メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

Bloodest Saxophone presents スナック宇宙@下北沢440(2017.10.28)

2017-10-29 18:42:31 | 音楽&ライブ
Bloodest Saxophone presents スナック宇宙@下北沢440(2017.10.28)
出演:Bloodest Saxophone
Live Drawing:早乙女道春
料理:甲田伸太郎 めん亭はるもと


また朝からどんよりな雨
気温は13度! 冬ですか?!
何を着ていいのか、悩みに悩んで、思いきり着込んで行ったら、屋内は暑いんだよね

昼の12時~スケートカナダの試合が気になったけど
今夜はアメリカ帰りのブラサキが、新曲いっぱい録ってワンマンを演るってことで行ってきた
行ってよかったあ!!

下北沢駅の構内は、さらに複雑怪奇になって、南口にたどり着くまでに蜘蛛の巣のような通路で迷いかけたけど

440内も随分変わっててビックリ
冷たい雨のせいか、開場前に開いていて、チケのほかに払っていたドリンク代もなかった
(コンビニでチケット発券の際も、手数料108円だっけ?もなかったそう

フィッシュ&チップスなどのフードメニューができて
ノンアルコールドリンクにシークワーサーなんて見つけたからそれにした

トイレまで行く狭い通路と関係者席の区切りが取れて広くなってたし


ブラサキ2

甲田さんの顔がない・・・/謝



ブラサキ2の特徴は、なんといっても修二さんが喋る/驚×5000
そして、甲田さんの話はお母さんについてがメインw

ライヴもよく見に来てくれて、ママさんコーラスをしているから
対等のミュージシャンとして話してくるそうw

FAXに長~く「あすこは○○だったから、もう少しこうしたほうがいい」などアドバイス
身近に厳しい目があるのはイイことだね/感謝

※セトリはいつも通りうろ覚えですみません/謝

♪What a wonderful world
♪傷だらけの天使のテーマ
♪Les Champs-Elysees

ここでめでたく“再結成”してメンバが揃った


ブラサキ



甲田さんのテキサスの話がすごく面白かった

ライヴとレコーディングで行って、まず飛行場を降りると至る所にギターのオブジェがある!
荷物を受け取るターンテーブルの中央にもあるそうな

ブラサキが行ったオースティンのアントンズは、ブルースの聖地
50軒ほどのライヴハウスが建ち並び、毎日客が満杯状態!
レコードを聴くように生演奏を見に来る

ミュージシャン率も多い それだけ需要があるということ
毎日ブルースが気軽に聴けるって夢のようだなあ!

毎日、ライヴとレコーディングの繰り返しで、
修二さん、キミノリさんもライヴに飛び入り参加
観光も一切なく、30曲ほど録りためてきたって期待大!

フランス料理屋の屋外ステージでは2バンド演った後に演奏が始まり
スタートはam1:00~、平日の夜でもお客は帰らず
翌日朝9時からレコーディングの予定もあって
さすがに警官が止めて、am2:30頃に終わったとか/驚

甲田さん:どうせ演るなら一番にならなきゃ意味がないと思った

そーだよ なれると思うなあ! てっぺん目指そうぜよ(←言葉の使い方が間違っている気がする


今夜の演奏にもその濃密さがビシビシ伝わった

♪テキーラ
まず、ビックリしたのは、dr.キミノリさんの音がぶ厚くて、胸底に響いたこと
バンド全体もテキサスで演奏してきた熱量をそのままもってきた空気

たとえ短期間でも一緒に行動して密に過ごした時間の団結感、一体感も感じた
ブラッシュアップされて、アメリカ人ならすぐにでも踊り出すんじゃないかな

♪Try A Little Tenderness
アレンジにビックリ


<修二さん×タケオさん×キミノリさんトリオ+Cohさん歌コーナー>

何の曲か思い出せない・・・
修二さんの前髪のクルクルをどう作るのかが気になった

Cohさんの歌も相変わらず良い
洗練されたジェントルマンの空気に一変


<ユキさんコーナー>

カーペンターズの名曲♪Yesterday Once More を
内山田洋とクール・ファイブさんも歌っているらしく
その♪イエスタデイ・ワンス・モア ver.の・・・モノマネ?



「いま~」って和訳がイイねv
でも、ユキさん、一番いい「シャラララ~」の高音が出ない・・・

何度もアンコールを重ねて、客席に降り、マイクを向けるという
一番ムリなパターンに突入 後ろの席でよかったあ/感謝×∞

これはスナックだけの特典であって、アメリカでやってはなりません
スタンダップコメディの国でやったら、たぶんビール瓶が飛んでくるかもw


<甲田さん料理コーナー>

今回は麺ものだったようで(毎回食べずに済ませて来てすみません/謝
製麺屋さん?から送られてきた麺に合うスープを、この1週間ほどずーーーっと考えていたとかw
結局、どんな味だったんだろう?


その後も畳みかけるような鉄板曲ばかり

♪Long Vacation
♪PORK CHOP CHIC
Caravan も演った気がするが


encore.

