作:大森寿美男
出演: 広瀬すず、松嶋菜々子、藤木直人、岡田将生、工藤阿須加 小林隆、音尾琢真、草刈正雄 ほか
ナレーター:内村光良
オープニング:♪優しいあの子/スピッツ
とうとう新シリーズが始まった
9月までなんてすぐだよなあ
そして、もう次のドラマも動き出しているんだろう
まずはキャストの名前と顔を一致させるのが、最初、大変
ウィキをチラ見したら、仙道敦子さんがキャスティングされてる!
『湯殿山麓呪い村』以来のファン
一時期、姿が見えなかったけれども、結婚して活動休止して、 去年、25年ぶりに女優復帰とある
またこうして見られるのは嬉しいかぎり
才能ある方なのに、結婚・出産でキャリアが途切れてしまうのは、いつも女性のほうなのが残念
【内容抜粋メモ】
昭和30年(1955)8月 北海道・十勝
野原で絵を描いている奥原なつ
子どもの頃のたった1枚の絵からアニメーションの世界に出会った
18歳の夏に幼なじみの佐々岡信哉がやって来る
手に火傷の痕がある なつはその手に救われた
昭和20年3月 東京大空襲
なつは逃げ惑う大勢の中で家族を見失う
避難所の学校も丸焼け 建物が倒れてきて、助けてくれたのがノブヤ
2人で学校のプールに飛び込んで生き延びた
大勢が川にも飛び込んだけど、亡くなっってしまったよね
なつ:ずっとずっと会いたかった
なつはやがてアニメーションの世界に人生を賭けていく
ここでスピッツの歌にのってアニメのOPかあ 動物いっぱいで可愛い!
これはモフモフ&自然で今までで一番好きかも
後にそれを描いているなつ 紙から飛び出してくるキャラクター
ハイジと宮さんを合わせたような癒される画風
アニメだから「半分、青い。」とはかぶらないか?
もし、黎明期の方々が出るなら手塚さんや、水木サンも出てきたりする?
北海道の方言っていうのもあるんだね
昭和21年5月 終戦翌年
なつは5歳の時に十勝にやって来た 一緒にいるのは柴田剛男 しばた牧場にやって来る
タケオ:
東京は焼け野原だけど、ここは本当の野原だ
最初は怖いおじいちゃんがいるけど 大丈夫 おじさんは婿養子なんだ
このロケは本当の十勝? 日本にもまだこんな素晴らしい自然が残ってるんだなあ
牛さんたちも、檻の中じゃなく、ちゃんと放牧されている
子どもをおぶった妻・富士子、長男・照男、長女・夕見子、次女・明美
戦地から戻ったタケオを迎える
マタギみたいな義父・泰樹もいて、なつを紹介する
なんか、「キャンディ・キャンディ」みたいにいじめられない? すでに心配
柴田家は苦労して荒地を切り拓いた開拓者の一家
タケオ:
あの子は僕の戦友の子で、父は満州で戦死してしまった
その人と約束した
どちらかが戦死したら、家族にあてた手紙を届けると
軍に検閲されないようお互いに託し合った
その人は東京の日本橋で料理屋をやっていると聞いて行ったが空襲でもうなかった
焼け野原の家にノブヤと来ると、兄・咲太郎(12)が妹・千遥をおぶっている 『火垂るの墓』みたい
兄:母ちゃんは死んだ 最期までなつのこと心配してた
ノ:うちも父さんも母さんも防空壕の中で・・・
兄:大丈夫 兄ちゃんがついてる
その後、子どもだけで生きていた タケオはなつだけ引き取ることにした ほかの2人は?
引き受けるフジコ 反対するタイジュ
フ:お父さんは苦労しすぎて麻痺してる だからそんな血も涙もないことが言えるんだわ
その話を聞いているナツ
「ありがとう」とフジコに抱きついて泣くナツ
なつはここで生きていくしかありませんでした
最後は、一般の方からのアニメ投稿が動画で流れる
今は、パソコンで描いて動かせる時代だもんね
そっか、語りがウッチャンだって今思い出した!
