メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

サイバーセキュリティ(1) サイバー戦争の脅威@サイエンスZERO

2017-02-25 13:55:33 | テレビ・動画配信
こないだ池上彰さんが
「アメリカだけじゃなく、他の国でもみんなメールや電話を盗聴して、録音していますよ」
ってさらっとゆってたから、予録していたこちらを観てみた

プレミアムトーク 池上彰さん@あさイチ


サイバーセキュリティ(1) サイバー戦争の脅威

“1980年代に登場したコンピュータ・ウイルス。それから30年。
 今やウイルスは重要な国家機密の流出だけでなく、インフラを破壊できるまでになっている。

 2010年にはイランのウラン濃縮施設がサイバー攻撃される事件が実際に起きるなど、
 サイバー空間は国家規模の新たな戦場となっているのだ。

 サイバー空間にはどのような脅威が存在し、どう守っていくのか?
 そして日本の現状は? サイバーセキュリティの最前線に迫る。”

土屋 大洋 (慶應義塾大学大学院教授)
竹内薫、南沢奈央


珍しくアニメから始まって、街の電気が突然何者かによってすべて消し去ることもあり得るという話から入った

アメリカ元大統領補佐官:

サイバー戦争が最終的には従来型の戦争に発展し
爆撃機やミサイルを使うことになる可能性は大いにあります
(てか、アメリカが率先してやってるんじゃないの


「コンピュータ・ウイルス」
情報を盗むだけでなく、機械などを物理的に破壊できる時代
イランにあるウラン濃縮施設が狙われる事態も現実に起きた


セキュリティ会社部長:

「日本にもそれが来ている」

サイバー攻撃から守るため、セキュリティ会社では日夜サイバー空間を監視している(「LAC」だって

最近では、日本年金機構から個人情報が流出したニュースもある
「コンピューターウイルス」に感染させるのも広い意味でのサイバー攻撃


「マルウェア」
「コンピューターウイルス」など機械に悪さをするプログラム

「ウイルス」
ほかのコンピューターに感染して増殖させる

「ワーム」
ほかのコンピューターに関係なく自分だけで活動できる


アメリカの最新事情

「オーロラ実験」(2014)
実際にサイバー攻撃を受けたらどうなるかという実験が国家プロジェクトとして行われた

アメリカ・アイダホ州の送電施設が対象
 

 



特別な場所に巨大な発電機を設置し、送電網に接続
発電機にみたてたものにサイバー攻撃を仕掛けるとどうなるのか実験した

マルウェアで送電網に流す電流の遮断と再接続を繰り返すと
最初の攻撃で発電機が大きく揺れた

狙いは機械を壊さないよう軽いショックを与えることだった
データを収集、ダメージの具合を見るつもりだったが

2回目の衝撃後、発電機から煙が出て停止した
これは過酷な条件にも耐えうるとても頑丈な発電機だった

 


ITジャーナリスト:
例えば、9つほどの変電所を攻撃するだけで、
アメリカのほぼ全域で、数ヶ月も続くような大停電を引き起こすことも可能

(映画『サバイバルファミリー』を思い出した

発電機のような最も重要なインフラでさえ対策は充分ではない
セキュリティはゆるいまま放置されている


発電所幹部(顔は隠してた):
ある技術者がスマホで複数の発電所を同時に制御できるよう設定していた

彼は「気をつけて そのボタンで全部コントロールできちゃうから」と言いました
驚いて「セキュリティは大丈夫なのか?」と聞くと
「このスマホが盗まれないようにしています」と答えた

今では、重要なインフラのすべてをオンラインで管理しているため、
安全対策に穴が開いてしまっている




リチャード:
一般人は、政府、つまり、サイバー軍や警察などは、インフラや銀行を守れると信じている
実際はそんな能力も計画もない そもそもそんな権限もない



土屋:

SF小説や映画ではたくさん言われてきたこと
でもそんなこと起こらないと思っていたのが、できると分かった

ナオ:そもそもこのプロジェクトの目的は?

土屋:
大体2000年くらいからサイバー攻撃の可能性がアメリカ政府の中で議論されてきた
密かに実験して、情報が漏れて、全面的に開示された

ナオ:マルウェアはどう攻撃してる?

