2018年初版
盲導犬の一生を絵と文でとても分かりやすく説明している
これまでもいろんなはたらく犬の本を読んだけれども
この本が子どもから大人までたくさんの人に読まれて
もっと盲導犬について知る機会が増えたらいいなと思う
堀川理万子
東京都生まれ 東京芸術大学大学院美術研究家修了
テンペラ画のタブローによる個展を定期的に開くとともに
絵本、立体作品にも取り組む
井上こみちさんのその他の著書:
『ハヤト、ずっといっしょだよ』
『災害救助犬レイラ』
『おかえり!盲導犬ビーン』
『犬の消えた日』 『終戦ドラマスペシャル~犬の消えた日』
『ディロン~運命の犬』 『ディロン~クリスマスの約束』(2006)
■井上こみち あとがき
盲導犬は辛いけど我慢して働いているのではありません
いつも楽しそうに仕事をしているのです
交通機関、飲食店、宿泊施設への入店入室は法律で認められていますが
まだ拒否されることが多いのも現実
「身体障害者が緊張しないで暮らせる世の中になって欲しい」
というノリオさんのメッセージをお伝えできれば幸いです
【内容抜粋メモ】
繁殖犬飼育委託ボランティア
盲導犬の母犬を預かり、出産のお手伝い
子犬の健康管理などを行う
パピーウォーカー
子犬は生後約50日でボランティアの家庭に1年間預けられる
愛情をたっぷりうけて育ち
人との信頼関係をつくる大切な時期
名前をつけるのもパピーウォーカーの役目
訓練センターで盲導犬の訓練をはじめる
指示されたことができたら「グッド」と褒める
逆に「不服従の訓練」も大切
クルマが来てるのに「ゴー」と指示されても動かない、など
マッチング
試験に合格すると、盲導犬を希望している人と
どの犬を組み合わせたらいいか、指導員たちが会議で決める
ユーザー(目の不自由な人)も一緒に訓練
盲導犬とユーザーは訓練センターで3週間ほど暮らす
訓練士さんがついてアドバイスをしながら町中も歩く
アーサーのユーザーのノリオさんは針灸の施術者
友だちとレストランで食事の約束をしたのに
「犬は入れられません」と断られてしまう
雪が降り、音が消えて、家が分からなくなり
「ここはどこか、どなたか教えてください!」と叫ぶノリオさん
でも鼻のいいアーサーはニオイで家まで連れて行ってくれた
旅行が大好きなノリオさん夫婦と一緒に
飛行機、バス、電車にも乗って一緒に出掛けるアーサー
小学校の講演にも呼ばれて、盲導犬について教える
ノリオさん:
盲導犬がハーネスをつけている時は仕事中なので見守っていてください
撫でたり、食べ物を与えないでください
ハーネスをはずすと普通の犬と同じです
風を感じて歩くようになれたのもアーサーのお蔭です
アーサーくん、ありがとう
引退
盲導犬協会では、脚力、視力、聴力が弱りはじめる12歳を目安に引退させている
訓練センターには、引退した犬が過ごせる広い部屋がある
老犬ボランティア
盲導犬を引退したアーサーを引き取った女性は
老犬の世話をしながら、小学校・幼稚園・保育園に連れていき
盲導犬について知ってもらう活動もしている
「声をかけてから、優しく撫でてね」
ノリオさん:
目が見えないってことは、なにも見えないことじゃない
人のことは、ずっと前から、心で見ることができていた
アーサーと一緒になってからは
もっとよく見えるようになった
最後はじぃーんとする、いいお話
絵もやさしいタッチで
盲導犬の訓練、暮らしがよく分かる
■関連記事
・ベイリーとゆいちゃん@NHKスペシャル
・どう防ぐ? 視覚障害者のホーム転落事故@あさイチ
・「読書感想メモリスト4」カテゴリー内[働く動物]
ほか
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これまでもいろんなはたらく犬の本を読んだけれども
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堀川理万子
東京都生まれ 東京芸術大学大学院美術研究家修了
テンペラ画のタブローによる個展を定期的に開くとともに
絵本、立体作品にも取り組む
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『ハヤト、ずっといっしょだよ』
『災害救助犬レイラ』
『おかえり!盲導犬ビーン』
『犬の消えた日』 『終戦ドラマスペシャル~犬の消えた日』
『ディロン~運命の犬』 『ディロン~クリスマスの約束』(2006)
■井上こみち あとがき
盲導犬は辛いけど我慢して働いているのではありません
いつも楽しそうに仕事をしているのです
交通機関、飲食店、宿泊施設への入店入室は法律で認められていますが
まだ拒否されることが多いのも現実
「身体障害者が緊張しないで暮らせる世の中になって欲しい」
というノリオさんのメッセージをお伝えできれば幸いです
【内容抜粋メモ】
繁殖犬飼育委託ボランティア
盲導犬の母犬を預かり、出産のお手伝い
子犬の健康管理などを行う
パピーウォーカー
子犬は生後約50日でボランティアの家庭に1年間預けられる
愛情をたっぷりうけて育ち
人との信頼関係をつくる大切な時期
名前をつけるのもパピーウォーカーの役目
訓練センターで盲導犬の訓練をはじめる
指示されたことができたら「グッド」と褒める
逆に「不服従の訓練」も大切
クルマが来てるのに「ゴー」と指示されても動かない、など
マッチング
試験に合格すると、盲導犬を希望している人と
どの犬を組み合わせたらいいか、指導員たちが会議で決める
ユーザー(目の不自由な人)も一緒に訓練
盲導犬とユーザーは訓練センターで3週間ほど暮らす
訓練士さんがついてアドバイスをしながら町中も歩く
アーサーのユーザーのノリオさんは針灸の施術者
友だちとレストランで食事の約束をしたのに
「犬は入れられません」と断られてしまう
雪が降り、音が消えて、家が分からなくなり
「ここはどこか、どなたか教えてください!」と叫ぶノリオさん
でも鼻のいいアーサーはニオイで家まで連れて行ってくれた
旅行が大好きなノリオさん夫婦と一緒に
飛行機、バス、電車にも乗って一緒に出掛けるアーサー
小学校の講演にも呼ばれて、盲導犬について教える
ノリオさん:
盲導犬がハーネスをつけている時は仕事中なので見守っていてください
撫でたり、食べ物を与えないでください
ハーネスをはずすと普通の犬と同じです
風を感じて歩くようになれたのもアーサーのお蔭です
アーサーくん、ありがとう
引退
盲導犬協会では、脚力、視力、聴力が弱りはじめる12歳を目安に引退させている
訓練センターには、引退した犬が過ごせる広い部屋がある
老犬ボランティア
盲導犬を引退したアーサーを引き取った女性は
老犬の世話をしながら、小学校・幼稚園・保育園に連れていき
盲導犬について知ってもらう活動もしている
「声をかけてから、優しく撫でてね」
ノリオさん:
目が見えないってことは、なにも見えないことじゃない
人のことは、ずっと前から、心で見ることができていた
アーサーと一緒になってからは
もっとよく見えるようになった
最後はじぃーんとする、いいお話
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