メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『学研まんが事典シリーズ 大音楽家伝記事典』

2011-07-08 23:30:09 | マンガ&アニメ
『学研まんが事典シリーズ 大音楽家伝記事典』
監修:ひのまどか
漫画:伊藤 良子 / 堀江 卓 / 江田 二三夫 / 山口 太一

4人の漫画家が描いている。昭和チックで子ども向けな画風もあって、ちょっと引いてしまうのもある
どの作曲家も家庭の経済状況がまず重要かも。
経済状況は、父親の職業で決まるけど、
貧しくても独学や人とのつながりで成功してる人もいる。

あらゆる困難もその後の人生につながる第一歩になってたりするから面白い。
なんだか両親や妻が先に亡くなったり、本人も若死にが多い気がするのは、昔の医療状況のせい?

やたらに長いメモなのでスルーお願いします

バッハ(1685~1750 ドイツ)〔バロック〕近世音楽の父
父は楽師。音楽家の家系。幼少時に父母死去→兄弟8人バラバラに→宮廷ヴァイオリン奏者→教会オルガン奏者→23歳宮廷楽師→32歳宮廷楽長→2度結婚して子どもは20人!→38歳カントルとなる。この時期の多忙が原因で晩年失明。2度の手術も失敗→65歳で死去

<代表曲>
♪ブランデンブルク協奏曲(6曲)、♪トッカータとフーガニ短調、♪管3弦楽組曲(第3番はG線上のアリア)、♪クリスマス・オラトリオ

<その他関連>
ハープシコード(チェンバロ)
クラヴィア(鍵盤)
オラトリオ=宗教的な物語を題材にした、大規模な劇音楽。オペラと似ているが、背景や衣装は用いない。
カントル=教会のための作曲・演奏、合唱団の指導、附属学校の教師も兼ねる大変な仕事。
ピアノ・フォルテ
カノン

ハイドン(1732~1809 オーストリア)〔古典派〕交響曲の父
貧しい家庭に生まれる。辻音楽師(今のストリート演奏だ!)、ピアノ教師→音楽家ポルポラに弟子入り→室内楽団へ→オケの楽長27歳→悪妻?!(妹と結婚するつもりが尼になったので姉と結婚した)→29歳オケの副楽長→楽長になり、30年間エステルハージ侯爵に仕えた→侯爵死後ウィーンへ

<代表曲>
♪告別(多忙すぎることを侯爵に訴えるため、1人ずつ演奏者が退場した)、♪天地創造、♪四季

<その他関連>
器楽曲=楽器だけで演奏する音楽。交響曲はオケで演奏する大規模な合奏曲。

モーツァルト(1756~1791 オーストリア)〔古典派〕音楽の神童
父は大司教の宮廷副楽長。6歳で宮廷で演奏したのが大評判→家族で演奏旅行。パリ、ウィーン、イタリア→大司教死後、新しい人は音楽に理解がなく、母と仕事を求めて旅に出るがみな冷淡→母が旅の疲れと孤独で病死。ザルツブルクに戻る→宮廷を出る→オペラ「後宮からの誘拐」が成功→コンスタンツェと結婚→「フィガロの結婚」大成功したが仕事は減りプラハで迎えられる→「ドン・ジョバンニ」大成功→父、子どもが死去→「魔笛」庶民のためのオペラを制作。♪レクイエム(死者のためのミサ曲)を書いて35歳で死去。どこに埋葬されたか不明

<代表曲>
♪アイネ・クライネ・ナハトムジーク、♪交響曲第41番「ジュピター」、♪魔笛

<その他関連>
メヌエット=17~18Cにヨーロッパで愛好された三拍子の舞曲。

ベートーヴェン(1770~1827 ドイツ)〔古典派~ロマン派・国民楽派〕
詳細は先日読んだ『この人を見よ!歴史をつくった人びと伝 17 ベートーベン』を参照。
かつらをつけずに周囲を驚かせた。