土屋:
普通のPCに入っているプログラムソフトウェアと同じ
基本はアルファベットや数字の文字列


 

「VirusProtection=0」はウイルス攻撃をゼロにしろという命令
これが無効化されると簡単にヤラれてしまう


サイバー攻撃が行われた例
2010年のマルウェア「STUXNET」と呼ばれて広く知られた

キム:
「スタックスネット」は初めて確認された「デジタル兵器」、最初のサイバー戦争行為

ネットを通じて世界中に広がった それをとらえたのはセキュリティソフトメーカーだった

Symantecだって


このマルウェアを解析したセキュリティ専門家らが驚いたのは、その複雑な構造


「プログラムのサイズが通常の20倍あった」

リアム:
普通、マルウェアの解析は5分からせいぜい1週間で終わるが、「スタックスネット」には半年かかった


何が目的だったのか?
ドイツのセキュリティ専門家は、イランで集中的に発見されたことに注目

ラルフ:
それほどの価値がある標的は多くない
それはイランの核開発施設でした

ナタンズにあるウラン濃縮施設を狙っていたことが判明
厳重に防御された地下施設で、分離機数千台が稼動していた

 

イランは高濃縮ウランを製造していると疑われていた(じゃ国絡みでは?



どう攻撃しようとしたか?


専門家:
コードを調べたら、ドイツの産業用制御機器メーカー「シーメンス」の名前が見えた
シーメンスでは工業機器を製造している そこの「PLC」という装置名が入っていた

 


チェン:
我々はオークションサイトでその装置を1つ注文しました 大きいと思っていたら

中にはミニコンピュータが入っていて、送電線、クルマの製造工場を制御できる


プログラムを後から書き換えられる「PLC」


エレベーターを動かしたり、ナスタックの取引システムにも使われている極めて重要な部品
イランの施設にも使われていた
「スタックスネット」は「PLC」が標的だった




PCからプログラムを「PLC」にインストールする→機械が動く
PCを乗っ取れば「PLC」を操り、機械は誤作動を起こす

ナオ:PLCで止めることはできない?

土屋:不正に行われる想定をしてなかった 一般に出回るものではない


どう乗っ取るのか実験映像
ポンプで風船をふくらませる機械にマルウェアを感染させると、動きが止まらずに風船は破裂

土屋:
これが例えばエレベーターであれば、途中で止まらず、高層ビルの中を落ちていってしまう
(怖すぎる例を出さないでください・・・


ウラン濃縮施設で何が起こったか?@ナタンズ
「スタックスネット」はUSBメモリを通じて施設内部のネットに入ったと思われる

遠心分離機を制御するPLCを探して、プログラムを書き換え不正に操作する

安全な基準値を超えて加速・減速させることで1000台が不具合を起こして、イランの核開発は大幅に遅れた

その後、「スタックスネット」はネットを通じて拡散し、
セキュリティ会社で解析されて、サイバー攻撃の危険性が世に知られた

(核ボタンを押さなくても、遠隔操作で爆発させられるってこと?!

マルウェアは、通常100~1000行の小さな構造だが
「スタックスネット」は1万5000行 ものすごく複雑で精緻なマルウェア


土屋:
我々専門家から見ると異常、まったく新しいタイプだった

1.デスクトップのPCではなく工場の中の制御システムを狙った
2.「シーメンスのPLCを探せ」と書かれていた→世界中のシーメンスのPLCを探したこと
3.イランの技術者はなにかおかしいと気づいていたが、モニターには正常値が出ていた
「スタックスネット」は正常な動作を記録し、悪さをする時に再生していた

非常に高度で、個人で出来るレヴェルではないということ

ナオ:じゃ一体誰が?

土屋:
アメリカの『NYタイムズ』がスクープし「アメリカ政府とイスラエル政府の共同作戦だった」と発表した
リークがあったと報じたが、両者とも認めていない

「オーロラプロジェクト」では、培ったノウハウを使うこともできる
これは各国で始めたので、いろいろな政府機関、軍隊がこの分野を研究しはじめている


日本のサイバーセキュリティは大丈夫?
 