♪スナック宇宙のテーマ
♪Mood Indigo
ラストはしっとりと終わった



スカパラもほぼ毎年、海外にツアーに行って、バンに寝泊りして
毎日移動しながら、起きたら次のライヴ会場みたいな生活をしてるから
若干、年下のブラサキメンバも武者修行に行けばいいのにと昔から思っていた

狂気的な甲田さんのsax、天才的な修二さんのgt.、ユキさんの意外性w
曲のアレンジ、音やその場の空気もまとめるCohさんのジェントルマン精神と力強いボーン
それらを底辺でしっかり支えるのは、なんといってもリズム隊のタケオさんとキミノリさん

これまであまりプロモなど積極的にやらずにいたけど
まだまだ日本のジャズ界は盛り上がりに欠けるし、敷居が高いイメージが拭えないまま
今回、外国人プロデューサーがスパルタ的に引っ張ってくれたのも功を奏したのかも

新譜、期待してますよー


***

渋谷駅の構内では、ゆづくん発見! しかも、並びには井浦新さんまで!
雑踏激しい中、なんとか写メったv





【GLADD】井浦新「セレクトに、価格に、グッとくる。」(33秒CM)

帰りにコンビニに寄ったら、キシリトールガムを買ったら、
ゆづくんのクリアファイルをもらえるってキャンペーンを発見して
最近はガムを噛む習慣はないんだけど、普段やらない「衝動買い」ってやつをしてしまった
それも、4種類ぐらいから選べるから悩みつつ、全種類揃えたい欲求は抑えて1枚選んだのはこちら



***

念願のイギリスに旅行に行っていたF氏から、可愛いお土産をたくさんもらった
ありがとうううううううううう!!

私の好きなエジプトもの(バステト神かな? かあいい



簡易包装にも感動してしまった!
ビニール包装のない箱を開けると、やわらかい紙に包まれた像がコロっと出て来る



日本もこれくらいで充分なんだ
そしたら空港に大量に包装紙が捨てられる問題もすぐに解消する
今は「あら、この包装紙(紙袋)は三越で買ったのねえ」なんてブランド力は意味がないんだ

以前ライヴ友さんから頂いた忠犬ハチ公との出会いも演出してみましたv



ちょうど欲しかったリップクリーム



そして、イギリスと言えば・・・お茶! お茶大好き
しかも缶がポストで可愛い



 



こちらも缶を開ければ茶葉が入っているという簡易さ



早速飲んだら、さっぱりしてて飲みやすい、クセのない味で好きですv




写真もたくさん見せてもらって、昔ロン&パリ行ったことを懐かしく思い出した

「小さな旅」の「LONDON & PARIS '99.10.27-11.2」参照

私は行けなかったウェールズ地方、パディントン駅などへも遠出したようで
どこを撮っても絵になる景色ばかり 地方の緑も素晴らしいし
もっと話を聞きたいから続きは11月にv


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土曜ドラマ『植木等とのぼせもん』(2017)(1~4回 全8回)

2017-10-29 14:03:50 | ドラマ
土曜ドラマ『植木等とのぼせもん』(2017)(全8回)

原案:小松政夫『のぼせもんやけん』

出演:
【クレイジーキャッツ】
山本耕史 植木等 dr.
山内圭哉 ハナ肇 voc.,gt.
浜野謙太 谷啓 tr.
西村ヒロチョ 安田伸 テナー・サックス
パーマ大佐 石橋エータロー pf.
小畑貴裕 桜井センリ pf.
深水元基 犬塚弘 bass.

志尊淳 松崎雅臣(小松政夫)
富田靖子 松崎ハツエ 母

優香 植木登美子 妻
伊東四朗 植木徹誠 父

高橋和也 渡辺晋 社長
勝村政信 古澤憲吾 監督
藤本真澄プロデューサー

武田玲奈 鎌田みよ子
坂井真紀 ツル子ママ スナック「たぬき」
中島歩 久野征四郎


サントラまで出てるんだ
オリジナル・サウンドトラック&明るい昭和の音楽集

2014年頃に植木さんの無責任シリーズ映画にハマって、劇場で観る貴重な機会もあったり
去年、改めてクレイジーキャッツのCDをいろいろ聴いて、カラオケでも歌ったりして
今回のドラマ化はとても嬉しい企画

一番驚いたのは、植木さん役に山本耕史さんを起用したこと
ギャップが逆にハマったのかな 意外な幅が見られた

さすがに歌は吹き替えだろうと思ったら、ちゃんと山本さんが歌うってスゴイ
声質を歌だけでなく、普段の喋りも似せて、かなり本人に近い/驚
その他にも、当時の流行歌をそれぞれがなりきって歌うのも大きな見どころの1つ

1話30分と短く、原作が小松政夫さんだから師弟関係を主軸としながら
当時の活気に満ちたテレビ、音楽業界を垣間見ることが出来るのも楽しい


【ブログ内関連記事】

「植木等の時代」の魅力に迫る!

プレミアムトーク 伊東四朗さん@あさイチ


あらすじ(ネタバレ注意


第1回 誕生 スーダラ節


小松さんがいきなり淀川さんのモノマネで登場
(私は淀川さんも大好き

 

【昭和36年 東京・目黒】
父親と話すシーンは最初の場面だったんだ



等:オレに歌を歌えっていう奴がいて、それが酷い歌詞なんだ
父:どんなやつだ

♪スーダラ節の節を歌ってみせると

父:
素晴らしいじゃねえか “分かっちゃいるけど、やめらない”
これは親鸞聖人の生き様に通じるものがある
これは大変な歌だぞ


等:34にもなって冗談じゃないよ
父:坊主にならなかった罪滅ぼしに歌ってこい
等:こんな歌がヒットするようじゃニッポンはおしまいだよ

『シャボン玉ホリデー』
いきなり♪スーダラ節 から

 

当時は白黒だったよね カラーで観られるって貴重
鼻の下のちょびヒゲ、下駄に腹巻、カンカン帽っていでたちも可笑しい

街頭テレビで楽しむ人々 真似する子どもたち



これはNHKホール?



