メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ラーメン会@中野

2009-01-24 23:55:55 | 日記
中野のアーケード街は小宇宙みたく無数の店が連なっていて、それぞれの路地に入れば、
さらにディープな飲み系の店が迷路のごとく入り組んでる。恐るべし中野。
やっと入ったラーメン屋さんは、以前ノーチェの帰りに電車を逃して朝までカラオケして、
時間をつぶしてから入ったラーメン屋では・・・? 近頃そんなフシギなリンクばかり。

▼たぶんこちら→奥州白河ラーメン南湖
ふつーの白河ラーメン(しょうゆ味)にしたら、ちぢれ麺でスタンダードな美味しさ

その後、時間までロッテリアでカフェラテ飲みながら、結構心配してたF氏が元気そうで安心。
わたし同様、会社のことで悩みは尽きないみたいだけど

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The Gentlemen's Summits@中野Bright Brown

2009-01-24 23:54:55 | 音楽&ライブ
The Gentlemen's Summits中野Bright Brown
Open ; 20:00 Start ; 20:30
Music Charge ; 1.000yen + Drink
The Gentlemen's Summits are 鈴木興(tb,vo)、佐藤修二(g)、八木橋恒治(g)、田辺龍一(b)
Guest : 田辺育代 (vo)

今夜のハコはビルの2階なんだけど、階段がハンパなく急!
物凄い角度で上がっていくとすぐドアがあって、中は木造りのテーブルと椅子が並ぶとっても落ち着いた居心地の良い雰囲気。
ステージ上空を羽ばたいているムササビさんがとっても気になります(こゆの大好き/爆
実は、来月はここでバンバンがライブをする予定。きっと福島さんの渋い声がじっくり聴けるだろうなぁ!

ゲストボーカルの田辺育代さんは、ハスキーで迫力ある声がブルースによく合う。
最初に演った♪I Wonder ってブルーズィ~でイイ歌。ベッシー・スミスは私も大好き!
Careless Love はジャニスも歌った曲。
1st stage のラスト曲♪Trombone Butter ではvoc.とボーンとの絡みが楽しかった。


2nd stage の最初の曲♪After you've gone もステキな曲(そっかバンバンも歌ってた。
After you've gone and left me crying
After you've gone there's no denying
You'll feel blue you'll feel sad
You'll miss the dearest pal you've ever had

ダブルギターにウドベとボーンてゆう今回初めて見るジェントルのこれが正式な編成?
Cohさんのお腹の底から響いてるいい声と、ボーンがじっくり堪能出来る
正面に出てる時は堂々と、端で吹いてる時は冷静に?バンドの音をまとめてた。
ブラサキでは見れないMCも貴重。「ライブでは全然緊張したりしないんだけど、最近人見知りだってことに気づいたかも」てw
Shujiさんのギターは、すごくロマンティックな中に、スパイスみたいな狂気が少し混ざってるのを感じて時々ドキっとさせられる。
Cohさんは「盛り上がらない系」なんて日記に書いてたけど大いに盛り上がった
ひさびさ大好きなブルースをじっくり聴けて、身体に沁み入りました~。
こんな素晴らしい本格ジャズとブルースの宴が1000円で聴けるって謙虚すぎなチャージで申し訳ないくらいくらい

アンコールは♪Flat foot floogie メンバが忙しくてなかなか揃えられないせいか、
今回のライブはほとんど練習できない状態で本番を迎えたらしいんだけど、
「サビは○×△□で」って数字をゆって始めてた。どんな名曲も数字で表せる世界なのかな音楽って/驚
サッチモのアルバム内にも入ってて軽快で好きな1曲→here『Greatest Hits』
メンバ紹介の時、大型犬を2匹飼ってるというベースの方を呼んだあとにさり気なく「犬・・・」てゆったのが/爆
ライブ後はブラサキのアルバムが流れてた

追。
ユキサマも見に来てた。Coh「最後の曲です」に「え~~!!!」ってゆったのもどうやら彼らしいw
もしかしたらドラムを叩きたかったのかもしれません・・・(いやいや
Cohさんはやっぱり禁煙してるんだな。カラダのためにはそのほうが断然◎です。頑張ってくださいね~♪♪♪

ところで。次回のスナック宇宙のゲストが決定!なんとっ!ハマケンのニューデイ!!!
新年早々、大きな夢が叶ってしまった。謎のヴェールが今解かれようとしてます。
ハマケンとCohさんのボーン対決なんてのも見れたりするかな?期待大

■2009年2月20日(金)ブラサキpresents 「Snuck宇宙」at下北沢440
【開場】19:30 / 【開演】20:00
【前売】2000円/ 【当日】2500円(1drink別)
【出演】
・Bloodest Saxophone ・ゲストバンド : Newday
【前売受付】: 440前売予約専用電話 03-5481-4143(14:00~20:00)
【問合せ】:440(fourforty)03-3422-9440 世田谷区代沢 5-29-15 SYビル1F


