監督:大庭秀雄
出演
伊村早吉:笠智衆
みね:杉村春子
寛一:三國連太郎
修二:佐田啓二
タミコ 妹
あさ子:淡島千景 看護婦
房江:桂木洋子
梅沢市議
高山医師
和尚:小沢栄太郎
ほか
【内容抜粋メモ】
城跡を案内するバス ガイドの声高い!
ガイド:
国破れて山河あり
昭和24年 天才詩人が投身自殺して自殺のメッカとなった
月夜の晩に尺八と琴を演奏してる夫婦って!
サキチ:近頃予感がするんだよ
ミネ:今年になって二人も助けてる
サキチ:
4、50回予感があって、当たるのは2回ほど
誰か死ぬかと思うとじっとしてられない
夜回りを始めてから体の調子がちょうどいい
せっかくの自殺の名所をって怒る奴もおる
若い女が濠にいて、石を投げて止める
泣くフサエをミネが介抱する
同じ夜にアサコも担ぎ込まれる
フサエは妊娠していたことが分かる
シュウジ:帰りに病院寄ってみるよ
ミネ:後になって生きてて良かったと思うものだ
フサエの父:
親の私にも言えずに苦しんでいたと思うと・・・
娘も流産してしまったし、私も働かせてもらっている身で何も言えない
カンイチ:大きな社会問題として徹底的に戦うべき問題です!
「梅沢市議次男は事実を承認」と新聞に出る
捏造だと梅沢市議が怒り、名誉棄損で告訴すると大声を出す
次男:一見大人しそうに見えて違う
ミネ:私もせがれを信じてます
梅沢:エチケット的に穏便に済まそうと思っている
サキチが勤める図書館長を辞めさせることもできると脅す
アサコ:
あんたに私の気持ちが分かるもんか
夫に死なれて、子どもを里親に預けて、どんな誘惑にも負けないでいたのに
坊やは死んじゃった
なんのために苦労していたのか!
カンイチ:しょうがないじゃないか 諦めるんだね
アサコ:
今日から生まれ変わって生きていくわ
あんたは命の恩人だから
私をめちゃめちゃしていいわ
カンイチが怒ると逃げて行く
カンイチ:大きな社会のためには多少の犠牲は仕方ない
シュウジ:
兄さんは人間の裏が見えないんだ
新聞なんて人を助けるより殺すほうが多いんだ
カンイチ:お前はあの人が好きなんだな
シュウジは怒って出て行く
フサエ:
私を軽蔑したでしょ?
お父さんは告訴を取り下げてしまったし
私を本当に思う人はどこにもいない
誰にも目にふれな所へ行きたい
シュウジ:ボクだけは君の味方なんだ
2人で家を出る
ミネ:お金も持ってないのにどこに行ったのか
2人は僧侶の叔父を訪ねる
シュウジ:
当分、ここに置いてもらおうよ
世間の目もここには届かないよ
叔父:夫婦になりたいのか?
シュウジ:これからを考えたい
叔父:寺も忙しいから遊ばせておかないぞ
*
ミネ:シュウジがおらんようになってから、私も予感がして仕方ない
医師がミネを診に来る
サキチ:原因はシュウジさ
梅沢とフサエの父がまた来る
梅沢:シュウジくんとフサエは前々から関係があったとみて間違いない
サキチ:そんなハレンチじゃない!
梅沢:
私らの不名誉を取り消してもらおう!
あんたも中学校長を務めたのだからお互い名誉を守ろう
医師はこんな化け物屋敷から引っ越せとすすめる
サキチ:三十数年前は風見鶏があった
それがコケッコと鳴いたと話すミネw
*
町は祭りでにぎわう
新聞社の窓ガラスが割られる
上司:梅沢たちのいやがらせだ
シュウジは慣れないたきぎ割りでフラフラと倒れる
フサエ:
私、ウチのことが心配になってきたわ
シュウジさんのおウチも心配してらっしゃるわね
シュウジ:君さえ元気になってくれればそれでいいんだ
妹タミコが兄を訪ねて来てシュウジは倒れる
カンイチはフサエの父を問い詰める
フサエの父:
長い物には巻かれろ
あいつもこんな飲んだくれの親父をもって、可哀想です
*
飲み屋で働いているアサコ
サキチ:なぜ早く言わなかった!
