!


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