<代表曲>
♪ピアノ・ソナタ第14番「月光」、交響曲第5番「運命」、交響曲第6番「田園」

<その他関連>
ピアノ協奏曲=ピアノを独奏楽器として、オケが伴奏する器楽曲のこと。

シューベルト(1797~1828 オーストリア)〔ロマン派・国民楽派〕歌曲の王
父は校長。後のウィーン少年合唱団に入団→11歳コンビクト入学→サリエリに弟子入り→16歳兵役を逃れて教師に。1年間で150曲書く!→「シューベルティアーデ」グループ創設→ショーバーの家に居候し、大歌手フォーグルが歌って人々に広めた→仲間が楽曲を出版して売れた→一生独身で通し、31歳チフスで病死。「本当の友人を持つ者は幸せである。しかし、本当の友人である妻を持つ者は、もっと幸せである」と言った。敬愛するベートーヴェンの墓の横で眠る(ベートーヴェン死の1週間前に会えた)

<代表曲>
♪野ばら、「魔王」(ゲーテの詩から作曲)、♪ます、♪美しき水車小屋のむすめ、♪冬の旅、♪白鳥の歌

<その他関連>
コンビクト=王立神学校。オーストリア皇室附属の学校で、貴族や上流社会の子弟たちのものだが、聖歌隊のメンバだけは身分に関係なく入学できた。

シューマン(1810~1856 ドイツ)〔ロマン派・国民楽派〕
父は書店経営者で裕福な家庭。シューベルトを尊敬→旅行先でハイネに会う→姉の自殺を苦に父が亡くなり家計が逼迫。法律家の勉強→パガニーニに感動(20歳)→ピアノの練習で指を痛めた→クララと結婚(演奏中に乳をやってた!)→精神分裂病で自殺未遂→44歳入院→46歳死去。クララはブラームスの協力で夫の曲を世に広めた。

<代表曲>
♪トロメライ、♪謝肉祭、♪子どもの情景、♪詩人の恋

ショパン(1810~1849 ポーランド)〔ロマン派・国民楽派〕
父はフランス語教師。6歳からピアノを習い、8歳で作曲→19歳ウィーンで大成功→2度目のウィーン滞在時に祖国ポーランドが革命に巻き込まれる→パリでジョルジュ・サンドに会う→結核→サンドの誘いでマジョルカ島で静養→39歳で死去

<代表曲>
♪別れの曲、♪革命のエチュード、♪幻想即興曲

ワーグナー(1813~1883 ドイツ)〔ロマン派・国民楽派〕オペラの巨匠
父は警察関係。病死。母が俳優と再婚→義父から芝居について学ぶ→義父死去→翻訳家の叔父に引き取られ文学を学ぶ→半年間だけ学校で作曲を学ぶ→19歳地方のオケ指揮者などして転々→23歳女優のミンナと結婚→「ライト・モチーフ」を考案→「リエンチ」の大成功で楽長に→「さまよえるオランダ人」完成→「ローエングリン」→革命に参加。リストの助けでスイスへ→「ニーベルングの指輪」→ミュンヘン18歳の王に招かれる→オペラに大金を使いすぎてスイスへ→妻急死→リストの娘と再婚→バイトイト祝祭劇場完成→心臓発作で死去

フォスター(1826~1864 アメリカ)〔ロマン派・国民楽派〕アメリカ民謡の父
独立記念日に生まれる。父は実業家→事業に失敗して転々→学校嫌いの勉強家→黒人音楽に感動→♪おお、スザンナが大ヒット。ゴールド・ラッシュの人びとの愛唱歌に→ジェーンと結婚→ミンストレル・ショーのために作曲♪スワニー川、♪ケンタッキーのわが家→NYへ。1年後帰る→2度目のNY→南北戦争→詩人ジョージ・クーパーと会う→肺結核で死去37歳

<代表曲>
♪夢見る人、♪草競馬、♪故郷の人びと、♪金髪のジェニー

<その他関連>
フラジョレット

ブラームス(1833~1897 ドイツ)〔ロマン派・国民楽派~近代〕
父はオケのコントラバス予備員で貧しい家庭。ピアノ演奏会10歳→家計のため12歳で酒場でピアノを弾く(独身で通した原因)→レメーニとの演奏旅行で調律していないピアノで半音上げて弾ききったのが有名→リストとシューマンに会う。シューマンを敬愛→20歳作曲家としてスタート→43歳最初の交響曲を書いた遅咲き→質素な暮らしで通して63歳死去

<代表曲>
♪アルトラプソディ、♪交響曲第1番、第2番、♪ハンガリー舞曲

チャイコフスキー(1840~1893 ロシア)〔ロマン派・国民楽派~近代〕バレエ音楽の最高峰
父は鉱山監督で裕福な家庭→真面目に勉強して法務省へ→21歳音楽院→23歳作曲家に→ニコライ・ルビンシティンと親友に→バレエ音楽3つ書いた→フォン・メック夫人がパトロンに→53歳コレラで急死

