メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『ビリギャル』(2015)

2017-02-15 14:16:46 | 映画
映画『ビリギャル』(2015)
監督:土井裕泰
原作:坪田信貴 『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊)
主題歌:♪可能性/サンボマスター

出演:
有村架純 工藤さやか
大内田悠平 工藤龍太
奥田こころ 工藤まゆみ
田中哲司 工藤徹
吉田羊 工藤あかり

伊藤淳史 坪田義孝
あがた森魚 峰岸誠
安田顕 西村隆
ほか


哲さん出演てことで気になってて予録し、やっと観ました
羊さんと夫婦役なんて、なんか新鮮

田中哲司さん出演作まとめ

所々で流れる歌もイイ



あらすじ(ネタバレ注意
子どもの頃のサヤカの夢は「友だちができること」
父の夢は、弟リュウタをプロ野球選手にすること
自腹で送迎バスを買うほどで、サヤカと妹マユミのことはほったらかし

(いきなり幟観て笑ったw


 

担任「いじめはない 長いものには巻かれてください」
母「それがこの学校の教育方針なんですか?」
母はサヤカを転校させたが、やはり友だちは出来なかった

「あの制服可愛い」と言ったのをきっかけに
「じゃあ、受けてみる? サヤカがワクワクすることだけして生きればいいの

私立明蘭女子中学に入学


そのままエスカレータ式に高校に行き、成績最低クラスに振り分けられた


(あんなつまらない授業やってるから無視されるんだよね
 高い教育費払ってるのに、淡々と教師の話を聞くだけの受動的で、ルールに縛られた上下関係

高校2年の1学期
担任・西村がタバコを見つけ、他に誰が吸ったか教えたら退学を免除してやると言われるが言わなかった
サヤカだけが無期停学処分になる

「私の人生そんなもんしょ」
母「他の大学受験してみたら?」

そして青峰塾に来て、坪田に出会う
金髪ギャルに驚くが、偏見なく迎える
当時、偏差値30で学年ビリ(偏差値のシステムが今でも分からないんだよね



学力テストやったら0点 でも、すごい褒める教師
「東大にしない? じゃ慶応は?」「なんかカッコいい男いそう」「じゃ慶応に決めちゃおう」
「まず、書いて、“行くんだ!”て言ってるうちに願いが叶う」って、こないだそんな本読んだな

サ「サヤカね、ケーオー行くことにした」
母「え? どのケイオウ?」w


小4レヴェルだから、小学生ドリルから始める
完全個別指導で、自信をつけさせて、新たな課題を克服させる方針はイイね 
「スゴイね、今日は1つ正解があったよ!」

東西南北も分からないサヤカに、「1円も出さない」という父
母「私のパートで賄います」

父が母アーちゃんに月3万円しか渡してないと坪田にこぼすサヤカ

入塾面接に来たレイジ 3代続く弁護士家庭で、父から弁護士になれと厳しく言われている


「でも、やればデキるコなんです」

「やればデキるってよくないですよ やっても出来なかったら
 自分の無能を証明することになりますから 子どもはますますやらなくなります」

(まずは親の教育からだな

「死んでもあいつの思い通りになんねーぞ」とゲームにのめりこむレイジ
「すっごい復讐の方法、思いついちゃったんだけど」

(坪田さん、児童心理学も学んでいるのでは?
 目的は学校へ入れることじゃなくて、自信をつけさせること
 自分で自分の行く道を決めて、自立させること


サヤカに慶応の魅力を「モデルや女子アナになる率も高まる」とアピール
いきなり英語、小論文、日本史に絞った勉強に入る

「勉強サボったら罰ゲームだよ」
b動詞が言えずに、つけま禁止(b動詞とかがもう古いと思う 日本の英語教育・・・

夏休み中に中学英語を終わらせたら、ロン毛だった頃の写真を見せると約束
友だちの約束も守りカラオケに行きつつも勉強するってスゴイ


中部日本大会で優勝したリュウタを祝う父(子どもに優劣つけるのもイヤだねえ
「スカウトされとるから、来年は甲子園だな」
弟に対抗するように勉強するサヤカ 父の愛情に飢えてるんだな



おかげで3週間で100点!
髪が長かったってレヴェルじゃないじゃんww
大学の交換留学でニュージーランドに行っていた
(みんな勉強してるところで面談するのも作戦なのかな