サイバー攻撃のセキュリティ対策をしている会社 「LAC」

約850の政府機関、企業のネットを、専門家が24時間体制で監視・対応している
ネットを出入りするすべての通信をチェックする関所の役割
怪しい通信を検知するとすぐ確認 危険なサイバー攻撃をあぶりだす


岩崎:
850のお客さまで、1日に約8億件の不正な通信を検知している


実際送られてきたマルウェアを見せてもらった


専門家:
遠隔操作ができるマルウェアということで、かなり複雑なプログラム
これにかかると、PCでできること全てが外部から出来るようになる

(今だって、auやエプソンさんに遠隔操作で教えてもらったりしてるし

盛んに行われているのは、マルウェアを作るために情報収集する「予備調査」というサイバー攻撃


専門家:
インフラに影響する「予備調査」は実際観測されている
オリンピック等もあって、実際の攻撃に移す可能性は充分考えられる

土屋:
例えば、日本に対してミサイルを撃ってきたら、今はミサイル防衛システムで撃ち落とす
その防衛システムがマルウェアに感染していたら迎撃できない



「予備調査」は日本にもかなり広く行われている

土屋:
年金情報機構から情報が盗まれた事件もたぶん本当の狙いは違っていたと思う
日本政府の中核部分で何が起きているかを知ろうとしていた
中央はセキュリティがかなり強くなっているため、周りの弱いところが狙われた

ナオ:日本の対策は?

土屋:
PLCなどにも対応するシステムを宮城県でも作っている
日本の制御システムが狙われたことを設定して研究している

アメリカを参考に2013年に作られた「CSSC」
 

サイバー攻撃を受けた場合の実験ができる
これを体験してもらい、危機感をもってもらい、対策を練ろうという訓練




ナオ:こういう技術を持っている方は大勢いる?

土屋:
技術者の確保は各国の課題になっている
セキュリティは特殊能力が要求される場合がある

攻撃する側は弱いところを1箇所見つけてドンとやればいいが
守る側は24時間365日どこからくるか分からないものに対して守り続けなければならない

そうすると、ほとんどの人が攻撃されたことに気づかない
統計だと企業で200日くらい気づかないところが多い 最長記録で2000日以上
その間、ずっと情報が盗まれていても分からない
どう見つけるかは、高い能力が求められる


(そんな天才がいたら、真っ先に国に軍事力として利用されちゃうのでは?
 「協力しなきゃ家族殺すぞ」て脅されて、最新兵器を作ったりした科学者みたいに
 もうすでに『攻殻機動隊』の世界ですよ
 最新技術をもっと平和に使えば、どれほど助かることか!


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サイバーセキュリティ(2) サイバー攻撃から身を守れ!

2017-02-25 13:54:33 | テレビ・動画配信
サイバーセキュリティ(2) サイバー攻撃から身を守れ!

岡嶋 裕史 (中央大学総合政策学部准教授)
杉浦 隆幸 (セキュリティ会社会長)

竹内薫、南沢奈央


今回は、私たち個人が標的になる可能性を見ていく
今はあらゆるものにコンピュータが入っているので、危険性も増す
クルマを乗っ取ることも出来るし、スマホも標的にされている



セキュリティ研究者:
コンピュータは我々の生活にどんどん浸透している リスクはどこにでもある


セキュリティ会社会長:
スマホの位置を追跡します



「組み込み型コンピュータ」が身近な電子機器の中に入っている

(時計を乗っ取って、誰かを遅刻させるとか?

「組み込み型コンピュータ」は、発電所からペースメーカーにも使われている
ここにマルウェアを仕掛けて攻撃することができる


●危険性を調べる~自動車をハッキングするアメリカの実験

コウノ:

自動車には100個ものコンピュータが使われている
私たちは不正アクセスで何ができるか実験しました

車内電話のような通信システムを備えたクルマを使用


クルマに電話をかけてネットワークに入り、「組み込み型コンピュータ」に
マルウェアを侵入させてコントロールを奪うことができる 例:ドアのロック、ライトなど

実験ではブレーキを乗っ取る
ドライバーがヘルメットをつけて乗ってて大丈夫?
パソコンで操作して強制的にブレーキをかける 「上手くいった!」じゃなくて

クルマによっては、ハンドル、エアバッグ、アクセルもハッキング可能だが
自動車メーカーはサイバー攻撃の対策を最優先にしていない

(自動運転とかどうなる???


コウノ:

「でも、これを悪用するとどうなるかと考える人は多くない」


ドローンをハッキングして墜落させるスタジオ実験


横から見たらUFOみたいに見えたけどこんな形なのね
 

「無線LAN」(Wi-Fi)ドローンのWi-Fiに侵入する
操縦者が飛ばすドローンにパソコンから悪意のある命令を送る
「止まれ(halt)」と入力して送るだけで墜落した



杉浦:充分なセキュリティが考えられていないドローンもある

ナオ:最近、ドローン宅配の実証実験が始まるニュースも聞いたが?