食卓に並んでるのは、じゃがいも、肉、味噌汁と牛乳? 麦飯?
机も巨樹の切り株の形がそのまま残った立派な机!
食糧難の東京では見たこともないご馳走に驚くナツ 搾りたての牛乳美味しそう
東京ではサツマイモばっかりだったと話すと、ユミコらは甘いサツマイモが食べたいという
(私の父がサツマイモが嫌いなのは、こうした背景があるのかもしれないな
ユミコと同じ生まれだから3年生 学校にはタケオが説明するという
ユミコの服を借りると、嫉妬して「それは大好きなのだからダメ!」というユミコ
ユミコ:その子はズルい 可哀相なのは私のせいじゃない
なつ:
私をここで働かせてください!
必ずいつかお兄ちゃんが迎えに来るって それまでここにいさせてください なんでもします!
タイジュ:そのほうがここにいやすいとその子が言ってるんだ
ナツ:ずっと働いてきましたから
タ:明日から夜明けとともに働け
東京では妹と物乞いもしたナツ
可哀相なふりをして、孫を亡くしたおばあさんに何かくれと頼む
祖母:孫の分まであなたたちが食べなさい とサツマイモをもらう
生きるために必死でズルいとも思わなかったナツ
フジコ:あの子は少し子どもらしくない
ニワトリとともに起きるナツ 水の冷たさと美味しさに驚く 牛が可愛いと言う
牧場で働く戸村悠吉と息子・菊介に紹介 タケオも遅れて来る
祖父から「しばらくは仕事ぶりを見てろ」と言われる
朝から搾乳 俳優さんたちもこれを練習したんだろうなあ
今の機械をくっつけっぱなしよりずっといい こういう牛乳なら飲みたい
今の檻の中でずっと不衛生なまま、つながれっぱなしのやり方も一緒に紹介してほしい
子牛が生まれても、そばにもいけず、そのまま亡くなる子牛も少なくないそう
戸村:
むやみに牛に近づくな 蹴られたら命なくすかもしれないぞ!
牛は馴れない人間がいると緊張して乳も出さなくなる 手伝うならまずは牛と仲良くならなきゃね
朝は4時から牛に乾燥飼料をあげる(牛骨粉とかじゃないもんね
早く仲良くなろうと「おはよう」と1頭ずつに声をかけるナツ
搾乳→放牧して新鮮な草を食べさせる(これが一番美味しいねv
牛がいない間に寝床をキレイにするのが大変な力仕事(牛さんたちもキレイ好きだからね
心配するフジコ 児童労働が行われてた時代だもんね
タケオ: ずっと大人に頼らず生きてきたから、意地がある 認めてもらおうと必死 今は見守るしかない
新しい寝ワラを敷き詰めていく 小さい体で重いワラを運ぶ姿を見るタイジュ
それからやっと朝食 じゃがいも美味しそう!
その後は、畑仕事 マメ、ジャガイモを作る
祖父は牛乳を集乳所まで馬車で運ぶ(やっぱりハイジみたい→「アニメまとめ」内『アルプスの少女ハイジ』
夕方にも搾乳 鳴いている牛を優しくなでるナツ
夕食時に寝ぼけているナツを見て、可哀相だと泣き出すフジコ
一瞬にして家族内の空気が悪くなってしまう
牛には日曜日もない 休みなしかあ 搾乳しないとどうなるの?
祖父に呼ばれて初めて搾乳 まずはあったかい布で乳房を拭いてあげる
この子役の子も本物の牛相手に搾ってスゴイ!
最初から上手いと褒められる 仕事をよく見ていたから
それを見て複雑なテルオ
テ:オレはじいちゃんに頼られたことない
タ:あの子のこと頼むな お前を頼りにしてるから
祖父はナツを荷馬車に乗っける ウッチャン:なつよ 一体どこへ売られていくよ(ww
着いたのは、十勝一の繁華街「帯広」 ここにも闇市がある 兵隊もいっぱいいる
祖父はナツに長靴を買ってあげる 10円
祖父:お前は東京で働いていたのか
なつ:靴磨きなら妹と一緒に出来るので
妹が笑うとアメリカ兵がチョコレートをあげる (なぜみんなチョコレートだったんだろう?
