メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

「心の中のベストフィルム~『ラスト・ワルツ』(1978)」

2014-09-27 17:37:40 | 映画
『ラスト・ワルツ』(1978)
監督:マーティン・スコセッシ 出演:ザ・バンド ほか

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感想メモは「notes and movies」カテゴリーからの抜粋です。

1976年11月25日に開かれたザ・バンドの16年間にわたる活動の最後であるライブと、
その後のメンバたちのインタビューで構成された感動の1本。

サンフランシスコのウィンターランドにて、まずアンコール映像から始まり、
ロニー・ホーキンスからディランまでルーツを担うミュージシャンの顔ぶれが揃っている。

その合間に入るオフロードの打ち明け話、ゲストミュージシャンとの出会い等々。
音楽とは、突然生まれて、機械から流れてくるものじゃなく、
そのメロディを生み出し、歌い続ける人間たちの日々の暮らしがあるんだってやっと知った気がする。




こんなに人間臭いバンドを今まで見たことがなかった。
'70とは一体どんな時代だったのかは、実際その時代に青春を送った者にしか分からないだろう。
アメリカ文化の真髄も、日本人には本当に理解することができないのもとても残念に思う。


先ごろ行われたディランの何十周年記念ライブで、ザ・バンドの面々が皆元気にプレイしていたのを覚えている。

「音楽界で素晴らしい連中がこの世を去っていった。そんな人生は不可能だ」(ロビー・ロバートソン)

あんなに根っこまで音楽家な人間の集まりも珍しい。
個性のぶつかり合いで16年間、同じメンバでやってきたこと自体すごいと思うが、
始まったことは、いつか必ず終わる時が来る。

メンバ全員、楽器が弾けて、ヴォーカルスタイルをもって歌えるバンド。
人間味あふれ、心に染み渡る音を聴いて、その素晴らしさを再発見した。

彼らのつくり上げた音やスタイルは、現在も私たちの心をとらえて離さない。
1シーンごと、全体の流れなどに、スコセッシがいかに工夫を凝らして、精魂込めて、
バンドの締めくくりを完璧に飾ろうとしたかがひしひしと伝わってくる。珠玉の1本

これは、ライヴビデオの最高峰。これを観て、ヴァン・モリソンも、ドクター・ジョンも知った。



ロビーがセクシーなことったら!

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「心の中のベストフィルム~『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』(1970)」

2014-09-27 17:15:20 | 映画
『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』(1970)
監督:マイケル・ウォドレー、マーティン・スコセッシ
出演:ジョー・コッカー、ジミ・ヘンドリックス、サンタナ、ジョーン・バエズ、ジャニス・ジョプリン ほか

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感想メモは「notes and movies」カテゴリーからの抜粋です。

結局ラストはジミヘンのアメリカ国歌で締めたわけだけど、他にももっと出演者はいたはず。
初日に来たジャニスもプレイしたはずだし、本に書いてあった通り彼女のアクトが
映画、資料としての映像で残っていないのはなんとも残念。
やはり一番の圧巻はジョー・コッカーだな。とにかく天にも届くあのバラッド、あの叫び、あのリズム

 


主催者が集まった連中と同じく若い青年なのにまず驚かされる。
ステージ建設の始まりから、次第に集まる群衆、それが一大イベントとなり、誰も止められない前代未聞のニュースとなった。

雨が降っても人々の興奮はおさまらない。みんな口々に言う

"We're helping each other, and loving each other"

この言葉が強調されてる。
観客の視点からとらえているのがイイ。
プレイヤーにはまた別の物語りがあっただろうし、そちらも興味深いけど。


何十万人がアメリカの三大都市の一画に集まり、大した設備もない場所で、ほとんど暴動らしきものもなく、
平和的にことが運んだってだけで、もうこれは驚きに値する。

いろんな伝言、求婚、出産、親に電話しろだのメッセージが飛び交って、周囲の住民の反応も様々。
同じ歳の子どもを持つ人々は歓迎していたんだね。実際はもっと大混乱してたはず。
ドラッグ、酒、フリーラヴ、ピース、ファンタスティックなミュージック・フェスティヴァル。
個人的には、加わるにはハードすぎるなと思うけど


『モンタレー・ポップ・フェスティヴァル』もウッドストックと同じくらい大規模なフェスだったらしいけど、
そちらも全体的な映像を映画化した映像はないのかな?