杉浦:こういう場合も踏まえて実験していると思う



ホームオートメーションシステム

ナオ:身近な電気製品は安全?

岡嶋:


ネットにつながっていなければリスクは小さいが
今は「IoT(Internet of Things)」などが増えている
家電製品はじめ、ネットにつないで便利な世の中を作ろうという考え方

竹内:テレビ、オーディオもつながってますね(家のカギも!


例:
シャッターを閉める
 

指輪型の端末でジェスチャーを認識して電気をつける


フォークまで「食べるスピードが速すぎる」と警告!
 



Wi-Fiでハッキングされる危険性が高まっている
無料のWi-Fiが提供され、大勢が集まる街のカフェは多い
 


(すごい笑顔で言われても・・・

被害者役の自宅には「ホームオートメーションシステム」があり
照明器具、暖房設備、ドアの警報・開け閉めなどが遠隔操作できる

そこに2人の学生が攻撃を仕掛ける
独自のWi-Fiをセットして、カフェのWi-Fiに見えるように偽装
被害者がカフェのWi-Fiと思って、攻撃者のWi-Fiに接続するとすべての情報が監視できる

 

本人に気づかれずに「ホームオートメーションシステム」のIDとパスワードを盗み見て
マルウェアを仕込むことで、住所(家のGPS座標)も分かる(サテライトがたくさん見てるからねえ

家まで行き、パソでカギを開けて侵入できた


タカクワ:
多くの「組み込み型コンピュータ」は機能が単純化されていて、セキュリティまでそぎ落とされている
大切なのは、便利さと安全のバランスを適切にとること


専門家:
頑丈な建物でも出入り口がなければ有用ではない
そこにドアや窓を作ると侵入可能な箇所が複数できる




ロスコフ:
500億個の「組み込み型コンピュータ」がネットに接続している世界は、500億の攻撃先があるということ

岡嶋:
他人の通信を盗み見るのは、ちょっとした知識と、専用ソフトがあればすぐに出来る
スポットを用意しなくても、同じWi-Fiにアクセスして盗み見ることも可能


Wi-Fiの仕組み


両方の通信を受けているが、自分宛じゃないと判断している
その判断する設定を外してしまうと、両方の通信を受けてしまう

岡嶋:
Wi-Fiは無線なので、電波の届くところなら全て受信して見られる
街中の多くのスポットには「暗号確認証」(カギをかける)対策があるが

危ないのはフリーのWi-Fi(不特定多数が使う空港、駅など)
一番危ないのはセキュリティを意識していない「野良Wi-Fi」と呼ぶものもある
日本の至る所にあって、街中を歩いていてもつながるもの


竹内:かといってネットのすべてにカギをかけることはできない

ナオ:パスワードも覚えられるように、どれも同じ設定にしがち


非常に身近で最も危険なのは個人情報の塊「スマートフォン」
「アプリ」ソフトはパソコンとほぼ同じ機能だが、セキュリティ面で脅威となるのも「アプリ」

<実験>


1.あるアプリをDL 本来はスマホをなくした時に探すもの
2.個人情報へのアクセス許可を求める画面が出る→これが危険につながる

(こないだ「あさイチ」でもやってたな

あなたも危ない!? デジタル遺品@あさイチ


「サンドボックス」
 

もともとスマホに備え付けのセキュリティシステム
強固な柵でアプリを1個ずつ囲ってOSの支配下に置き、システムに影響しないようにする

これだと電話帳を使って電話をかけることなどができないため
アプリは情報を取得する許可をユーザーに求めてくる

許可すると、「サンドボックス」にいながら、他の情報にアクセス可能になる
この権限を1つのアプリに与えすぎると思わぬ暴走を招きかねない

加害者はWi-FiのハッキングなどでこのアプリのIDのパスワードを入手できる
→外部のPCからこのアプリにログインができる
→位置情報はじめスマホのあらゆる個人情報が自由に見られる



その人が今どこにいるか、どこに行ったか、電話番号も分かるし、ショートメールも見られる
勝手に写真も撮れるし、ビデオ撮影も可能



音は鳴るが、撮影中も画面は変わらないので気づかない 録音の場合は音は鳴らない!