坪田も学校と合わなくてよく叱られていた
求人誌でたまたま見つけて塾講師になった

「学校は学力も性格も違う子どもをひとまとめに教えるから、
 僕みたいに授業についていけない生徒がたくさんいる
 でもここなら、1人1人の個性に応じて教え方を変えられる
 もっと生徒の能力も引き出せる」


(だったら、義務教育+高い私塾のダブル教育費より、私塾の講師を学校に迎えるとか

そうじのおじさんに見えた男性は塾長だった
「あの人のためにも結果を出さなきゃって思ってる」


停学明けて授業に出て寝ていると、西村は机を叩く
西村「お前みたいなクズがなにが慶応だ」
友「じゃあ、受かったら?」
西村「全裸で逆立ちして校庭1周したるて」
「工藤サヤカは慶応大学に合格します!」宣言


小論文が苦手なサヤカに芥川龍之介の読書を薦める坪田

母「リュウタにプレッシャーかけすぎでは?」
父「それに打ち勝つのがプロだでなあ」
母「あなたとサヤカはよく似てます 不器用でいじっぱりで」
父「わしは口答えする女が大嫌いなんだわ」

 

レイジにどうして勉強するようになったか聞くと、坪田の言う復習はゲームに例えて
「大学に入り、司法試験に受かって、弁護士にならないって最高の復讐じゃない?」
生徒に合わせるためにゲーム、アイドルなどのことをハンパなく勉強していることを知ってるレイジたち
「お前もすげーじゃん 平気でバカさらして お前がいるからオレも頑張れてる」


坪田が担任・西村といる


「ウチの学校は、エスカレーター式に大学に行くのが基本で、他大学を受験するのは歓迎できない
 おたくの塾は経営難で、劣等生をかき集めているそうですね
 ウチの工藤をそそのかすのはやめてください」(何、この派閥争い

「慶応合格の偏差値70は、上位2% 工藤は最下位の2% 工藤に出来るわけがない」


僕はダメな生徒なんていないと思うんです ダメな指導者がいるだけですよ
 サヤカちゃんはクズじゃない! 可能性にあふれる最高にステキな女の子です
 だから止めてください クズって言われた生徒は、本当にそう思い込んじゃうんです」


家の壁中にメモを貼って頑張るサヤカに気づきはじめる父



(やっぱ歴史は、マンガや映像で学んだほうがストーリー性が分かって頭に入るよね
 高校の歴史も超ダルかった 念仏のようにただ教科書を読む教師
 飽きてる生徒を無視して、覚えようが、覚えまいが関係ない感じが丸見えで

「サヤカも賢くなって先生みたいになろうと思った
 他人の未来のために必死で頑張れる人」

母は坪田にお礼に行くと

「でも、あれだけ頑張れるのは、お母さんがサヤカちゃんに本気で愛情をかけているからです」
「私は母親に叱られてばっかりで、だから子どもにはワクワクすることだけやらせたいんです」

(負の連鎖を子どもに繰り返さなかったのが素晴らしい
 劣等感から子どもに期待を押し付けるパターンのほうが多いからねえ

「学力は伸びているが、スタートが遅すぎた 今のままでは慶応合格に間に合いません」
(そもそも学歴重視社会を見直さないとね


「週6日コース」にするため、サヤカとマユミのための定期預金を解約して
夜も働くとマユミに相談する母 快諾するマユミ
それを聞いたサヤカは責任を感じる

「足りない分は親戚に頭を下げて借りたそうだよ
 “受かる、受からないは関係ない サヤカは塾に来てからずっとワクワクしている
 それだけで充分なんだって” そのお金の重み分かるよね」


温泉に誘う友だち

「うちらもうサヤカと遊ぶの止めるわ 私たちと遊んでるのムリしてるでしょ?
 誰に何言われても平気で頑張ってるサヤカ超カッコいいよ」
「うちらもボチボチ、本気になれるもの見つけなきゃね」