 


【東宝・会議室】
藤本真澄プロデューサー:今度君で映画をつくることになった
社長・渡辺晋:お前の仕事だぞ、植木屋



話はまだないが、タイトルは決まってて『ニッポン無責任野郎』

無責任一代男(歌:山本耕史)
古澤憲吾監督がダメ出し 「もっと明るく軽薄に!」(勝村さんも面白い/爆



 

等:そんな馬鹿な踊りやる奴いるんですか

古澤:いない! いないからいいんだ!
(もう1作目からシリーズ全体がイメージ出来るようだ

劇場は大爆笑 絵の看板もイイね
こっそり観に来て大盛況なのに驚く



雑誌にもたくさん載る
「およびでない これまた失礼いたしました」のギャグも生まれる



 

多忙でクルマやセットで眠る日々

ウナ・セラ・ディ東京/ザ・ピーナッツ(歌:鈴木みな・まりあ)
(ほんとの双子が演じてるから、ソックリにシンクロしてる



等の顔が黄色いと言われる
スケジュールをパンパンに入れるマネージャーにつっこんでいたら過労で倒れてしまう



病室に一緒に泊まって見守る妻・登美子
「もうすぐで死ぬところだったのよ」



病室にまで来る記者
ハナ肇:もう2~3週間すれば治ります 酒の飲めない男が肝臓とはなw



渡辺:
売れない頃を思い出してごらんよ 贅沢な悩みだよ 今突っ走らないといつ突っ走るんだよ
今あの役を演れるのはあいつしかいない 10年後、30年後、あいつが死んだ後も・・・

トミコ:縁起でもない!

渡辺:あいつは大衆の心の中に生き続ける そういう男になるんだ

等:ここらが潮時かもな コツコツ骨折りながら生きてくのが人間だろ?

トミコ:
日本があなたを求めてると社長がおっしゃってたわ
家と子どもは私が責任持ちます
あなたも責任持って、無責任やってください
それと、運転手を募集してるみたいよ


経堂の理髪店で鎌田みよ子に髪を整えてもらう松崎雅臣(のちの小松政夫)



M:ここら辺にあの植木等が住んでるの知ってます?
みよ子:私、裕次郎が好きだからなあ

付き人になると言うと、叔父が大家をやってる安くていいアパートあると教える
ナンパしてると仏頂面の叔父・鎌田巌が出てくるw
叔父:部屋は空いてるが、姪っ子に空きはないからね



病室に来たMは、緊張して声が上ずってる 自宅に案内される
(いい家 室内もモダンだし トロフィーだらけ 何のトロフィー?

 

等:君はセールスマンをしてたんだって?

M:
横浜で2年間 あっちがやりたいのか、こっちがやりたいのか考えたら、こっちがやりたいんです!
どうにものぼせもんで! うちの地元の言葉でカーっと夢中になりやすい奴というか

等:オレも坊主をやるか散々悩んでこっちを選んだ 君と同じのぼせもんだよ

M:
博多の出で、母は元気だが、父は10代の頃に結核で亡くなった
きょうだいは姉が3人、兄が1人、弟、妹がいます(昔はほんときょうだい多いなあ

等:
オレのことを先生なんて呼んだらはったおすぞ
親父と呼べ 俺のことを親父と思えばいい

父が退院祝いに来る
Mの母・ハツエから等の大好物の干物がたくさん届く
手紙も入ってる “なにとぞよろしくお願い致します”





第2回 植木さんの親心
淀川さんは毎回出てきて説明してくれるのね
「すごいですね~ 怖いですね~」ww

【昭和39年】

母・ハツエから電話があり、東京に来ると言われ、「来なくてよか!」と怒るM

ハマケンの「ガチョーン」褒められてるw



仕事に復帰して、次は『日本一のホラ吹き男』
常に大声で叫んでる古澤
等:さすがの東京オリンピックもあの人には敵わねーや

ハナ:(張りぼての牛に)面白くないね、これ 

 

青島幸男(構成作家):
ホンモノの牛に“鳴いてみろ”て言うのはどうだ?
鳴かなきゃハナが“ハラホレヒレハレ~”て逃げればいい
(牛に入ってのはザ・ピーナッツってw

淀川さんがクレイジーキャッツのメンバを紹介

リーダーはハナ肇 voc.,gt.
植木等 dr.
谷啓 tr.
犬塚弘 bass.
安田伸 テナー・サックス
石橋エータロー pf.
桜井センリ pf.

 



ダブルピアノか ハマケンは生演奏?
本格的にジャズを演ればすごい腕なのに、コミックバンドになったのね


ふりむかないで/ザ・ピーナッツ(歌:鈴木みな・まりあ)
(ハーモニーもきれい このクオリティで全部生放送?