<代表曲>
♪白鳥の湖、♪くるみ割り人形、♪眠れる森の美女、♪交響曲第6番「悲愴」

ドヴォルザーク(1841~1904 チェコ)〔ロマン派・国民楽派~近代〕民族音楽の英雄
父は肉屋&宿屋。教会でいろんな楽器を習う10歳→15歳肉屋の免許をとる→内気でききわけのよい息子を哀れに思った父がプラハのオルガン学校に入学を許す→プラハのオケに入り、スメタナと会う→ブラームスほかの推薦で奨学金をもらう→歌手アンナと結婚→51歳でNY音楽院院長→62歳で死去

<代表曲>
♪スラブ舞曲、♪交響曲第9番「新世界より」、♪チェロ協奏曲

ドビュッシー(1862~1918 フランス)〔ロマン派・国民楽派~近代〕印象派
父は瀬戸物屋。額の骨腫瘍がコンプレックスで内気→転々と親戚をたらい回し→父の姉のもと(カンヌ)でピアノを弾く→父が革命で投獄→パリ音楽院入学10歳→お城でピアノを弾く仕事→フォン・メック夫人がパトロンになり、ヨーロッパを旅行→ローマ賞受賞→印象派のグループに参加→オペラ「ペレアスとメリザンド」が絶賛されレジオン・ドヌール受賞

<代表曲>
♪海、♪ベルガマスク組曲、♪子どもの領分、♪亜麻色の髪の乙女

<その他関連>
カンタータ=声楽曲の形式のひとつ。独唱・重唱・合唱と器楽伴奏からなる。

滝廉太郎(1879~1903 日本)〔ロマン派・国民楽派~近代〕
父は役人(伊藤博文の秘書もした)→教会で楽器や歌曲に親しむ→いとこ滝大吉(西洋建築家)が父を説得して上野の音楽学校に入学→上京して芝唱歌会(♪夏は来ぬの作曲家・小山作之助音楽教室)で受験勉強し、音楽院に最年少で入る→文部省が選ぶ3人のドイツ留学生に選ばれる。留学の前に♪春 など作曲→歌曲集「四季」出版→ドイツへ行き、オペラを観た帰りに風邪をひく→結核と分かり1902年帰国→1903年に24歳で死去

<代表曲>
♪荒城の月、♪お正月、♪桃太郎、♪鳩ぽっぽ、♪雪やこんこ

<明治維新後の日本の音楽>
アメリカからメーソンが来日。日本最初の唱歌集を作る。♪
ちょうちょ、♪ほたるの光、♪あおげば尊し、♪かすみか雲か、♪庭の千草などヨーロッパ民謡に日本語歌詞をつけた。
1887年東京音楽学校設立(のち東京美術学校と併せて東京芸術大学に)

バルトーク(1881~1945 ハンガリー)〔現代〕
父は農学校の校長+母はピアノ教師。天然痘のせいで15年間皮膚にアザが残った。その間に楽器を覚えた→7歳の時、父が他界→音楽都市ポジョニに住む→11歳♪ドナウの流れ→♪18歳音楽院入学→ライバルのコダーイに触発され民謡採集をはじめる→資金作りのために「二十のハンガリー民謡」を出版→26歳ピアノ科教授に抜擢→28歳マルタと結婚→第一次世界大戦→40歳で離婚→ディッタと再婚→演奏旅行大成功→第二次世界大戦→アメリカ亡命60歳→白血病で死去64歳

<代表曲>
♪ルーマニア民族舞曲、♪ミクロコスモス、♪オーケストラのための協奏曲

<その他関連>
楽節構造=曲を構成する木曽となるもの。大楽節、小楽節などの単位にわかれる。
フォノグラフ=エジソンが発明。音をロウ管に録音し、再生することができた。


<音楽史>
music=ムーシケーというギリシア語が語源。

▼古代音楽
エジプト・メソポタミアの遺跡から楽器の絵が描かれた土器出土。オリンピックでは芸術も競われた。

▼中世音楽
聖歌をまとめて「グレゴリオ聖歌」として教会で歌われた。
楽譜がなく耳コピの状態から楽譜に書き留めるようになった。
吟遊詩人が現れる。フランス、ドイツ。

