監督:青柳信雄
出演
小田切とみ:高峰秀子
山田先生:里見藍子
松次郎:進藤英太郎
ほか
高峰秀子さんがほぼ喋らない役を演じている
【内容抜粋メモ】
オープニングの手書きの字がかわいい
ナレーション:
子どもはあなたのものであると同時に国家のもの
子どもを強くするのは、国家を強くすること
不良になった子どもにどう接したらいいか
矯正院に入れたりして、あらゆる努力を続けている
東京少年審判所 坂井審判官
オダギリトミ
7歳で母が死去
保護者の叔父と知り合い、食いものにされていた
工場などを転々として、強情、放浪性もある
急に狂暴性を発揮して警察に収容された
坂井:第一声を参考にしてほしい
路面電車に乗る2人
まだ汽車の時代か
何もない土地に門がある
山田:私、初めてなのよ
トミは急に走って逃げる
川をバシャバシャ渡ると泣きだす山田
道中、トミはずっと無言だった
坂井:
あんたにもいい先生になってもらわないと困る
狂暴だったから今まで無事だったのかもしれない
女生徒みんなで声を合わせて心得を朗読
先生:今日からお友だちが1人増えた
ご挨拶してと言われても無言のトミ
急に笑い出す女生徒
食事の前も感謝する
いただきますと言わないトミは注意される
先生:どっさり食べて、どっさり働いて!
労働から逃げて寝ているトミ
女生徒:ギョロギョロした目が気にいらない!
山田:
あんたのほうで仲良くしてくれなくちゃ先生だって困るわ
あんた、先生嫌い?
先生はあんた大好き
着物の縫い方を教わる
先生:物事は基礎が大切です
トミを笑いものにした生徒ととっくみあいのケンカになる
男性教師:
みんなが作ったものは軍隊におさめる
兵隊さんはこれを使って、国にご奉公している
今、日本は1人残らず戦争をしている
参加してないのはお前たちだけだ
ひと針でも多く縫うのがお国のためになる
第二次世界大戦中か?
田舎のほうは野菜も育って、比較的のんびりしてたんだな
山田:あの子は私をかばおうとしてあんな騒動を起こしたんです
男性教師:
今までは自分のために暴れていた
今度は他人のために暴れたのは大変な進歩だ
自分以外の人間が守ってくれると知った
あの子を可愛がるほど、ほかの子どもたちは言うことを聞かなくなる
あの子のためにも頑張ってもらわなきゃ
トミは夜中に起きて立ち聞きする
食前のことばを必死に読むが
翌日も何も言えないトミ
隣りのコが足を踏んでいるのをガマンして食べずにいる
*
オルガンを弾く山田先生
♪村の少女 を合唱する生徒
トミが歌わないので、みんなやめる
山田:今日は唱歌はやめにしましょう
山田は教務員室で泣いている
教師:誰でも経験すること 負けちゃダメ
*
トミはいじめっ子を倒して逃げた
駐在所に電話して探してもらう
トミは丘の上から汽車を見ている
林の中を踊るように歩いて行くトミ
♪よっほほーい やっほほーい 娘は元気に跳ね回る~
草の上で寝ていると天気が崩れる
山の上に月が出る
真っ暗な森の中で木がモンスターに見えてトミはついに叫ぶ
虫のように地面を這って、山の上で祈る
明るくなり、慌てて山を下りると小屋を見つける
いろりの食べ物をかきこむ
男の子が2人入ってきて、ハラペコなのに譲り合う
トミ:
あたいが食べたんだよ、ごめんよ
滝つぼに落ちたんだよ
子どもが喋ってる間に寝てしまうトミ
*
ひどい風で小屋が揺れる
トミも慌てて手伝う
子どもたちの母は死んで、父が熊を撃ちに行く間はいつも2人きり
みそ汁に入れるマイタケをとりに出かけるトミと子ども
味噌と米はあるんだな
たきぎをとってくる子ども たくましいなあ!
雨の日は家で縄を編む
子ども:父ちゃんがいねえと寂しいな
トミが逆立ちをして見せると笑う
夜は3人川の字になって眠る
子ども:
父ちゃんが帰るまでここにいてくれ
お母ちゃんのにおいがするぞ
罠を仕掛けたところにウマがいて仲間のもとへかえす!
トミ:あたい乗れるよ
ヒモを首にかけてものすごい勢いで駆ける
ほかのウマも一緒に走る
♪おててつないで のみちをゆけば~
キレイな声で歌えるんだ
トミ:今日はおねえちゃんがゴハン炊いてあげるよ
もう米がちょっとしかない
3人で食べたからか?
*
駐在さん:村で盗難事件があり、食べ物ばかり盗まれる 犯人は15、6の女の子
ちょうど盗まれた村人が話す
盗んだサツマイモを焼いて子どもにあげる
駐在さんの家に泊る山田
翌日は村人でヤマネコ狩り
川で顔を洗っているトミを見つけて追う
無言で走るシーンこわいな
子どもに食べ物を置いて、すぐ帰ると言うが
行っちゃヤダと引き留める
駐在らが着くと裏口から逃げた後
主人マツジロウが帰ってきて子どもを探す
山田:私の娘は子どもをさらったりしません!
山の中、暗いな・・・
子どもは父を見つけて走り寄る
こんなことなら子どもだけ残して猟になんか行かなきゃいいのに
1人になったトミは泣いて歩きだす
山の中で倒れている山田を見つけて起こす
トミをぶつと泣いて抱きつく
広い畑を耕しながら歌う生徒たち
トミもいじめっ子と一緒に笑顔で耕す
子どもたちに呼ばれて、走り出し、山田にぶつかって
トミ:ごめんなさい~!