コントも披露  伊東ゆかり役でショコたんもいる
怖い客には「キチンと座りなさい」と震えて言う谷
ピストルでも出すかと思いきや切符でコケる



よぼよぼのおじいさん役で等が来る 席を譲れと男に迫る
奥村チヨが来て、「こちらどうぞ」と席を譲る等 老人に化けていただけだったw

 

自宅に帰るとサキサカの妻(萬田久子)がお見舞いに来ている
息子がテレビ制作に入社が決まったと聞き、どこか羨ましげなM それを見る等



等の父はもとは住職とともに貴金属の工芸などをつくる職人でもあった



等:付き人が心を開いてくれない
父:お前が息子と思えてるかどうかだ 求めるだけじゃ不公平ってもんだ


1ヶ月目の初めての給料をもらうM
部屋に母・ハツエが来て「等に挨拶に来た」と言う
(今と違って、博多ってそんなに遠いと思われてたんだね



M:日本で一番忙しい人やぞ! 寝る時間もなか人やぞ/怒
母:母ちゃん、帰る 悪かった 堪忍な マサボウ



明太子をお土産を置いて出て行き、とても後悔するM

トミコが理髪店に挨拶に来て、みよ子は明太子を渡す

等:
せっかくいらしたお母さんを追い返したんだ
まさか、自分の母親をオレたちに見せるのを恥ずかしいと思ったんじゃねえだろうな

そんな付き人はいらねえ!
親の心は言葉に出来ないものなんだよ わざわざ上京してきた母親のことを考えろ

オレの親父が住職だった頃、戦争反対と言って何度も投獄されたことがあって恥ずかしかった
「アカ」だなんだって後ろ指さされて


貧乏だったけど、おふくろは、毎日弁当作って、
親父のところに持ってけって警察まで届けさせたんだ

おふくろは全部分かってた
だから正々堂々と弁当届けさせたんだよ
お前も女手ひとつで育てられて、母親がどんだけ苦労したか見て来てるんだろ


等はハツエに電話して謝る
Mに代わると「あんな立派な人にお世話してもらうとね 安心したわ」
「ごめん」と泣く



等はMを夕食に誘うと「親父さん、すいませんでした」
(明太子美味しそう~



第3回 俺たち戦友

淀川さん(白髪の感じが似てるなあ

「みなさん、また、また、また、お会いしましたね~
 面白いことを思いつくのが上手く、クレイジーキャッツの脳みそと言われていた
 谷啓さんが辞めると言い出したんですね 怖いですね~
」w

昭和39年 東京オリンピック開会式のラジオを聞く谷啓

 

リハでなんとなくおかしい谷に怒るハナ

ハナ:
オレたちゃ芸人か? ジャズマンだ アンサンブルがすべてだよな!
30すぎてようやく芽が出た遅咲きだ 落ちる怖さ分かってるだろ!


楽屋で谷は等にバンドを辞めると言う
等:ハナの癇癪なんていつものことじゃねえか
谷:ハッキリ言えばマンネリだよ 僕らが飽きたら、見てるほうも飽きるし

等:
クレイジーキャッツはあんたのアイデアでもってるんだよ
オレはあんたが来たからクレイジーに来たんだ
あんたが辞めるなら、オレも辞めることになる


等ソロのレコーディング
作曲家・萩原哲晶(うじきつよし):ひとまず好きなようにお願いします
作詞・青島幸男とのコンビでクレイジーキャッツのたくさんの名曲を書いた

 

 

だまって俺について来い(歌:山本耕史)
(山本さん、信じられないくらい声質を似せてる/驚

青島:C調から一気にロマンチックに落として、最後は高笑い これぞ植木等!


ハナ:谷は最近おかしくないか? 金がねえのかな
等:ハナはこれでいいのかい? オレばっかり前に出てさ
ハナ:そういうこと二度と言うんじゃねーぞ!

真剣にタテをしている2人の間で「ガチョーン」



「谷さんがいなくなったら日本中が悲しむんです」と言おうとするM

谷:
僕たちは一体何をやってるんだろ
こんな薄暗い所でうじうじと絵空事ばかりで何になるのかねえ・・・

 

三宅選手が重量挙げで世界新記録の金メダルをとる
女子バレーボールも金メダル

谷さんの家もモダンで可愛い 赤ちゃんの他に3人も子どもがいる!



 




父:五輪のマークの意味は平等なんだ

等:
父さんのモットーは平等だったね オレに等ってつけたのもそこからきてる
名前の通りに生きるのも難しい オレにはムリムリ

父:
人間にはそれぞれその人間にしかやれない役割があるんだ
平等はみんなが役割を果して成り立つ


ホンダラ行進曲(歌:山本耕史)
(この曲はとくに荒唐無稽だよねw



犬塚:付き人も大変だろうが、一番大変なのは植木屋なんだから、それだけは忘れずに辛抱するんだぞ

ハナに捕まって話してしまうM



ハナ:
そんな大事な話をなんでリーダーのオレが知らないんだよ!
富士山はしっかりした裾野があるから頂上がある
オレは裾野でいい メンバーがみんな頂上に登ったらこりゃ倒れちまう
それがエーちゃん、桜井さんや、オレなんだよ

オレたちは単なる友だちや、仕事仲間じゃねえ 戦友だよ!
何も隠し事はなし その代わり死ぬ時は一緒だよ


(いつもリーダーにこだわってるんだね
 映画の中のガンコ親父なイメージと重なる

等:ハナがクレイジーキャッツを作らなかったら、俺はこんなに売れてない

ハナ:
植木屋がいなかったら、クレイジーはこんなに売れてない 全員がそう
谷と直接話してみるよ
でも、山のてっぺんから見える景色ってどんなもんかなあ!

