メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

安藤美姫優勝

2009-10-25 22:48:50 | フィギュアスケート
フィギュアGP 2009 ロシア大会 男女フリープログラム
▼男子
ジョニー・ウィアー:ジャンプ決まらず。同じジャンプを入れてはいけないってルールで真央ちゃんも減点されてたよね。コーチがお母さんみたいに世話してたなw
小塚崇彦:12歳の小塚くんカワイイ!プルシェンコに憧れてたんだ。♪ギターコンチェルト フリーもギター!しかも今度は、布袋寅泰!動きが固いけど、技術はたしか。一つ一つ丁寧に得点に繋げることを意識してたのかも。
次がプルシェンコ(26歳):♪タンゴアモーレ 4回転+3回転がふつうにできるんだね。さすが、オリンピックチャンピオンの自信。途中止まったりするプログラムでスタミナも上手く調整してた気がする。
2位の小塚との差が25点。これじゃ負けても納得しちゃうな。

▼女子
今ごろ気づいたけど、グループ内で最下位から滑っていくのね(遅っ
真央ちゃん:練習でできてるトリプルアクセルが本番でこない!曲も重苦しいし、今シーズン厳しすぎ!キス&クライでもうつむいたままなのがさらに心配。5位。
アシュリー・ワグナー:目立ったミスもなく。
アリーナ・レオノア:♪シカゴ ゴムマリみたいに弾んでスピーディー!この人のショースケートが見てみたいな。
安藤美姫:クレオパトラをイメージした黄金に光る衣装は今回一番綺麗!♪ローマ 転倒もあったがエキゾチックな振り付けはアーティスティック。シーズン初戦とあってみんな固い中での優勝。
アリッサ・シズニー:♪ドクトルジバゴ ララのテーマはいつ聴いても名曲。転倒あり。スピンの回転速度がハンパない!
ユリア・シェベスチェン:ショートはトップで通過。そのプレッシャーからかジャンプのミスが続いた。こうゆうパターンもショックだよね。

総合得点で争うGPファイナルへの進出さえ危なくなってきた真央ちゃん。
バンクーバーオリンピックにつながってるだけにヤヴァイ・・・
次は中国大会。放送は10月31日(土)夜11時00分~0時24分。また織田くんが見れる

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『虹をつかむ男 南国奮斗篇』(1997)

2009-10-25 15:52:26 | 映画
『虹をつかむ男 南国奮斗篇』(1997)
監督:山田洋次
出演:西田敏行、吉岡秀隆、松坂慶子、小泉今日子、哀川翔、田中邦衛、八木昌子、笹野高史、角替和枝、星野真理、倍賞千恵子、小籔千豊 ほか

▼上映作品
雪国
風の谷のナウシカ
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(映写機の故障で上映はされていない)

寅さんへのトリビュートがコンセプトだった第1作目に比べ、出演者がガラリと変わっている違和感と、
活男の熱い映画魂より、単にちょっと迷惑なおじさんになっちゃってて、2作目にありがちな中途半端感が強い。
お正月のお気楽ご気楽ムードにはいいかもだけど、今作と『釣りバカ』の2本立てだったとしたら
いくら西田敏行ファンでもちとキツいよね?
キョンキョンと翔さんの兄妹って設定が翔さんファンにはおいしいネタだけどw

story
酔って留置所に入ってる活ちゃんは、保釈のための身元引受人として亮を呼び出した。
秋葉のオノデン(!)で働いていた亮は、そこでも自分の能力が活かせてないと思えて辞めてしまい、
また父とケンカして家を出て、オデオン座を訪ねるが休館の看板。
活ちゃんは移動映画館をして今は奄美にいるらしい。
追っかけて島に行くと、東京で夢破れて子連れで帰省してきた節子親子と出会う。
活ちゃんはそこで同郷の松江と再会し、いい雰囲気に
一方、節子に惚れた亮は、熱血漢のアニキのパンチも怖がらず受ける。
島を離れる日、松江に別れを告げに家を訪ねた活ちゃんは迷惑がられ、亮もまたフラれてしまう。。