出演
小田切とみ:高峰秀子
山田先生:里見藍子
松次郎:進藤英太郎
ほか
高峰秀子さんがほぼ喋らない役を演じている
【内容抜粋メモ】
オープニングの手書きの字がかわいい
ナレーション:
子どもはあなたのものであると同時に国家のもの
子どもを強くするのは、国家を強くすること
不良になった子どもにどう接したらいいか
矯正院に入れたりして、あらゆる努力を続けている
東京少年審判所 坂井審判官
オダギリトミ
7歳で母が死去
保護者の叔父と知り合い、食いものにされていた
工場などを転々として、強情、放浪性もある
急に狂暴性を発揮して警察に収容された
坂井:第一声を参考にしてほしい
路面電車に乗る2人
まだ汽車の時代か
何もない土地に門がある
山田:私、初めてなのよ
トミは急に走って逃げる
川をバシャバシャ渡ると泣きだす山田
道中、トミはずっと無言だった
坂井:
あんたにもいい先生になってもらわないと困る
狂暴だったから今まで無事だったのかもしれない
女生徒みんなで声を合わせて心得を朗読
先生:今日からお友だちが1人増えた
ご挨拶してと言われても無言のトミ
急に笑い出す女生徒
食事の前も感謝する
いただきますと言わないトミは注意される
先生:どっさり食べて、どっさり働いて!
労働から逃げて寝ているトミ
女生徒:ギョロギョロした目が気にいらない!
山田:
あんたのほうで仲良くしてくれなくちゃ先生だって困るわ
あんた、先生嫌い?
先生はあんた大好き
着物の縫い方を教わる
先生:物事は基礎が大切です
トミを笑いものにした生徒ととっくみあいのケンカになる
男性教師:
みんなが作ったものは軍隊におさめる
兵隊さんはこれを使って、国にご奉公している
今、日本は1人残らず戦争をしている
参加してないのはお前たちだけだ
ひと針でも多く縫うのがお国のためになる
第二次世界大戦中か?
田舎のほうは野菜も育って、比較的のんびりしてたんだな
山田:あの子は私をかばおうとしてあんな騒動を起こしたんです
男性教師:
今までは自分のために暴れていた
今度は他人のために暴れたのは大変な進歩だ
自分以外の人間が守ってくれると知った
あの子を可愛がるほど、ほかの子どもたちは言うことを聞かなくなる
あの子のためにも頑張ってもらわなきゃ
トミは夜中に起きて立ち聞きする
食前のことばを必死に読むが
翌日も何も言えないトミ
隣りのコが足を踏んでいるのをガマンして食べずにいる
*
オルガンを弾く山田先生
♪村の少女 を合唱する生徒
トミが歌わないので、みんなやめる
山田:今日は唱歌はやめにしましょう
山田は教務員室で泣いている
教師:誰でも経験すること 負けちゃダメ
*
トミはいじめっ子を倒して逃げた
駐在所に電話して探してもらう
トミは丘の上から汽車を見ている
林の中を踊るように歩いて行くトミ
♪よっほほーい やっほほーい 娘は元気に跳ね回る~
草の上で寝ていると天気が崩れる
山の上に月が出る
真っ暗な森の中で木がモンスターに見えてトミはついに叫ぶ
虫のように地面を這って、山の上で祈る
明るくなり、慌てて山を下りると小屋を見つける
いろりの食べ物をかきこむ
男の子が2人入ってきて、ハラペコなのに譲り合う
トミ:
あたいが食べたんだよ、ごめんよ
滝つぼに落ちたんだよ
子どもが喋ってる間に寝てしまうトミ
*
ひどい風で小屋が揺れる
トミも慌てて手伝う
子どもたちの母は死んで、父が熊を撃ちに行く間はいつも2人きり
みそ汁に入れるマイタケをとりに出かけるトミと子ども
味噌と米はあるんだな
たきぎをとってくる子ども たくましいなあ!
雨の日は家で縄を編む
子ども:父ちゃんがいねえと寂しいな
トミが逆立ちをして見せると笑う
夜は3人川の字になって眠る
子ども:
父ちゃんが帰るまでここにいてくれ
お母ちゃんのにおいがするぞ
罠を仕掛けたところにウマがいて仲間のもとへかえす!
トミ:あたい乗れるよ
ヒモを首にかけてものすごい勢いで駆ける
ほかのウマも一緒に走る
♪おててつないで のみちをゆけば~
キレイな声で歌えるんだ
トミ:今日はおねえちゃんがゴハン炊いてあげるよ
もう米がちょっとしかない
3人で食べたからか?
*
駐在さん:村で盗難事件があり、食べ物ばかり盗まれる 犯人は15、6の女の子
ちょうど盗まれた村人が話す
盗んだサツマイモを焼いて子どもにあげる
駐在さんの家に泊る山田
翌日は村人でヤマネコ狩り
川で顔を洗っているトミを見つけて追う
無言で走るシーンこわいな
子どもに食べ物を置いて、すぐ帰ると言うが
行っちゃヤダと引き留める
駐在らが着くと裏口から逃げた後
主人マツジロウが帰ってきて子どもを探す
山田:私の娘は子どもをさらったりしません!
山の中、暗いな・・・
子どもは父を見つけて走り寄る
こんなことなら子どもだけ残して猟になんか行かなきゃいいのに
1人になったトミは泣いて歩きだす
山の中で倒れている山田を見つけて起こす
トミをぶつと泣いて抱きつく
広い畑を耕しながら歌う生徒たち
トミもいじめっ子と一緒に笑顔で耕す
子どもたちに呼ばれて、走り出し、山田にぶつかって
トミ:ごめんなさい~!