ハナも主演映画のことで記者に囲まれる
記者:同じ時期に植木さんの主演映画も公開になりますが、勝ち目はありますか?(映画会社の戦略か?
ハナ:今の植木等に勝てる者など、日本にいるわけないだろ!



オリンピックは閉会 次はメキシコ
たむれ、たむれ~愛してたむれ~ 歌いだす谷

谷:僕は次のオリンピックに出ることにした 種目は「ガチョ~ン」

 



【紅白にも出場】

 

だまって俺について来い


【昭和40年1月】

スナック「たぬき」ってw ママはツル子
Mはみよ子のことを話してると、店でケンカしている男2人

 

淀川さん
「このニヒルな青年がMに光と影をもたらします
 では、またお会いしましょう さよなら、さよなら、さよなら

(淀川さん、また会いたいなあ!



第4回 スターの誇り

淀川さん
「クレイジーキャッツはもとはジャズマン
 でも植木さんはスーダラ節を歌う そこに彼の美学が隠されているんですね~」


【昭和40年7月】

海辺で銃に撃たれながら全力で走る映画撮影



古澤:もっと颯爽とした走りが見たいんです
M:植木さん、朝まで収録で寝てないんですよ!

古澤:
テレビなんて、あんな消えもんやってないで、映画に集中しなさい! 残るのは映画なんだから

テレビ番組のネタ作りもみんなで練る



ターザンが出る前に猿が出たら面白いと谷が言い、Mにやらせようとする
松崎が2人いて、まぎらわしいから
等:大きいほうが大松で、小さいほうが小松でいこう



奥村チヨに結婚を断られて会社でクビを吊ろうとする谷のコントに小松が猿で出て来る

 

チヨ助けて~!
等のターザンが来て「およびでないね」




ごめんネ・・・ジロー/奥村チヨ(鈴木愛理)



クルマの中でも♪ごめんネ・・・ジロー を歌う等
等:いい歌だな オレはディック・ミネみたいな渋い歌手になりたかったんだ

ゴマスリ行進曲(歌:山本耕史)
(実際はこっちかw


スタジオにこないだスナックでケンカしていた男が現れる
二枚目俳優・久野征四郎だと分かる

 




今度は銃の男に追われて、ビルの間に張ったロープを渡ってから高笑いを求められる等
何度も落ちて、やり直し、落下して足を傷める
松葉杖で帰り、トミコには階段を踏み外したとウソをつくが、Mは迫られて話す

 

 

(こんな無茶なアクションをCGもスタントもなしでやってたのか?!
 下には薄いマットだけ サーカスなんかやったことないのに無理だよ


自宅で必死に絵コンテを書いている古澤を訪ねるトミコ



トミコ:
馬から転げ落ちたり、ビルの屋上から屋上へ飛び移ったりですとかは
植木家の保障を考えてやっていただいてるんでしょうね?
私どもにとって植木は、俳優である前に夫であり、父親なんです
それを考えてもらわないと困ります


Mと久野でたぬきに行く時、みよ子も誘う
久野:見ていてスカっとするような役者になりたい

「あいつはいいよな オレたち本物のサラリーマンの気持ちなんて分かってねんだよ」


(あら、シソンヌ登場

M:
あん人がどげんいろんなこと我慢して生きとるか分かるとか!
人には見えん苦労があるんたい

またケンカになり、久野が代わりに殴られる




【公開ラジオ】



ハイそれまでョ(歌:山本耕史)

 

父:オレも義太夫になりたかったこともあったんだ 歌舞伎座で演ったこともあるぞ(芸達者な家系なんだね
M:もったいないなあ あんなに歌が上手いのに、こんな歌ばっかり歌わされて
父:好きなことだけやって生きてる人間なんて誰もいないだろ?

ハナが来て、植木の足が映画撮影のせいだと知らずにまた怒る
等:オレが降りたら、周りのスタッフの生活はどうなる?
ハナ:週末は収録と地方だよ その次の週は舞台もある お前一人の問題じゃないんだよ

父:みんな気を遣ってくれてんだ 少しは考えたらどうだ?
等:オレはやるよ やりたいことと、やらなきゃいけないことは違うんだよ



古澤:ムリしなくていいんだよ まだ足が万全じゃないんだから やはり代役を立てて・・・
等:いえ、やりましょう

また落ちてもやり続けて、とうとう渡って高笑い
古澤は「素晴らしい 無事でよかった!」と抱きつく

(なんか次に映画観る時、苦労を思って泣いちゃいそうだな お笑い映画なのに

等:植木等もラクじゃねえな でもだからこそ面白いんだよな


(自分で、自分を演じている感じなのかな


(つづく


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土曜ドラマ『植木等とのぼせもん』(2017)(5~8回 全8回)

2017-10-29 11:00:39 | ドラマ
土曜ドラマ『植木等とのぼせもん』(2017)(1~4回 全8回)

原案:小松政夫『のぼせもんやけん』

出演:
クレイジーキャッツ
山本耕史 植木等 dr.
山内圭哉 ハナ肇 voc.,gt.
浜野謙太 谷啓 tr.
西村ヒロチョ 安田伸 テナー・サックス
パーマ大佐 石橋エータロー fp.
小畑貴裕 桜井センリ fp.
深水元基 犬塚弘 bass.