▼ルネサンス
音楽を宗教的なものから解放し、人間の自然な感情を自由に表現しようという動きが盛んになる。

バロック(17~18C初)バッハ、ヘンデル
「ゆがんだ真珠」の意。声楽と器楽が区別されてた。
1600年からイタリアなどでオペラが生まれ、ヨーロッパに浸透。
オルガン、ヴァイオリンが完成。1711年ピアノ・フォルテ完成。

▼古典派(18~19C初)3大音楽家ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン
ソナタ、交響曲、協奏曲が確立。現在最も古いオペラ「オルフェオとエルディーチェ」1762年。

▼ロマン派(19C)シューベルト、シューマン、ショパン、ワーグナー

▼新古典主義 ブラームス

▼国民楽派 チャイコフスキー、ドヴォルザーク

▼近代・現代(19C~第一次世界大戦が近代、その後が現代)ドビュッシー、バルトーク

▼アメリカ フォースター
1620年ヨーロッパ音楽伝来。

日本
〔大和時代〕唐楽、舞楽
〔奈良時代〕雅楽
〔平安時代〕舞楽+雅楽
〔鎌倉時代〕声明(しょうみょう)仏教音楽、民衆音楽、猿楽、田楽、平曲
〔室町時代〕能楽(観阿弥・世阿弥)
〔江戸時代〕筝曲(そうきょく)、尺八、三味線
〔明治時代〕洋楽 滝廉太郎、山田耕作♪赤とんぼ

<その他の音楽家>
アントニオ・ヴィヴァルディ
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
カール・マリア・フォン・ウェーバー
エクトル・ベルリオーズ
フェリックス・メンデルスゾーン
フランツ・リスト
ジュゼッペ・ヴェルディ
ヨハン・シュトラウス二世
シャルル・カミーユ・サン・サーンス
モデスト・ムソルグスキー
グスタフ・マーラー
セルゲイ・ラフマニノフ
アルノルト・シェーンベルク
モーリス・ジョゼフ・ラヴェル
イゴール・ストラヴィンスキー
ジョージ・ガーシュイン

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『アトムポケット人物館 ピカソ』

2011-07-08 23:17:15 | マンガ&アニメ
『アトムポケット人物館 ピカソ』(講談社学習コミック)
岩崎こたろう/画 杉原めぐみ/作 大高保二郎/監修

『アートコミック まんが西洋美術史3』で概略は分かったから、
もうちょっと突っ込んだところまで描かれてる本書を借りてみたv
岩崎こたろうさんの絵は特徴をとらえていて、クセがなく、物語に入りこみやすかった。
アトムの部分も同じ人が描いたのかな?驚


<ピカソの略歴>
マラガに生まれる。スペイン南部の地中海に面した、太陽の輝く温暖な土地
父は画家
ラ・コルーニャに引っ越し→美術学校で父から絵を学ぶ

妹コンチータ病死
14歳のパブロの絵に感動して父は絵を止めた
バルセロナの美術学校の上級クラス試験合格
『科学と慈愛』が入賞

マドリードの王立アカデミーに進学
学校をサボって仕送りを止められ倒れた
故郷で夏を過ごす
1900 居酒屋で初個展

友人カサヘマスとパリへ
モデルに失恋した友人カサヘマスが自殺
『人生(ラ・ヴィ)』など「青の時代」
「すべての色の中で、青こそ本当の色だ」と言った。
当時は売れなかった

洗濯船にフェルナンドと住む
『アルルカンの家族と猿』など「バラ色の時代」
次々売れた

アフリカ彫刻に感動
『アヴィニヨンの娘たち』など「キュビズム」
誰も買わなくなった

南フランスでアンベール(エバ)と暮らす
パピエ・コレ(貼り紙)などに挑戦
1913 父死去
1914 第一次世界大戦勃発。スペインは中立で召集されなかった
1915 エバ結核で死去

1917 ジャン・コクトーとローマへ→サティのバレエ『パラード』大成功
1918 ロシアバレリーナのオルガと結婚
1921 長男パウロ誕生

1935 マリー・テレーズとの間に長女マリア誕生
写真家ドラ・マールと出会う

1936 スペイン内乱
1937年に開催する万博の壁画を頼まれる

ドイツがスペイン小都市ゲルニカを空爆
その2ヵ月後『ゲルニカ』公開

1939 第二次世界大戦勃発
ユダヤ人の古い友人マックス・ジャコブは収容所で死去

1953 南フランスのヴァロリスで暮らす
1949 共産党の依頼で鳩のイラストの世界平和会議のポスターを製作。以来、「鳩=平和」のイメージが世界で定着した
女流画家フランソワーズ・ジローが次女&次男を連れて家を出る

