メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

カンプとラフ

2011-07-11 21:51:39 | 日記
図書館で借りたCDコーナー。引き続きクラシックのビギナー盤。

ウィーンの森の物語 ウインナ・ワルツ名曲集
グラモフォン・ホームコンサート・シリーズ。ネットになし。収録曲は以下の11曲。
ワルツは馴染みやすいし、明るく、華やかな気分になれる。
円舞曲≪ウィーンの森の物語≫、トリッチ・トラッチ・ポルカ、ピチカート・ポルカ、ポルカ≪狩≫、円舞曲≪南国のばら≫、アンネン・ポルカ、円舞曲≪皇帝円舞曲≫、ポルカ≪落雷と電光≫、常動曲、円舞曲≪美しく青きドナウ≫、ラデッキー行進曲

ガーシュイン:ラプソディー・イン・ブルー/クリーブランド管弦楽団
ガーシュインは楽しい ジャズに近いリズムや音が聴いてて飽きさせない。

僕たちの洋楽ヒット Vol.4 1970~71
ペピーノ・ガリアルディの♪ガラスの部屋 は、お笑い芸人のヒロシが使ってる曲だ

僕たちの洋楽ヒットVol.6 1972~73
カトちゃんのネタで有名な♪タブー が入ってる。
しかもわざわざ邦題が「ちょっとだけよ・・・」になってるしw


SMJ 全日本スキマ音楽(2011年7月8日OA)
ショートコントは、子どもに♪お弁当箱の歌 を熱く歌い上げる剛先生

フジフェスにサケも参戦?角田さんのハンパなライブ知識が毎回面白いw
SMJもフジを狙う?!「いや、サケにはオレ全く権力ないから」てハマケン/爆
東京03のライブならOKかも? アウトドア収録に意欲的な2人

スキマ音楽は、急にコードを増やして、QUEENのロック・オペラをギター1本で作った組曲!
ユニコーン♪大迷惑 ちっくにアレンジできるのか?!初のお持ち帰りで結果は次週持ち越し/驚
角田さんが次週までに楽器を覚えるとか、いろいろ意欲マンマンな2人。

「1行ラブソング」コーナーには700通もの投稿が来たんだとか!
「(構成の)大原さんじゃないの?」と一応確認してたしw


<今日の編集用語>

カンプ=comprehensive layout
広告や印刷などの制作において、制作物の仕上がりを具体的に示すために作られる見本のこと。

ラフ=rough layout
レイアウトの簡単なイメージを、とりあえず紙などに描いてみること。
自分の中で最終的な仕上がりのイメージを固めたり、クライアント(発注主)やデザイナーとの打ち合わせで互いの意図を確認し合うために使用される。ラフスケッチ、あるいは単にラフともいう。

カンプとラフの違いを「ラフはラフスケッチ。簡単なアイデアスケッチも含みます。
これに対して、カンプは完全なサンプルダミーを意味します」て説明してるサイトがあるな。

面割
紙面の割付作業。数多くある素材のなかから、どの記事と写真をどの面に入れるかを決める。

同じ言葉でも、会社によって微妙に違った意味で使われてたり、
ある作業のことを違う言葉でゆってたりするからややこしいよね。
ほんといまさらでスイマセン/滝汗


DTP・印刷用語集

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『ゴヤ』(1999)

2011-07-11 21:04:53 | 映画
『ゴヤ』(1999)イタリア/スペイン
監督:カルロス・サウラ 撮影監督:ヴィットリオ・ストラーロ
出演:フランシスコ・ラバル、ホセ・コロナード、マリベル・ベルドゥ、エウラリア・ラモン ほか

「渦巻きは人生に似ている」

trailer(音がヒドイ

病気で聴力を失い、ボルドーで病床にあるゴヤが、娘に自分の半生を語るという構成。
壁が透けていたり、原色の使い方が鈴木清順を思い出させる。
屋外シーンもロケを使わず、絵画のようなセットを使っていて、現実と幻想の境を曖昧にしている。
撮影したのは、ずっとベルトルッチ作品を撮りつづけていた撮影監督さん。なるほど迫力。

story
ゴヤは病床から1人寝巻きのまま起き上がり、黒衣の女に導かれるように通りに出てしまう。
「ここはどこだ?」
娘に見つけられて家に戻る。ゴヤは愛娘に看病してもらいながら、
自らの激動の半生を語って聞かせていた。

宮廷画家の地位を得て、サロンに通い、貴族の機嫌をとる40代のゴヤ。
黒髪の美女、公爵夫人と出会う。「あの女は危険だ、やめておけ」

彼女をモデルに夢中で絵を描く。朝晩つねに彼女を想っている自分がいた。
だが、彼女は謎の死を遂げる。ゴヤは「王妃の愛人ゴドンによって毒殺された」と推察する。
ゴドンは公爵夫人の愛人でもあり、権力欲の強い食えない男で、
公爵夫人の死後、その全財産を自分のものとした。

1807年、ナポレオン率いるフランス軍がスペインへ侵攻。
戦争に巻き込まれるスペイン市民に心を痛めたゴヤは、
『マドリード、1808年5月3日』、『巨人』などを描いた。
ボルドーに亡命し、部屋中に暗く、ブキミな絵を描きつづけ、
夜な夜な迫り来る黒衣の女の死の影におびえるのだった・・・


監督は、ゴヤと同じ生地であり、兄はゴヤの研究家にして画家でもあるとのこと/驚
本作は、撮影開始直前に死去した兄アントニオに捧げられている。

「想像力がなければ、人は動物と同じだ」

「わたしには3人の師がいる。ベラスケス、レンブラント、そして自然だ」

主役をフランシスコ・ラバルに決めた時点で、今作はほぼ成功したも同然だ。
ごつい風貌ながら、妻と娘をこよなく愛し、知的かつ情熱的、
祖国のために絵を描き続けたゴヤに見事になりきっている。
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