志尊淳 松崎雅臣(小松政夫)
富田靖子 松崎ハツエ

中島歩 久野征四郎

武田玲奈 鎌田みよ子
優香 植木登美子 妻
伊東四朗 植木徹誠 父

高橋和也 渡辺晋 社長
勝村政信 古澤憲吾 監督
藤本真澄プロデューサー
坂井真紀 ツル子ママ スナック「たぬき」


あらすじ(ネタバレ注意


第5回 弟子の名は。
Mはみね子と東京タワーに来る夢を見る
(やっぱりデートの定番は東京タワーなのね

 

遅刻して等が運転する
等:お前のことはすべてお見通しなんだよ

みんなの前で前に勤めてた上司のモノマネを見せて
「も~~~知らない、知らない!」 谷だけ爆笑する




逢いたくて逢いたくて/園まり(歌:山本彩)



(昭和の名曲はどれもいいねえ
 コントと歌が見られるって、『サタデー・ナイト・ライヴ』よりこっちが先?!

<コント>

父:(新聞を見て)今年の交通事故件数、早くも去年を上回るかあ
母:角のお米屋さんにダンプカーが突っ込んできたんですって クルマは走る凶器だなんていいますからねえ
父:(子どもたちに)クルマには気をつけるんだぞ!

ゆってるそばから、壁からなぜか船で突っ込んできて♪お~い船形さん~
(今でゆったら、まっすぐ彦介みたいな?爆

等:あれ、およびでないね(漕いで戻るってww

 


久野がオードリー主演『シャレード』のチケットを2枚くれる
(私の両親の時代は、いい映画もたくさんかかってたんだよなあ!



久野:
みよ子を誘えばいい
そういえばオレ、岡本喜八組に決まったんだよ!

(出てくる監督名もハンパない
 この人のモデルは誰だろう?と思って調べたら、そのままの名前だった

理髪店に行って、みよ子を誘う

ふりむかないで/ザ・ピーナッツ(歌:鈴木みな・まりあ)

Mのデートがメンバにバレバレでハナが小遣いを渡す

等:今日、オレにつかなくていいぞ 女房の買い物に付き合ってやってくれ

Mは等の父からトミコと等の馴れ初めを聞く
お見合いだったが学生時代にずっと同じ電車だった
大学時代に離れ離れになったから文通していたって可愛い

靴屋に行って、Mに履かせて「サイズ同じでしょ?」と買う
等が帰って履くと

等:
くるぶしがひっかかるから走れないな
お前履いてみろ 似合うじゃないか お前が履け
身だしなみは足元から 靴さえちゃんとすりゃあとは大体サマになるからな

(いい夫婦だなあ/泣

最初からそのつもりだったと気づく
それを履いてデート 夢の通り東京タワーに行く

 

み:
いくら想い続けても、追いかけてる夢の大きさが違うもの
今に大スターになってもっと違う世界に行っちゃうだろうし

Mがフラれたらしいと聞いて、なにか言う谷



M:
あ~あ 初めてのデートでフラれちゃったよ
も~知らない、知らない、知らない!

メンバから大爆笑される



トミコ:
なんだか羨ましい気もするわね
私たちの時代は恋愛なんて心の余裕なかったですもの

等:食うものもなくて、今、こうして暮らせるのも感謝しなきゃな


等の台本を見ると、小松の出番が書いてある 谷が推した

 



(付き人から芸人になるって、登竜門みたいな道なのかな?
 所々に貼ってある映画ポスターも気になる 『悪人成敗帳』って何だろう・・・



等:
オレたちの商売は、なんでも芸のこやしになるってことだ 谷啓に感謝しろよ
チャンスのしっぽは必ず掴むんだぞ

石川五右衛門役で見得を切った後ずっこけて



「どーしちゃったのかしら、お稽古の時は上手くいったのに
 も~知らない、知らない、知らない」

(これは歌舞いてるかどうか夏木京介さんに見て頂かないと

博多でテレビを見てるハツエ



等:そろそろちゃんとした芸名がないとな
M:前に犬塚さんに言ってもらった博多どんたくにちなんだ“どん たくお”にしようかと
等:それはわんちゃん、冗談で言ったんだよ(それぞれのニックネームも面白い

ちゃんと封筒にしたためて、印鑑まで押してるって、子どもに名前つけるみたい



M:こんな二枚目な名前でいいんでしょうか?
等:いずれ大きな役者になった時、“どんたくお”じゃ仕方ないだろ?

父が倒れたと電話がくる



第6回 オヤジたるもの
実家に帰るといつもの痔



現場に戻ると、早速Mに視聴者から問い合わせのハガキが来ている



さよならはダンスの後に/伊東ゆかり(歌:中川翔子)
(この曲も知ってる オルゴールを小さい頃持っていた 叔母のだったっけ?