やっと本当の友だちができて泣くサヤカ


高校3年 春
サヤカは授業を聞かずに『蟹工船』読んでる!
「社会は不条理と矛盾に満ちてるよねえ」(気づいたか

「自分の意見を書くだけじゃただの作文だ
 小論文では、反対意見も想定した上で意見を主張しないと高得点は望めない
 ニュースもチェックして時事問題にも詳しくなれ」

 
(散々勉強して、行き着く先が「ブラック企業」や「過労死」「過労自殺」だもんね

サ「一流企業で、CMとか流して、何を信じて会社選べばいいのか、マジ困るわ」

「それ! ニュースが情報のどこを切り取るかで世論なんて全然変わってくるんだよ
 新聞を鵜呑みにしないで、いろんな立場から考えないと真実は見えてこない」




(受験対策って出題者の意図まで計算するわけね
 そして、過去問題が載ってる問題集シリーズも売れて、また儲かるって仕組み
 頭いいと、金儲けには役に立つ

過去の問題集を見て、ギャップにショックを受けるサヤカ
そこで坪田は、卵のクララを丸い場所に微調整すれば立つと証明



「おお、クララが立った」

「けど、君はそれを知らないから、丸いという先入観だけで諦めた
 クララってハイジが立てるって信じてなきゃ、一生立てなかったかもしれない
 だから可能性があるって知っておくことってすごく大事なの」

恐れを払拭するため、友だちに髪を切ってもらい、ジャージに着替える

夜のパートって配送業も女性がやってるんだな/感謝×∞
そして坪田さんもサービス残業か・・・なんか複雑

 

授業でほぼ寝ているため、西村は母を呼んで「学校に籍を置く必要あるんですかね」と問い詰める
「どうか卒業だけはさせてやってください 学校しか寝る場所がないんです!」



2013年度 第2回全国記述模試
(周りのペンの音が気になってプレッシャーになるの分かる! やたらとペン音出す人とかいるし

結果は全部E(最低ランク? なんでもランキング形式も止めてほしいね


偏差値30が60まで上がったと褒める坪田
「とにかくマンガを繰り返し読むしかないな」

1週間練習を休んで父に殴られるリュウタ(哲さん、また石田ゆり子さんに頭殴られちゃうぞ→ドラマ『夜行観覧車』
「野球はもうたくさんなんだよ! みんなすごすぎてレヴェルが違う」
「おめえはやれる やれば出来るんだって」



 

「頑張ったってダメな世界もあるんだよ 姉貴もさ、バカな夢追いかけるのもう止めろよ」

(どれだけの親、大人が子どもを追い詰めて、自由な芽を摘み取っていることか


2013年度 第3回全国記述模試(いっぱい模試あるんだねえ これもお金とるんでしょ?
またEばかりで、ノートに「絶望」「つらい」「寂しい」「友だちに会いたい」と書くサヤカ

(うつ傾向にないかい?

「先生、もう慶応じゃなくていいです なんのために勉強してんのか分からなくなった」
「一度、東京行って見てきたら? 傷つきたくないから目標下げるの? じゃ止めれば そんなんじゃどこにも入れないよ」

塾長「雨ですね こんな日もありますよ」


夜働いている母のもとに行くサヤカ

「辛いなら止めていいのよ もう充分頑張ったもん
 サヤちゃんは赤ちゃんの時病気がちで、私はクッタクタだった
 パパは脱サラしたばかりでほとんど家に帰れなかったから、私は一人で抱え込んでた
 でも、この子の笑顔が見られれば、私は幸せなんだって分かった」

 

「あーちゃんは、なんでパパと結婚したの?」

「ああ見えて優しいところもあるのよ パパも慶応に憧れてたのよ
 他の大学で頑張ったけど、結局プロの誘いは来なかった」

(母親業の苦しみを子どもにあてつけたり、父親の愚痴を聞かせたりしないのがスゴイな




偶然、父と坪田は同じ居酒屋にいる
「先生なんかに何が出来る 親だってなんにも出来ないのに
 わしなんか、娘にくそじじい呼ばれて、息子には突き飛ばされて、立場ねえがや」


塾に来ないサヤカ 部屋にひきこもって考える
野球部を止めたリュウタを殴る父
ヤバイ、また頭バットで殴られるかと思ったらクルマだった

 

「恥ずかしいって何ですか?
 私は学校に何度も呼び出されたけど、恥ずかしいと思ったことなどない
 むしろ、サヤカといろんな話ができて楽しかった

 知ってます? リュウタは試合の前の晩、ぜんそくの発作が出るの
 失敗してあなたに叱られるのを恐れてたの
 一番辛いのは、あなたの夢を押し付けられたリュウタじゃないんですか?