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『天上の虹』

2009-01-24 15:43:20 | マンガ&アニメ
『天上の虹』里中満智子

派遣仲間のMKさんから借りたこの漫画を毎日夢中で読んでる。これもフシギな伊勢つながり。
いまのところ1~10巻まで読んだおおまかなあらすじを頑張って追ってみた。

舒明天皇の息子・中大兄皇子は中臣鎌足(のちの藤原鎌足)らとともに、政権を掌握していた蘇我入鹿を暗殺した「大化の改新」
叔父の軽皇子(かるのみこ)を孝徳天皇にたて、邪魔になりそうな者には謀反の疑いをかけて次々と殺してしまう。
(中には、妻・蘇我遠智娘(おちのいらつめ)の父・蘇我倉山田石川麻呂女や、孝徳天皇の息子・有間皇子もいる。)
遠智は発狂した後亡くなり、その娘・う野讃良皇女(うののさららのひめみこ。のちの持統天皇)は、
有間も慕っていたため「いつか父より身分が高くなってみせる」と心に誓う。

中大兄皇子は妹・間人皇女(兄妹で愛し合っていた?)を孝徳天皇の妻にし、遠智との娘である長女・大田、讃良を弟・大海人皇子(おおあまのみこ、のちの天武天皇)に嫁がせる。
孝徳天皇亡き後、母・宝皇女(皇極天皇・斉明天皇)をたてるが、母亡き後は、間人皇女が即位。
間人皇女も若くして亡くなり、ついに中大兄皇子は天智天皇として即位する。
弟の妻・額田王(ぬかたのおおきみ)を奪い、妻とする。

豪族から私有地をとりあげて国有地とし、その代わり政治に参加させたが不満も多く、
弟・大海人皇子の人気も高かったため、弟はいったん仏門に入ると見せかけ、讃良を連れて吉野に篭る。
兄には皇族を母に持つ息子がいない(跡取りになれない)ため、唐の最新文化にならって、
もっとも有望と思われる息子・大友皇子(おおとものみこ)を跡取りにたてるが、
日本古代最大の内乱「壬申の乱」で大海人皇子は圧勝、大友皇子は自殺。大海人皇子は天武天皇に即位する。
讃良は皇后となり、一人息子・草壁皇子(くさかべのみこ)を次代の天皇として育てつつ、
夫と高市皇子(たけちのみこ、天武天皇の息子)とともに専制政治を行う。

物語は次代にうつってきて、十市皇女(とおちのひめみこ、天武天皇と+額田王の娘)と高市皇子の引き裂かれる愛、
亡き姉大田の遺した子、大津皇子(おおつのみこ)、大伯皇女(おおくのひめみこ)らの跡取り争い、
加えて、新羅vs百済vs高句麗vs唐の油断ならない情勢は日本の運命をも深く関わっていて、
後半読むのが待ちきれない。


それにしても・・・・
父母が同じ妹と愛し合ってたり、娘を弟に嫁がせたり、現代じゃ想像もつかないくらい親子関係、親戚関係が上下乱れてぐちゃぐちゃだ
しかも、みんな10代の頃に嫁入りしちゃうから、そうとう物語が進んで「若いコはいいわね、未来があって・・・」て悩んでる十市皇女がまだ14歳って分かって、ええ゛っっ?!?
主人公・讃良にしても皇后になってまだ30歳なのに、もう達観してる感じ。
当時は政略結婚とはいえ、夫には何人もの妻がいて、何十人もの子どもがいて、本作でも描かれているけど
あらゆるタイプの女性、あらゆるタイプの生き様があるんだな。
この妻は身近なあの人に似てる、この女性はあの人に似てるかもなんて思いながら読むのも面白い。

伊勢つながりとしては、壬申の乱で勢いをつけたい大海人皇子が妻・讃良に天照大神が乗り移ったと演出し、
戦勝のお礼として、神宮を天皇家とのつながりを強調するためにも国内最大級の神社にしたこと。
天武天皇によって斎宮制度が確立されてからの初代斎王として、娘・大伯皇女が伊勢斎宮に下向したこと。
それから、まだ漫画には出てないけど、持統天皇は外宮で第1回の式年遷宮を行っているそうな。

今作には「万葉集」の歌が効果的に使われている。
里中満智子は史実だけじゃなく、歌から当時の様子、人間関係、人となりを想像して描いてるんじゃないかな。
額田王が元夫(大海人皇子)に詠んだ歌。
「あかねさす紫野行き 標野(しめの)行き 野守は見ずや 君が袖振る」
(紫草の生える野を、狩場の標(しめ)を張ったその野を行きながら、そんなことをなさって。
 野の番人が見るではございませんか。あなたが私の方へ袖を振っておられるのを。)
など、当時の恋愛、季節、事象を絵を見るように鮮やかに切りとった歌のかずかずは素晴らしい。


ほかにもこの時代を描いたマンガがあるとのこと。いつか読んでみたい。
▼長岡良子『古代幻想ロマンシリーズ・眉月の誓い』
▼『はいからさんが通る』、『あさきゆめみし』などを描いた大和和紀の『天の果て地の限り』は額田王の物語。

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