 

柔(歌:山本耕史)
急に割り込んでくる等 「およびでないね」

 


家で腕時計を探す等
トミコ:あなた、もうMがいないと生きていけないわねw

Mは徹誠の世話をしている
等が芸能界に入る時、父に相当反対されたことを聞く

父:
“坊主は死んだ人間を供養する 芸能は生きた人間を楽しませる
 オレは生きた人間を楽しませたいから芸能界に入る”と言ったんだ

屁理屈を抜かすなとどやしつけてやったよ

M:でも親父さんは今一番生きた人間を楽しませています

父:もう付き人になって3年目 そろそろ一本立ちか


等のところに戻るM

等:
変な男だろ ああいうのを支離滅裂というんだ
若い頃は相当な女好きでな(!) そっちも大変だったんだ



布団に寝ると着物が着崩れるから後で衣装部に寄るかと聞いて
Mは衣装部に行って「着物の着付けを教えてほしい」と頼む



栗原:ここは着付け教室じゃねんだぞ!
M:見せてもらうだけでも! と土下座する

岡本組の『殺人狂時代』がお蔵入りになったと聞いてクノを探すM

 

M:お前ならまたチャンスがあるさ
クノ:やめろよ お前はよかったじゃねーか出番も増えて
怒って殴るM(今の若者ってこんなに熱くなって殴らないよね

Mとみよ子でたぬきに来る
ツル子:慰めがかえって傷つけることがあるのよ、とくに男はね
クノの住所を教えて、みよ子に行ってほしいと言う


【昭和41年 ブルーリボンの大衆賞をもらう等】
森繁さん、エノケンからも花束が届く



父のスピーチ:
この芸能界という明日をも知れぬ浮き沈みの激しい世界で
息子がここまで生きてこられたのは、一重に支えてくださった皆さんのお蔭である
これはもう明白でございます

植木等はまだまだ若輩者です 海のものとも、山のものともつきません
皆様のご指導がなければ、到底これから先もやっていけないでしょう
どうかよろしくお願い申し上げます



M:
すごいメンツでしたね
もし何かあったら、明日から芸能界なくなっちゃうってくらいのオールスターでしたよ

等:オレも一人前になって少しは親孝行できたろ?

父:
お前は小松くんのことをどう考えてるんだ?
万に一人のこの世界で立たせる気はあるのか?
ただ夢を見せて終わらせるだけか?

お前は自分のことしか考えてない
少しは親父らしいことをしてみたらどうなんだ
(すごい やっぱり住職さんだな


仮眠後、帯を締めなおすM
衣装部の栗原に聞くと根負けしてちょっとだけ教えていると聞く



ハナ:今度の日劇で谷が考えたMにピッタリな役があるんだよ やれるか?
M:やらしてください!

演奏の後にドレスで出て来る等(山本さんも相当体張ってるなw
ドレスが外れて、中からMが出ると大爆笑

 

Mの足から血が出てるのに気づいて包帯を巻く等
着付けのことを聞くと

M:映画の衣装部屋って遠いから、休憩のたびに行ってたら時間もったいないし
等:ありがとな



帰り道、みよ子とクノを見かけ、たぬきで号泣する
ツル子:男は我慢して、我慢して、それが男の色気につながるのよ

等:
次の大阪公演のコンサートと舞台の幕間を小松にやってくれねえか
幕間の5分、あいつにつながせるんだ
必死にネタ考えて、不安になって眠れなくなるほど

ハナ:そりゃ客に失礼ってもんだ 私事を持ち込むのはプロじゃないよ

谷:
やらせてみようよ まっちゃんを独り立ちさせたいんだよ
僕たちも毎日米軍キャンプ周って、ウケたり、ウケなかったり
自分たちで覚えてきたんだよ

(ハマケン、一体いくつだよ!?っていう円熟味



第7回 可愛い子には
ビートルズ旋風が起きる



谷:これで日本の音楽はすっかり変わっちまう気がするね


小指の想い出/伊東ゆかり(歌:中川翔子)



ペンキのコント 白と黒で塗りあうハナと等

 


クルマで話し合うハナと等

ハナ:まだやれるよ

等:
世の中は変わるのに 同じことやってていいのかな
シャボン玉だっていつかは弾けるんだよ


【昭和42年 大阪】



キャッツのステージは2部制で、小松は初めて幕間を任される
布施明と紹介され「あ、この歌知らねえや」とコケるが、客は笑わず野次が飛ぶ
では民謡を歌います「あ~らヨット」

ハナ:
あいつ、すっかりアガってる
素材が悪いよ 衣装、大道具、小道具なんでも使っていいんだから

2日目も、3日目もウケない

 

M:もう1日だけお願いします!
等からも頼む

(急にネタづくりからすぐに笑わせるのは難しすぎるよ

等:舞台に立ったら、誰も助けに来ない 自分でどうにかするしかねんだ

みよ子が来ている
クノはまだ落ち込んでるが少しずつ前を向こうとしている



みよ子:
私、ずっとマッチャンのファンだからね だからこの世界で一人前になるって約束よ
指きりして別れる

その夜、テレビから淀川さんが流れているのを見る



4日目
淀川さんのモノマネで「ハナ肇さん 老けて見えますけど、まだまだ85なんですねえ」
ウケてる



等:面白いこと考えるのって辛いだろ
M:でも笑い声聞いたら全部吹っ飛びました
等:その感覚忘れるなよ よく頑張った

谷に呼ばれて、メガネとテレビのセットをもらい、観客はさらに大爆笑



社長:イケるよあいつ 植木屋、いい育て方したな

等:
明日からもうオレのところに来なくていいからな
今、正式にお前を契約タレントにしてくれって決めてきたんだよ
マネージャーも用意する 明日からお前は一人で立つんだ
ここからがほんとの始まりだぞ