「お前はサヤカとマユミの面倒だけみとればいいんだ」
「私は3人の母親です!」


サ「あんたさ、ヤンキーのぱしりになるために野球止めたの?」
リ「姉貴だって塾にも行かないでフラフラしてる 所詮オレたちはその程度なんだよ」


サヤカは母と慶応を見に行く
 
(学食安いよね

「こんな大学に通えてたら、もっと違う人生だっただろうなあ
 ここの学生さんたちみんな自信に満ちた顔してるじゃない
 サヤちゃんにもああいう風に生きて欲しいなあ」


また塾に戻る決心をするサヤカ

「諭吉くんはさ、生きるために学問すすめたんだよね
 人生にはいろんな困難が必ずあるし、それをなんとかするには逃げずに立ち向かうしかないんだよね」

(知識は、生きるためのほんの手助けってだけなんだよね


2013年度 第4回全国記述模試(一体、何回あるんだい???

家に帰ると、リュウタを解放する儀式だといって、ミットなどを燃やす父

 

「リュウタ 悪かったね わしも気済んだで、これからはお前の好きなように生きればいいわ」
「でも、オレ、野球しかしてこんかったから、何したらいいんか・・・」

サヤカは模試結果を見せる(Cになると合格可能性50%なのか
英語の偏差値は70以上!

「今から夢見つけな あんたはまだまだ間に合うよ」


本命は慶応文学部、滑り止めに西の名門・近畿学院大学文学部、慶応の総合政策学部もダメ元で受けることに
「本番までの2ヶ月が本当の勝負だ」

(なぜ文学部? “記念受験”なんて言葉も初聞き
 で、受験にも金がかかって、入ればさらに授業料、生活費の仕送りもかかって・・・


近畿学院大学文学部 受験当日
出たよすごい雪! なんでこの時期にするんだろうね 毎年、天気の心配させて
そして、中央線は運転見合わせ 父がクルマで送るという 初めて乗るサヤカ



「入学金は心配せんでええわ わしがなんとかするから
 わしは何から何まで間違っとったみたいやな
 アカリは お前の母親は偉い女だ お前がそれに気づかせてくれた
 今はお前が我が家の希望だわ」

「ふざけんなよクソじじい サヤカのことなんて何年もほったらかしだったくせに
 今更、調子いいこと言ってんじゃねーよ」(そんなに急に父親面されてもねえ

大雪で立ち往生している老夫婦のクルマの雪をかいてあげる父


「あーちゃんのゆってた通りだ いいとこあるじゃん」
「サヤカ がんばれ!!」

 

(なんか、昔の哲さんのドラマ思い出した ドラマ「華和家の四姉妹」(2011)とか

「おやじの夢叶えてやれなくてごめんな でも、楽しかった」
父の仕事を手伝うリョウタ

 



受験結果はパソでも見られる時代かあ 遠くから来るコは、有り難いね
「後日合格通知と入学手続書類が届きますので、その指示に従って手続きを行ってください」

 

(サクラサクって感じか これからどんどん少子化だから、子どもを選ぶ時代じゃないんじゃないの?
 大学は経営のほうが心配かも


レイジは名古屋大学1本に絞った

「新しい復讐思いついた オヤジが冤罪晴らした人がウチに来て、
 泣いて“人生を台無しにしなくて済みました”てゆったんだ
 オヤジも人の未来のために頑張ってたんだよ
 オヤジがドヤ顔してるから、オヤジよりいい大学入って見返してやろうと思って」


塾最後の日だから卒業式をしたいと感謝の手紙を渡すサヤカ
“合格コーヒー”をお返し(こういう商売も加速中

「プレッシャーに打ち勝つ方法があったら教えてください」
「プレッシャーがあるってことは、受かる自信があるってことだ 成長したね」
「この辞書にサインお願いします お守りにします」(2冊までは持ち込みOK



サヤカの手紙
私はずっと大人が嫌いでした 外見だけで私をダメだと決めつける大人をバカにしていた
 でも、自分には何もないことも分かっていた 目標も、誰かに期待されることもない
 将来の希望もない そんな時、私と真剣に向き合ってくれる大人に出会いました
 こんな大人になりたいと思えた人は、坪田先生が初めてです
 先生と出会えて頑張る喜びを知りました 私の人生が変わりました”


本命 慶応文学部受験当日
合格コーヒーを飲みほしたせいでお腹がゴロゴロになり、トイレに駆け込む(お付の人がいるのね
焦るほど腹痛でトイレにかけこむ(やることやったら体調管理が一番だね

ホテルに戻ると母から電話 坪田から今日の問題は得意分野だったと連絡があった
(問題は受験が終わるとすぐ公開されるのか

翌日は慶応の総合政策学部の受験(総合政策って何だろう・・・???
苦手な小論文にも挑戦する(なにを題材に書いたんだろう?