祖父:アニキは盗みでもしてたか?
なつ:
それだけはしないって 新聞を10銭で買って、20銭で売るんです
兄はタップダンスも見せていた
「ジャパニーズチャップリン! エノケン」と喜ぶアメリカ兵
なつ:
進駐軍の人にも人気があって 別れた時、妹は5歳 親戚の家にいる
兄は、今は孤児院にいます 兄がおじさんに頼んだんです
タケオ:
あの子をここに連れてきたのは、ユミコがいたからだ
父さんは戦地でユミコのことを片時も思わない日はなかった 戦友も同じ
だからユミコとあの子が反対になってもおかしくない
なっちゃんを見て、ユミコが孤児になって、大人から冷たくされていたら絶対許したくないと思った
自分のために、北海道のこんな所まで連れてきて 人生を変えてしまった
ユミコ:私のせい? 私もあの子の人生を変えられるってこと?
タ:ユミコのまま受け入れて欲しいと願っているだけなんだ
この頃は、親子関係も丁寧な言葉で、子どもも自立していたな
馴染みの菓子屋「雪月」に来る祖父ら
店主・小畑雪之助の母・とよ:店はやってるが、売るものはなくなった うちは闇で商売したくないからね
祖父は新鮮な牛乳と卵を分ける こういう分ける文化のほうがいいね
雪之助らはナツをユミコと勘違いする
妻・妙子(仙道敦子さんだあ!)、息子・雪次郎(なつと同い年で9歳)にも紹介
雪之助:お菓子は砂糖がないから作れない せんべいを焼く鍋なども供出してしまい、一からやり直さなければならない
雪之助も兵役に出て、帰ったばかり やっぱり北海道ですら物不足か 空襲もあったろうな
とよ:シベリヤに連れていかれなくてよかったねえ
なつは弟子だと紹介する祖父 疎開かと思われる
なつ:お願いです ケンカはしないでください! と頼む
タエコ:開拓者は思ったことをなんでも口に出すから驚いたでしょ?
はちみつが手に入ったからと、手づくりアイスクリームを作ってくれる 美味しそう!
そうだ 北海道だから美味しいものだらけだ 北海道展状態だ!
祖父:
オレたちはなんでもガマンせず言い合う
そうしなければ、開拓の辛さも、冬の零下30度を超す寒さにも耐え切れなかった
言い合える相手がいるだけで人は恵まれとる
それはお前が搾った牛乳から生まれた ちゃんと働けば、必ずいつか報われる日が来る
報われなければ、働き方が悪いか、働かせる者が悪い そんな所とっとと逃げ出せばいい(働き方改革!
一番悪いのは、人がなんとかしてくれると思って生きること
人は人をあてにする者を助けたりはせん
逆に自分の力を信じて働いていれば、きっと誰かが助けてくれる
お前はこの数日ほんとによく働いた それはその力で得たものだ
お前なら大丈夫だから だからももうムリに笑うこともない 謝ることもない 堂々とここで生きろ
泣きながらアイスを食べるナツ
ユミコは自分の服をナツにあげる
祖父:搾乳終わったら、今日は学校行け
なつ:ユミコちゃんもやらない? 乳搾り面白いよ
ユミコは牛乳が嫌い ええ! 水戸で納豆が嫌いなくらいの驚き
ユミコ:牛なんて臭いだけ テルオはまだ搾乳を教わってないとひけを感じる
てか学校まで何時間歩くの? 夏はいいけど、冬はキツそう・・・
校長:養子になされるつもりですか?