専門家:
電波の届く範囲なら、隠れられないと思ってほしい
ストーカー被害が、報道されているだけで、国内で3、4件ある
気づけないため、この100倍~1000倍あってもおかしくない

普通のアプリで、とくに悪意があるわけではないが
IDのパスワードを盗まれると、悪用される可能性が高まる

岡嶋:
なんでもかんでも拒否したらスマホは便利じゃなくなる
便利さと危険のバランスのポイントを探るのが大事


専門家:

アプリを画面から隠す機能がある
やり方によっては見つけることは出来るがアプリの画面では載ってないので分からない

ただ、こういったアプリはその方のスマホに触れないかぎりは入れられない
恋人や奥さんなどに入れられてしまうことがあるので気をつけてくださいw



気をつけるべきこと
1.スマホのロック パスワードをちゃんと使う
2.必要以上に権限を与えない アプリをDLする時に注意してみる

ナオ:
写真を撮ると位置情報が分かる 保存するとここで撮ったと分かるスマホで
SNSなどにアップすると情報が流れたりする?

専門家:
その時に情報は漏れてます
知らないところで、みなさん情報を流してしまっていることが多い

セキュリティとプライバシーが重要
プライバシーがどんどんなくなるので、どこまで許容するかが大事

岡嶋:
プライバシーを対価として要求するようなサービスが増えているので
無料だけれども、個人情報を収集して、そのデータを元にビジネスを展開する
スマホが危険ということはないが、利用者に無頓着な人が多い

(ポイントカードとかもそうだよな
 ジャンクメールや、見知らぬDMが来ている時点で、もうすでにだだ漏れだと思ってる


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topics~映画監督・鈴木清順さん死去 ほか

2017-02-25 13:53:33 | テレビ・動画配信
朝ドラ『べっぴんさん』
また、一気に時が経って、キアリスは20周年を迎えた

いきなり万博の太郎さんとか出てきてビックリ
「人類の進歩と調和」をテーマに掲げて、ますますモーレツに働いた日本人

 

 



 

キアリスは大きなビルに移転して、社員は2桁を超え、
入社応募にも600人が集まった(書類審査の決め方早っ!

紀夫さん(50)は社長、スミレ(44)は専務、タケちゃん(36)は開発宣伝部長、
開発宣伝部には、スミレが選んだ才能ある人材が3人

 



アケミさん(45)は育児相談部長、キミエさん(44)とヨシコさん(44)はデザイン部
中西くんは人事部長、悦子さん(44)は販売員指導係

ちょっと紀夫さんの白髪が増えた程度で、みんな顔が全然変わってないねw

大学卒業後、アメリカに留学していたサクラと健太郎くん(2人ももう25歳)も帰国して
喜んだのも束の間、2人が付き合っていて、キアリスの入社試験に現れて動揺する両親たち

 

ちゃんと他の応募者と一緒に試験を受けたのは偉いけど、
親にバレないように、書類審査で、人事部長の中西さんに頼んで隠して入れてもらったのはちょっとね

なぜか朝ドラ受けの時に人形が登場 結局、意味は分からずじまいw





映画監督の鈴木清順さん死去


“映画監督の鈴木清順さんが13日午後7時32分、慢性閉塞性肺疾患のため、東京都内の病院で死去した。
 93歳だった。葬儀は近親者で営んだ。”

心の中のベストフィルム~『ツィゴイネルワイゼン』(1980)


ReBuilding Center JAPAN
“解体されるおうちから、古材や建具をレスキュー・販売する、建築建材のリサイクルショップです”

【長野・諏訪】中山うり@ReBuilding Center JAPAN

古材いいなあ! 使い込まれた古材の大きなテーブルを置くのが夢


宮崎駿さん引退撤回「風立ちぬ」以来の長編アニメ製作準備開始


NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」

天職を授かった人は、辞めたくても辞められないのでは?w


アニメ『夏目友人帳 陸』4月からテレビ東京ほかで放送開始


アニメ『夏目友人帳 伍』(2016 全11話)(ネタバレ注意

ペース早いな/驚 とにかく楽しみv


在日ファンクからゴセッキーが脱退。 ハマケンと語る「男たちの出会いから別れ」まで。


辞めるきっかけの1つがハマケンの「朝ドラも決まったし、次は大河っすねえ」て言われたことって/爆
それぞれの選んだ道の行く末を楽しみにしてますよ~


音楽絵本 銀河鉄道の夜 (曲Moskitoo 絵 西念武志)