今作でも吉岡秀隆は、定職を持たずにフラフラとどっちつかずな東京のもやしっ子役が似合ってるw
キョンキョンとのキスシーンもあるけど、年齢差と子持ちのバツイチを理由にフラれてしまう。
今度こそ定職に就いて好きな人を守りたいと職業訓練所に通いだす。まあ3作目にはつながらなかったわけだけど
冒頭でわたしの好きな♪Brazil が使われてるほか、活ちゃんが♪バナナ・ボート を歌うシーンもあり

Harry Belafonte Day-O(Banana Boat)


全然余談だけど、「ねこです。」で始まるCMの声も吉岡秀隆だったんだ!驚×300

シャープのCM

昆布つゆ

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『半落ち』(2004)

2009-10-25 09:50:06 | 映画
『半落ち』(2004)
監督:佐々部清 原作:横山秀夫(「半落ち」講談社刊)
出演:寺尾聰、柴田恭兵、原田美枝子、鶴田真由、樹木希林、國村隼、西田敏行、吉岡秀隆、井川比佐志、田辺誠一、伊原剛志、高島礼子、奈良岡朋子、石橋蓮司、嶋田久作 ほか
主題歌:森山直太朗

半落ちとは警察用語で「一部自供した」と言う意味とのこと。
監督から抑えた演技を要求されたとゆう役者たち。最初の取調べのシーンから緊迫感が張り詰めていて、
最愛の妻を殺した男がその後空白の2日間何をしていたか、なかなか語らず物語を引っ張ってゆく。
元は人情味溢れる優秀な刑事だったって設定が、さらに突っ込んだ内部事情の深み、面白味を加えている。

タイトルもそうだけど警察用語などセリフの中で知らない言葉が多かったのと、警察内での隠蔽工作、
スクープにやっきとなる新聞記者との取引など、けっこう複雑で根の深い問題も多々浮き彫りにされてた。
原作者の横山さんが昔事件などを書く記者だった経験を活かして書いてる。
ほかにも、マンガの原作経験もあるって面白い。


DVD特典は、予告編、ポスター、舞台挨拶、出演者のインタビュー、ロケ地の紹介など詳細が分かる。
特に出演者のインタビューは、撮影当時か公開当時のものと思われ、それぞれが自分の役に溶け込んで
いろいろ考えながら役になりきり、1作ごとに役者も成長してゆくんだなってことまで分かる。
原作者のインタビューにも言われてたけど、役者それぞれの人生、価値観も反映されているんだ。

原田美枝子さんのインタビューで「子どもを持つ母親としては、子どもが自分より早く死ぬとゆうのはなによりツラいこと。殺してくれと頼むのは自分勝手かもしれないけれど、自分が分からなくなってしまっている状況だったら、同じ境遇に置かれた場合自分でもどうゆうか分からない」てゆってたのが残る。
豪華キャスティングもいいけど、原田の姉役に樹木希林てのはちょっと違和感

柴田恭兵は「あぶ刑事」のイメージがあって、当時ドラマを好きでよく見てたからどうしてもダブルw
伊原剛志がカッコよかった
吉岡秀隆は、今作では自身もアルツハイマーの父(元優秀な裁判長)を介護する裁判官役。
そもそも、そんな私情が入りやすい状況にいる人間が裁判に実際関わるだろうか?て疑問だけど。
「魂のない命は命じゃないんですか? それは誰にも裁くことなんかできません!」とかゆうセリフが効いてる。


自分の記憶が消えたり、ふつーに出来てたことが急に出来なくなったりする恐怖ってどれほどだろうか。
以前、大人の芝居『まとまったお金の唄』でも良々演じるお母さんが記憶障害のようになり、
大好きだった伴侶が亡くなってることを何度も忘れては思い出す度に、
亡くなった時と同じ悲しみを味わう辛さを語るセリフが切なかったのを思い出す。

わたしも「魂(自覚・意識・記憶)のない身体はすでに本人ではない」と思う。
ニンゲンも生身だから、限りある命。自分ではそう割り切れてても、本当にツラいのは周りなんだ。
変わらぬ姿なのに、一緒の記憶が欠落してる寂しさ。
「誰のために生きてるか」という質問に、わたしも「自分のため」と答えるけど、
わたしのせいで悲しむ人がいるなら、それはわたしの悲しみにもなり得るだろうから。


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