結果発表もネットですぐ確認できる
慶応文学部は「合格に届きませんでした」
(留年とか、夜間とか、いろんな道もあるし

塾長「受験は切ないものですね」


受験が終わって、ねぎらってくれる友だち
(こっちのほうがよほど一生の宝物になるよ
 このコらの遊びはカラオケとクラブで踊ることなのか


慶応の総合政策学部に受かった
坪田も、レイジも、塾長もみな号泣

 



坪田からの手紙を受け取る

“大きな目標にトライしたことは将来必ずなにかの力になるはずだ
 だから、君らしくへっちゃらで、真っ直ぐ、堂々と歩き続けてほしい
 君の頑張る姿が、いろんな人の人生を変えたんだと思う
 君はこれからもずっとそう生きていくんだと思う
 たとえつまづいても、いろんなことにトライするんだと思う
 君に出会えたお蔭で僕の世界も大きく広がった ありがとう”


レイジは落ちたがもう1年頑張るという

東京へ行くサヤカを見送る家族


父「元気でやれや」
サ「久しぶりだね パパの背中」

 


子どもの頃からずっと土手から眺めていた新幹線に乗る
(なんかこの感じ、自分と重なる


一番面白かったのは、なぜか最後サンボマスターの曲にのって、みんな口パクで歌うw
哲さんも、元バンドマンを目指してた熱が再燃か? かなりノリノリで歌ってるww
勢いで羊さんに抱きついてるし
安田顕さんもエアギターとかしてかなり面白い

















刑事役が続いてたりしてたけど、こういうフツーのお父さん役とかもいいんだよな、哲さん
これからも、いろんな女優さんとの共演も観てみたいし

やっぱり実話って説得力がある 映画化でいろいろ事実を変えられちゃう部分もあるだろうけど
大学なんかまだまだスタート地点 その後の彼女はどんな道を進んでいるのかなあ

 


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あなたも広めているかも!?  ネットの“ウソ情報”@週刊ニュース深読み

2017-02-15 14:15:46 | テレビ・動画配信
あなたも広めているかも!?  ネットの“ウソ情報”@週刊ニュース深読み

専門家:
土屋 大洋さん(慶應義塾大学大学院 教授)
古田 大輔さん(BuzzFeed Japan 創刊編集長)
森 達也さん(作家・映画監督)
山下 和彦(NHK ネット報道部デスク)

 

 
 
ゲスト:
木本 武宏さん(タレント)
相田 翔子さん(歌手・女優)


アメリカ大統領選でも流れたさまざまなウソ情報
 




便利な「まとめサイト」
 




ウソばかりを集めたサイトは、マケドニアの若者が小遣い稼ぎに作っていた
 


今はじまったことではない

専門家:
「不安」をもった時、人々は「集団化」し、
情報を正しく見極めることができなくなることは、SNSなどネットに限らず昔からあった

戦時中の新聞も正しい戦況は国民に伏せられたし、
ルアンダの虐殺も誤報から始まった

テレビも「広告料」で成り立っている
「新聞」も、よりスキャンダラスな見出しを書けば、部数が伸びてより売れる
仕組みはどれも同じ



ジョンも「新聞」について真実は名前だけだってゆってたね



「ポスト真実」~人は感情を優先する もっとも強い感情とは「不安」「恐怖」


専門家:
不安が強まるほど、ヒトは自分にとって都合のいい情報を求めて、選ぶようになる
不安なことが多い現代は、より情報にすがる傾向が強い


個人の趣向を利用した「アルゴリズム」(体操のほうじゃなくてね
今と昔で違う点は、ネットがその人の興味のある情報を集めて提供してくるので、ソースが偏ること



目的の例:
広告料で儲けるため
政治的、宗教的、反体制的な操作・介入をするため→アメリカ選挙戦
愉快犯的


「アルゴリズム」
自分で情報を選んでいるつもりでも、プラットフォームのプログラムによって
知らず知らずのうちにコントロールされてしまう


今のところ規制は出来ない~言論の自由とのかねあい
規制が行き過ぎると「検閲」になってしまう
自由な言論は、自由な言論によって解決するのが民主主義という風潮から規制は控えられている
実際は、他国の介入によってアメリカは揺るがされている