こんなアイデアがあるんだなあ 絵も私好み



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『ゆめくい小人』 ミヒャエル=エンデ/作(偕成社)

2017-02-25 13:52:33 | 
『ゆめくい小人』(偕成社)
ミヒャエル=エンデ/作 フックスフーバー/絵 佐藤真理子/訳

いろいろ検索しているうちに、久しぶりにエンデの絵本を見つけたから借りてみた

フックスフーバーさんの絵は、私が好きなミヒャエル・ゾ-ヴァや、ビネッテ・シュレーダーと似たタッチ
ちょっとフシギで、鮮やかな色、ユーモラス 他の作品も観てみたくなる

見返しにある「ドイツの書評」の抜粋には

「フックスフーバーは、この絵本に全力を投入し、従来の作品をはるかに上回る出来栄え
 イラスト全体が高い完成度で、レイアウトも面白い
 この成功は、エンデの優れた文章力によるものと言えよう」とある

なにより、“眠ることが一番大事な国”なんて夢のようだなあ!
エンデの想像するステキな世界が、この短いお話の中にも詰まっている


あらすじ(ネタバレ注意

まどろみ国の人々は、眠ることが一番大事な仕事です
長く眠るのではなく、ぐっすり眠ることです

よく眠れば、気持ちが優しくなり、頭はスッキリすると考えています
だから、この国では一番よく眠る人が王さまになるのです



でも、その王さまの娘・すやすや姫は、時々コワイ夢を見るため、なかなか寝付けず、
王さまと妃さまは、心配と悲しみで前ほどよく眠れなくなる
姫も日に日に顔色が悪くなり、痩せていく



国中の医者に聞いたり、たくさんの使いを出しても、良い知らせはなく
ついに王さま自身が探しに出かける
カウボーイやエスキモーに尋ねても答えはなし



とうとう果てしなく広い荒野で迷ってしまう
そこでおかしな生き物と出会う



「だれか おいらを 招いてくれないかなあ
 腹が減ってたまらない
 誰もごちそうに呼んでくれないなら
 おいら、自分を食っちまわなきゃならないよ」


王さまが姫の話をすると、ゆめくい小人は小躍りして喜び
魔法で王さまの上着を紙に、杖は羽ペン、長靴はインク瓶にかえて呪文を書いた



“子どもをおどかす こわいゆめ
 はやく はやく たべとくれ
 けれども きれいで やさしい ゆめは
 たべずに のこしておいとくれ
 ゆめくい小人 ゆめくい小人
 まねきをうけて きておくれ”


これを読めばみんな幸せになれると言う
ゆめくい小人は王さまをかついで、あっという間に城へと飛ぶ



姫は呪文を読むと、コワイ夢はひとかけらも見ませんでした

ほかの子どもたちもゆめくい小人を呼べるように
王さまはこのお話を本にしました
それが つまり この本です




エンデは、日本語版を出すにあたり、ドイツ語版を一部書き改めたそう
著書へのこだわりが感じられる

王さまが、みんなにも等しく分け与えるところもイイし、
本と現実が一体化しているのも『はてしない物語』同様
読者をワクワクさせるエンデならではの演出

この写真は若い頃だな



フックスフーバー:


1940年 ドイツ マグデブルグ市生まれ
工芸美術学校で学んだ後、印刷会社で植字を習う
絵本を20作ほど描いている



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空に小鳥がいなくなった日 谷川俊太郎

2017-02-25 13:51:33 | lyrics
谷川俊太郎 私が歌う理由

空に小鳥がいなくなった日



森にけものがいなくなった日
森はひっそり息をこらした

森にけものがいなくなった日
ヒトは道路をつくりつづけた


海に魚がいなくなった日
海はうつろにうねりうめいた

海に魚がいなくなった日
ヒトは港をつくりつづけた


街に子どもがいなくなった日
街はなおさらにぎやかだった

街に子どもがいなくなった日
ヒトは公園をつくりつづけた


ヒトに自分がいなくなった日
ヒトはたがいにとても似ていた

ヒトに自分がいなくなった日
ヒトは未来を信じつづけた



空に小鳥がいなくなった日
空は静かに涙ながした

空に小鳥がいなくなった日
ヒトは知らずに歌いつづけた




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