ヴェトナム反戦、自由を訴える若者たちの、古い体制、古い価値観への反発運動でもあったこのフェス。
でも、参加者にはそれぞれの思いが十人十色あっただろうし、それで何を得たのかな?
20年経った今、個人個人どう変わったのかも知りたい気がする。
もう2度とこんな巨大規模の奇跡は起きないだろうし。

(各ミュージシャンのパフォーマンスの感想も書いてあったけど長いから省略しました

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「心の中のベストフィルム~『イナゴの日』(1974)」

2014-09-27 16:41:45 | 映画
『イナゴの日』(1974)
原作:ナサニエル・ウエスト 監督:ジョン・シュレンジャー
出演:ドナルド・サザーランド、カレン・ブラック、ウィリアム・アザートン ほか

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感想メモは「notes and movies」カテゴリーからの抜粋です。


「ときどき全てを破壊したくなるんです、神よ」

とても観念的。
昔ほどスターが天上の人みたいに崇められなくなったけど、ハリウッド“映画の都”はまだまだ健在。

タイトルは、イナゴが満月に群れて飛ぶごとく、ハリウッドスターに群がり、正気を失う群衆を意味してか?

興奮した人々は、彼をまつりあげて運んでゆく。まるで処刑場に連れていかれるキリストのように。
狂った群衆が、まるで自ら描いた壁画の眼のない叫んだ顔に見えて、突然サイコホラー化する。

美術監督が「僕らは紙芝居の裏方みたいだ。時々空しくなるよ」と言いながらも、
それで勝ち得た屋敷は気に入り「妻はオマケだ」とも言う。
それを羨ましそうに見るトッド。こうゆう細かいシーンもイイ。



『ミスター・グッドバーを探して』で注目したW.アザートンがこんな大作の主役張ってたなんて
最初ウスノロな役で、ラストはやはり美味しいところをもってくサザランドと、寄り目っぽい美女カレンの豪華キャスト。

重いテーマにサッチモの軽快な♪JEEPERS CREEPERS が空虚に響く。
同監督の他作品もチェックしたい。


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topics~2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』に内藤剛志さん出演決定!

2014-09-27 12:45:04 | 日記
最近の気になるトピックス。

先日の『背信』でもらったフライヤーで気になったもの。

 

「Nextでは環境を考え、劇場で回収されたチラシをリサイクル処理しています」

っていいアイデア。まあ、家でも紙は古紙回収に出すけれども。


2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』に内藤剛志さん出演決定!


来年はどうしよう・・・って思っていたけど、これは見なきゃ/嬉
内藤さんは、椋梨藤太(むくなし とうた)という、主人公とは敵役らしい。
吉田松陰の末妹の話ってことで、また佐久間象山先生にお目にかかれるかもしれない期待大。

もう2016年の大河まで決まってるんだね/驚×5000
脚本は三谷幸喜さんだし、長谷川博己も出演。え?鈴木京香さんと交際中?驚
実生活でも『セカンド・バージン』(言い方が変です

しかも、真田幸村の話ってことで、また長野が注目されそうv
『風林火山』の山本勘助以来か。あの時は内野聖陽さんもお墓参りに来たとかゆってた気が・・・。
今なら見たかった!て思うけど、当時は大河も内野さんもよく知らずに残念

改めて、戦国時代と、幕末は歴史ものとしては鉄板なんだなぁ。


全てが希少価値!A級自然保護区の美しきアイランド「ロットネスト島」


クォッカかあいい・・・基本、手が前に垂れてる生き物は大好きです
こうした宣伝によってリゾート化が加速して、ヒトに荒らされませんように/祈


映画「ジャージー・ボーイズ」
“伝説の4人組バンド、ザ・フォー・シーズンズの真実の物語。”
「あさイチ」のいつも楽しみにしているグッチさんのエンタメコーナーで超オススメしてた1作。
私の大好きな♪君の瞳に恋してる も存分に聴けそうv

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ワオ! クリストファー・ウォーケンが出てるっ/狂喜


ブルームーンカルテットのコウさんも大絶賛@ジャズ喫茶「SWING」

「ブラッディストサキソホンのトロンボーン奏者、cohさんのお店、渋谷スイングにきました。 良すぎた。」ってつぶやき発見v

後ろには、渋い写真が飾られたりして、インテリアもどんどんオシャレになってる
Cohさんのジャズ的美的センスが滲み出てますv


「lyrics」もアップしました。


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