タ:いや、実の兄妹がいるので、籍は入れず、名前もそのままで、うちの子として育てたいと思います
花村和子先生が担任 席はユミコの隣り
教科書といってもわら半紙を束ねた感じ 戦後すぐだから、急に教育方針が変わった頃だよね
山田天陽(テンヨウ)も東京で空襲に遭い、疎開してきたと話すクラスメイト
ユ:山田くんは開拓で来たんでしょ
なつ:私も空襲で親を亡くして、孤児院にいました その前は浮浪児でした
同級生:東京には外で暮らす子どもがたくさんいるんだって 野良犬みたいに暮らしてて、ばい菌とか怖い病気いっぱい持ってるって
なつ:病気で死んだ子はいっぱいいました 私はユミコちゃんのお父さんに助けられました
山田:病気ならとっくに死んでるよ 東京から北海道までどれだけ離れてると思ってるの
山田はすごい上手い馬の絵を描いている かばってくれたお礼を言うなつ
ヤ:買った時はもう死ぬ歳だった 絵では生きてる 大好きだったんだ、この馬
ユ:あんなこと言われたら怒ればいいじゃない もっと言い返せばいい
郵便屋さんが来ていて、兄から手紙が来ていないかすぐに確かめるナツ
ないと言われても追いかけて、手紙の出し方を聞く
東京の家族に出したいというが、お金がかかると知り 10銭を貸してくれとフジコに頼む
フ: なっちゃんにとって大事な家族への気持ちを隠さなくていいの お金のことなんて気にしないで
久しぶりに亡き父の手紙を見る そこには家族の絵が描いてある ずっと大事に持っていたんだね
兄が手紙を書いてこないのを悲しむなつは自分から書く
「早くお兄ちゃんに会いたい 頑張って早く迎えにきてください それからチハルの住所を教えてください」
牛の出産を見るナツ 足が出てきてる! 難産だと大人何人かで引っ張ったりするよね
ちょうど産まれるところを撮影したスタッフもスゴイ
すぐに子どものもとにいく母牛 拘束された牛たちはこれが出来ないんだ/涙
ユウキチ:子ども産まないと乳は出ないんだ
(そう だからムリやりずっと妊娠させるのが今のシステム
ユウキチ:泣けるねえ 鬼のような家で暮らす戦災孤児の話はたくさん聞くもんな
なつは、山田にほかの絵も描いて欲しいという
なつ:私のお父さんも絵が上手かったの お父さんの新しい絵はもう見られないから
風が吹いて、「馬が動いて見える!」と山田にも見せる アニメの原点 パラパラマンガだね
郵便屋さんに手紙を渡すナツ 住所や名前がひらがなで可愛い
ユ:
あんたはこの家にいたいと思ってる? それとも仕方なく?
ハッキリしときたいのよ そこが分からないと、どう優しくしていいか分からない
なつ:私は大丈夫だから ムリに優しくしなくていいよ アケミの子守も手伝い、また怒るユミコ
薪割りをするテルオも手伝いたいというと断る テ:これはオレの仕事だよ!
なつ:
私のお兄ちゃんはダンスが踊れるの タップダンスを昔、浅草の芸人に習ってたんだって
私も習いたかったけど、戦争になったからダメだった
兄からの返事は来なくておかしいと思うようになる
別れる時に手紙を書くと言った ウソをつくような兄ではない
アケミのことも自分の妹を思い出すんだな、きっと
私がこれ以上寂しがらないよう、兄はわざと返事と書かないのではと考えたなつ
「私は幸せです どうか心配しないで」と書きながら泣く
(子どもはみんな自分が悪いと思っちゃうんだよね・・・
夜中に家を出て東京に帰る決心するなつ
「おしん」と同じで、日本人はとくにこうした人情話に弱いんだよね 次週が気になる
今回は子ども時代も丁寧に描いているし アニメーションを始めるのは後半かもしれないな
開拓者の話だけでも壮大な人間ドラマが作れるね
でも、その開拓のお蔭で森林伐採、自然のバランスも崩れている
その開拓者も、もともといた原住民のアイヌ民族を追い出した悲惨な歴史があるし
このドラマを国も評価してのっかったみたいな記事を読んだ
せっかくなら、今の牛乳、乳製品、牛やブタの飼い方の現状も一緒に伝えて欲しい
・搾乳牛と子牛のつなぎ飼い せめて群れ飼育へ@アニマルライツセンター