クルマを停めて泣くM
玄関先で別れ、父とトミコに明日からMは来ないという

トミコ:寂しくなりますね(もう子どもも巣立ったの?
父:オレも早く子離れせんとな


みよ子の店から母親に電話で知らせるM
母:これであんたも一人前の芸能人やね 植木さんに感謝してもしきれんね

淀川さん:ここからMは師匠の後を追うように大活躍するんですね~

そこに四郎さんが割り込んできて♪電線マン! 「およびでないね」w




【昭和52年】

名だたる名優が演じた舞台『王将』に挑む等





最終回 スーダラ伝説
Mは師匠のもとを離れて10年経ち、ドラマ、映画にひっぱりだこ

等の舞台『王将』にMが来る

等:
阪田三吉なんて50過ぎてから演るもんだってゆったら
植木さんもう50ですよ、なんて言われて驚いちゃってさ
最近の芸能界はすっかり変わって、テレビも見なくなっちまったからさ

父:小松くんの出ている番組は、欠かさず観てるじゃねえか

Mは母を連れてくる アガってまた明太子を渡す母




自宅で友人に頼まれたと句を書いている父



父:
世の中のことでどうでもならないことはないって意味だ
お前は無責任やってた時のほうがお前らしかったな
人生が外側から出来上がることもある


淀川:それは遺言のようなものだったのかもしれない

間もなく父は病に倒れる
病床で♪ス~ダラ節 を歌う 53年 父他界


Mは久々「スナック たぬき」を訪ねる
みよ子とクノは結婚 店を始めるという



クノ:映画を観たよ お前はオレがなれなかったものになったんだな
M:お前はオレがつかめなかったものを手に入れた
クノ:お互い行ける所まで行こうな

新聞に等が黒澤明の『乱』に出ると書いてある
(いた・・・かも!? 肝心なメモがないんだよなあ・・・



M:親父さんの背中はどんどん大きくなるよ


【昭和61年】

病床の社長は♪ス~ダラ節 を聴いていた



社長:古くならないだろ オレたち、なかなかのもんだったよな

等:植木等はあんたが作ったんだ

社長:
オレたちずっと走ってるな いろんなものを追い抜いて、追い抜かれて
もう1回みんなを楽しませたいなあ

ハナ、ザ・ピーナツ、他のメンバも来て
谷はボーンを吹き、ザ・ピーナツが歌う

 

翌年 社長も他界


【社長のお別れの会】



ハナ:
それぞれにペースがある 社長は全力で全うしたんだ
あの頃の歌またやるって話 歌えよ

等:あれはクレイジーキャッツがあってこそ
ハナ:いいんだよ やったほうがいい

Mも来る

等:親父も社長もいなくなって、俺もさすがにどうしていいか分からないよ



M:
オレももう一度観たいです 歌う姿
あの歌を歌えるのは親父さんだけだから

等:植木等はもうおよびでないんだから

M:やらなきゃいけないことをやるのが植木等だって言ったのは何だったんですか?
等:お前に何が分かる!

(セルフカバーのCDの裏にもこんな重い決断があったなんて知らなかった




等:あの頃はバカみたいに忙しかったし、バカみたいに楽しかったな

トミコ:
社長さんが言ってた
“20年後も30年後もきっとみんながあなたの話をするって
 たとえあなたがこの世からいなくなっても心の中で生き続けるんだって”

Mも同じことが言いたかったのよ

等:そんなこと言ってくれたの 会いたいねえ社長



等はレコードの件を引き受けることにする


往年の名曲を集めたレコードが大ヒットし、取材を受ける
等:映画も舞台もやったけど、僕はやっぱり歌い手なんだなって



古澤が来る 格好がそのまま!
等:無責任シリーズもリバイバルで観てくれる若い人もいるようですよ

古澤:
やっぱり映画は残るねえ
今日も打ち合わせでね ともかく元気でね
シュートするーーーーーー!




青島に再会するM

青島:
オレもすごい歌作っちゃったな つくづく自分の才能が怖いw
紅白も決まったそうだぞ 無責任男が帰ってくるぞー!!


【平成2年 紅白】

自宅で落ち着かない等
等:紅白なんて久しぶりだからさ

M:お迎えにあがりました
等:小松、ありがとよ



M:オレはただ親父さんにのぼせてるだけで のぼせもんです
等:変わらねえな、お前は 気をつけろ 目にワイパーはないからな


舞台袖で蝶ネクタイをMに頼む

M:親父さんはみんなを照らす太陽なんです!
等:植木等はそうでなくっちゃな それじゃちょいと行ってくるよ



♪逢いたくて逢いたくて(歌:山本彩)
♪スーダラ節(歌:山本耕史)
♪スーダラ伝説(歌:植木等)



やっぱり、自分自身を演じていた感じだな
最後は本人による♪スーダラ節 が流れた

私たちもまた植木さんに会いたいなあ!
周りを太陽みたいに明るく照らしてくれる無責任男に



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