1961 ジャクリーヌと結婚

1963 秘書サバルテスが死ぬまでこだわったバルセロナにピカソ美術館開館
1968 サバルテス死去
1973 ピカソ91歳で死去

1981 ピカソ生誕百年記念に「ゲルニカ」はスペインに返還された

未発表作品が4万点残された。描いた絵は全部で8万点
ベラスケスの『メニーナス(宮廷の女官たち)』を何度も模写し、自分流に描いた。
ビュフォン「博物誌」の挿絵を描いた。

<その他関連>
マチス:ライバル
ゴヤ:反骨精神を受け継いだ
映画『ミステリアス・ピカソ』


長年の友人でもあり、秘書でもあったサバルテスが「彼は一人では生きられない男だ」ってゆうセリフがあるけど、
何人もの女性と暮らし、子どもをもうけた、そのパワーにビックリ/驚
長生きして、人生を謳歌したイメージがあるが、長く生きるということは、
親しい友、愛する人の死を何度も経験したということでもあるよね。

以前、どこかで開かれた「ピカソ展」に行って、その時の目玉だった「ゲルニカ」を見て衝撃を受け、
その時買ったポストカードを今でも大事に持っているv
絵と同様、長くて定形外な大きさだし、絵柄から手紙として送るには重すぎるしね

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『明治の洋館24選~関東の名建築を訪ねて』

2011-07-08 22:48:02 | 
『明治の洋館24選~関東の名建築を訪ねて』(淡交社)

リンク先の目次にある通り、これまで行った洋館もずいぶん載ってたけど、
まだまだ未チェックのもあるから、また時間が作れたら見に行ってみたい♪
まあ、こんなに殺人的な暑さだと、また熱中症でふらふらになる可能性大だし、
これから蚊の季節も到来するから、庭園とかゆっくり見ていられないのが残念だ。

旧乃木邸

郷土館(旧日本赤十字社埼玉支部社屋)

グランドプリンスホテル高輪貴賓館

<その他気になる用語>
ハンマートラス

切妻屋根=
最頂部の棟から地上に向かって二つの傾斜面が本を伏せたような山形の形状をした屋根。

アカンサス=
キツネノマゴ科ハアザミ属(アカンサス属 Acanthus) の植物を総称。

ハーフティンバー=
柱・梁(はり)・筋違(すじかい)などの 骨組みを外にむき出しにし、その間に煉瓦・土・石を充填して壁とする西洋木造建築の 様式。イギリス・フランス・ドイツなどにみられる。

ピナクル(飾り塔)

ペディント(上部飾り)

擬洋風建築=
明治時代初期に西洋の建築を日本の職人が 見よう見まねで建てたもの。

弁柄色=赤土の色

ペンダントライト
コード・チェーン・ひも等で天井から吊り下げられる照明器具。
「引っ掛けシーリング」と呼ばれる器具に取り付けるものが一般的。

花頭窓(かとうまど)
窓枠の頭部は火炎を思わせる曲線なので、「火灯窓」とも書きます。 「花頭窓」は日本人には大変好まれた「窓」で、わが国では寺院、城、住宅など色んな建築に取り入れられました。時代が下ると「書院窓」とも呼ばれるようになりました。

ファンライト
カーペンターゴシック
アメリカ独自の建築様式で、新大陸で身近に手に 入る材料と技術を使ってより貴族的なヨーロッパのゴシック様式を修正したものである。
竿縁天井=伝統的な和室の天井形式の一つ。
ハーフティンバー=
柱・梁(はり)・筋違(すじかい)などの骨組みを外にむき出しにし、その間に煉瓦・土・石を充填して壁とする西洋木造建築の様式。イギリス・フランス・ドイツなどにみられる。
スティックスタイル=
一種のハーフティンバーで、柱や梁や筋違いの隙間をプラスターなどで埋め、視覚的に木造の骨組みをそのまま表した、線的構成を基調としたデザインのこと。

猫足家具かわいい・・・

辰野金吾
東京駅とかいろいろ建築した人なんだな。また改めて深く知りたい。
ジョサイア・コンドルさんも要チェック。



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