「匿名性」もネットの特徴のひとつ
受信者も発信できる時代

規制の手立ての1つとして、「FACEBOOK」は「通報システム」を作った
情報元を調べて、警告を出すよう動いているところ

新聞社の例では、その記事を書いた人の「署名」を入れるようにした
ネットの記事にも「署名」+「顔写真」をつけるようにしているところもある
その「署名」+「顔写真」も偽造できるし、プライバシーの問題もある



●Alternative Fact
 

アメリカ大統領就任式で参加者が少ない写真は、誰が見ても真実だが、
アメリカの側近は「オルターナティヴな真実だ」と発表(見る人の主観でしょ、みたいな?

どう見たって明らかに少ないでしょう、と批判が募り、側近は結局、謝罪した



*********プレゼン2:最近のマスコミもネット情報を利用して作られている

これまでは、記者が取材し、カメラマンが撮影して、情報を流していた

最近は、スマホなどで簡単に動画や写真が撮れるので、
よりリアルな情報が手に入るため、それを買って流すことも増えた

 

(私の知人も、近所で起きた工場の大火災を写真に撮って
 マスコミに売ったら、次々と「こっちにも売ってほしい」と電話が来たそうな

NHKも、BBSなど海外メディアも視聴者からの情報を利用するのが普通になった時代


その中にもデマがある~見極める
脱線事故の様子がアップされたが、画像は海外のコピーだった
 

NHK担当者がたまたま鉄道に詳しかったため、このレールの写真を見て
日本のものではないのではと疑問を持ち、投稿者のつぶやきの前後も確認して
見送ったため、誤報は免れた


これからはデマをメディアが検証して打ち消す活動が大事 とくに災害などの緊急時ほど
 

基準となるチェック項目を作り、信用できるソースを放送する努力をしているとともに
ショッキングな写真、つぶやきほど、スピーディに、幅広く拡散していくので
その裏をとって、デマであると分かったら即座に知らせることも大事


専門家:
以前、ロシアとウクライナの紛争の時、ふくよかな女性の遺体の写真がとりあげられ
「妊婦も殺された」と報道し、意図的により紛争を煽ったという事例もある


画像はgoogleで簡単にチェックできる(以前、「あさイチ」かどこかでやり方を教えていたな
載せられた画像が、どこかからもってきたものかどうかはすぐに分かる
去年「川が逆流した」という画像も、調べたら、2011年の画像だとすぐに分かった


ネットから隠された真実が掘り起こされる可能性も無視できない

専門家:
互いにチェックしあうことも大事だが、
「事実」そのものが多面的であるという意識を個人それぞれが持って
日々の情報を、自ら見極める目をもつことも大切な時代





短大の「マスコミ」のゼミのことをいつも思い出す

ある短いニュース映像かなにかを見て、その感想を書くという
一見簡単な課題を出されて、私はそのニュース自体について書いて
結果はあまりよくなかったのがショックだった

あとで、講師が、この課題の意図は、
どんな情報にも裏があるという意識を持つことが大切ということを知ってほしかった、とのこと

テレビなら、スポンサーもいるし、原作者、製作者、いろんな人が絡んで
ある1つの事実であっても、最終的にはさまざまな意図が絡んで流される

見るほうも、主観で見ているから、受け取り方は千差万別

それぞれ違っていいのだけれども、扇動されたり、風評被害など偏見を持ったり
メディアは流すほうも、受け取るほうも、あらゆる方向から観る目を養わないと
思わぬ方向に無意識、意識的にコントロールされる、できる危険も孕んでいるということ

「テレビでゆってたから」「雑誌で有名人がゆってたから」だけで単純に信じるのではなく
賛否両論を聞いて、情報のソースがどこかを確かめるのももちろんだけど、
最終的には、自分が正しい認識をもって、判断することにかかっているということを忘れてはいけないと
いつも思う

でも、この情報過多の、超スピード加速社会で、毎回それだけの意識をもつのは難しいよね



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