ロバート・マックロスキー/ぶんとえ 福音館書店
以前聴いた石田ゆり子さんのラジオで紹介していた絵本を借りてみた
・topics~石田ゆり子さんラジオ LILY'S TONE ほか
■ロバート・マックロスキー
1914年 アメリカオハイオ州ハミルトン生
高校時代から器用で学校や街で人気者だった
子供時代の思い出をもとにして絵本の処女作『レンティル』1940年が生まれた
奨学生としてボストンのヴェスパー・ジョージ・スクール・オブ・アートを卒業
ナショナルアカデミーで2年勉強
ボストンで壁画制作の仕事に従事
ある日カモメの親子の行列が道路で自動車の流れを止めるのを見て
『かもさんおとおり』1941年 福音館書店が生まれた
この絵本で1942年度のコールデコット賞を受賞
作家であり名ストーリーテラーのルース・ソーヤーの娘
マーガレット・ディランドと結婚
『ゆかいなホーマーくん』など
国内で3年間兵役を務めた
マックロスキー家はメイン州のペノブスコット湾の入り江に浮かぶ小島に引っ越した
『サリーのこけももつみ』1948年 岩波書店
『メインのある朝』1952年
本書で再びコールデコット賞受賞
『バートダウじいさん』 ほるぷ出版
現在夏はメインの島、冬は南のヴァージン諸島で暮らしながら
映画、人形劇など創作活動を続けている 1978年
センス・オブ・ワンダーな世界観
和訳が詩のようでとても味わい深い
けわたがも
みさご
下書きもなく水彩絵の具だけで描いたようなイラスト
紙のにじみもそのまま
シンプルで繊細な線と色
子どもたちだけで夜にボートを漕いでいるのはスゴイ
時々、カメラ目線みたいに
こちらを見ている子どもたちがいるから
フシギな気持ちになる
読み手を"おまえたち"と呼んで
物語の自然の世界に引き込んでしまう
小さな島々で自然と一体で暮らす人々
こんな小さな島に一軒だけ家がある?!
朝から夜への時間の移り変わり
季節の移り変わりも描かれる
嵐の備えは万端にしておかないといけない
島、湾や岬の名前、人々の名前も実在だろうか?
アイルボロ島
ウェスタン島
ポンド島
ホッグ島
スペクタクル島
ひどい天気になるわい
こりゃあひと荒れくるぞ
こんどのやつぁ吹きやがるぞ
つぎの潮の変わり目にな
海の男たちにとって
嵐はさらに特別なものなのが分かる
スループ型帆船
ヨール型帆船
ケッチ型帆船
突然吹き荒れる嵐で景色がガラっ変わる!驚
嵐が去った翌朝、高い木が何本も倒れたり
裂かれたりしているが
それも斬って利用するヒトも逞しいな
ひっくり返った木の根にインデアンの貝塚を見つけて
白人が占領するずっと前にインデアンが暮らしていたことを知る
島の生き物に別れを告げる
ここに住んでいるのではなくて
ひと夏を過ごすためのバンガローなのか
潮の満ち引きに合わせていた時計を
スクールバスの行き来に合わせる時だね
自分たちのボートがあるってブルジョアでは?
波と空をようく見ておくんだよ
海と潮の香りをようくかいでおくんだよ
去っていく場所のことを考えると少し寂しいね
でもこれから行く場所のことを考えると
少し嬉しいだろ
以前聴いた石田ゆり子さんのラジオで紹介していた絵本を借りてみた
・topics~石田ゆり子さんラジオ LILY'S TONE ほか
■ロバート・マックロスキー
1914年 アメリカオハイオ州ハミルトン生
高校時代から器用で学校や街で人気者だった
子供時代の思い出をもとにして絵本の処女作『レンティル』1940年が生まれた
奨学生としてボストンのヴェスパー・ジョージ・スクール・オブ・アートを卒業
ナショナルアカデミーで2年勉強
ボストンで壁画制作の仕事に従事
ある日カモメの親子の行列が道路で自動車の流れを止めるのを見て
『かもさんおとおり』1941年 福音館書店が生まれた
この絵本で1942年度のコールデコット賞を受賞
作家であり名ストーリーテラーのルース・ソーヤーの娘
マーガレット・ディランドと結婚
『ゆかいなホーマーくん』など
国内で3年間兵役を務めた
マックロスキー家はメイン州のペノブスコット湾の入り江に浮かぶ小島に引っ越した
『サリーのこけももつみ』1948年 岩波書店
『メインのある朝』1952年
本書で再びコールデコット賞受賞
『バートダウじいさん』 ほるぷ出版
現在夏はメインの島、冬は南のヴァージン諸島で暮らしながら
映画、人形劇など創作活動を続けている 1978年
センス・オブ・ワンダーな世界観
和訳が詩のようでとても味わい深い
けわたがも
みさご
下書きもなく水彩絵の具だけで描いたようなイラスト
紙のにじみもそのまま
シンプルで繊細な線と色
子どもたちだけで夜にボートを漕いでいるのはスゴイ
時々、カメラ目線みたいに
こちらを見ている子どもたちがいるから
フシギな気持ちになる
読み手を"おまえたち"と呼んで
物語の自然の世界に引き込んでしまう
小さな島々で自然と一体で暮らす人々
こんな小さな島に一軒だけ家がある?!
朝から夜への時間の移り変わり
季節の移り変わりも描かれる
嵐の備えは万端にしておかないといけない
島、湾や岬の名前、人々の名前も実在だろうか?
アイルボロ島
ウェスタン島
ポンド島
ホッグ島
スペクタクル島
ひどい天気になるわい
こりゃあひと荒れくるぞ
こんどのやつぁ吹きやがるぞ
つぎの潮の変わり目にな
海の男たちにとって
嵐はさらに特別なものなのが分かる
スループ型帆船
ヨール型帆船
ケッチ型帆船
突然吹き荒れる嵐で景色がガラっ変わる!驚
嵐が去った翌朝、高い木が何本も倒れたり
裂かれたりしているが
それも斬って利用するヒトも逞しいな
ひっくり返った木の根にインデアンの貝塚を見つけて
白人が占領するずっと前にインデアンが暮らしていたことを知る
島の生き物に別れを告げる
ここに住んでいるのではなくて
ひと夏を過ごすためのバンガローなのか
潮の満ち引きに合わせていた時計を
スクールバスの行き来に合わせる時だね
自分たちのボートがあるってブルジョアでは?
波と空をようく見ておくんだよ
海と潮の香りをようくかいでおくんだよ
去っていく場所のことを考えると少し寂しいね
でもこれから行く場所のことを考えると
少し嬉しいだろ