ミネ:坊さんにくせに不人情な
叔父:たまに手を握ってるが大目に見てやってくれ
サキチ:帰りたくないなら帰らんでもいい!
叔父:わしに任せて、そのうち連れて帰る
サキチ:もう夜回りはよすか
ミネ:私らの命も大事にしないと
気分治しにまた琴を弾くがまた予感がするサキチ
濠には誰もいない
ミネ:
やっぱりお父さんには止められませんね
長生きしてくださいよ
*
以前助けた夫婦が訪ねて来る
カンイチが頭に包帯を巻いて帰る
お酒に弱いのにだいぶ飲んで、アサコが客といちゃついてるのに怒る
店に流しの歌い手が来るんだな
カンイチ:君はそんなに身を落としたいのか!
ボコボコにされてアサコが病院に連れてきた
元看護婦で包帯を巻くのが上手いアサコ
フサエの父:私は梅沢の息子を告訴すると伝えてください
医師:根はみんないい人間なんだよ
ホンダ夫妻も濠で死のうとしたとアサコに紹介する
ミネ:
今は赤ちゃんもできて、3人助けたことになる
夫に言わせるとマイナスとマイナスが一緒になってプラスになった
プラスちゃん!
夫:余計に命が美しいと分かります
ミネ:助けたせいか、みんな自分の子のような気がして
アサコ:私、生きててようございました
医師:今、濠のそばで若い男と女を見た
サキチは慌てて助けに行く
シュウジとフサエが決心して話しているところに
サキチが長い棒を持って来る
*
秋
多くの命を助けたサキチに感謝状が贈られる
梅沢はサキチに詫びる
医師:
ちゃんと宣伝効果を狙ってる
しかしあいつも悪い人間じゃない
ミネ:
若い人は傷つきやすいけど、元へかえるのも早いですよ
シュウジとフサエは結婚させないと
カンイチもアサコさんに会いに行ってる
息子たちの嫁には過去を持たない者と考えていたけれどもこれも縁です
今度はタミコのために濠から若い男を見つけなきゃなりませんね
2人で音楽を奏でてると、また予感がして長い棒を持って駆けつけると
カンイチとアサコだった
サキチ:お前たちに任すかな
アサコ:いいお父さんですね
出演
伊村早吉:笠智衆
みね:杉村春子
寛一:三國連太郎
修二:佐田啓二
タミコ 妹
あさ子:淡島千景 看護婦
房江:桂木洋子
梅沢市議
高山医師
和尚:小沢栄太郎
ほか
【内容抜粋メモ】
城跡を案内するバス ガイドの声高い!
ガイド:
国破れて山河あり
昭和24年 天才詩人が投身自殺して自殺のメッカとなった
月夜の晩に尺八と琴を演奏してる夫婦って!
サキチ:近頃予感がするんだよ
ミネ:今年になって二人も助けてる
サキチ:
4、50回予感があって、当たるのは2回ほど
誰か死ぬかと思うとじっとしてられない
夜回りを始めてから体の調子がちょうどいい
せっかくの自殺の名所をって怒る奴もおる
若い女が濠にいて、石を投げて止める
泣くフサエをミネが介抱する
同じ夜にアサコも担ぎ込まれる
フサエは妊娠していたことが分かる
シュウジ:帰りに病院寄ってみるよ
ミネ:後になって生きてて良かったと思うものだ
フサエの父:
親の私にも言えずに苦しんでいたと思うと・・・
娘も流産してしまったし、私も働かせてもらっている身で何も言えない
カンイチ:大きな社会問題として徹底的に戦うべき問題です!
「梅沢市議次男は事実を承認」と新聞に出る
捏造だと梅沢市議が怒り、名誉棄損で告訴すると大声を出す
次男:一見大人しそうに見えて違う
ミネ:私もせがれを信じてます
梅沢:エチケット的に穏便に済まそうと思っている
サキチが勤める図書館長を辞めさせることもできると脅す
アサコ:
あんたに私の気持ちが分かるもんか
夫に死なれて、子どもを里親に預けて、どんな誘惑にも負けないでいたのに
坊やは死んじゃった
なんのために苦労していたのか!
カンイチ:しょうがないじゃないか 諦めるんだね
アサコ:
今日から生まれ変わって生きていくわ
あんたは命の恩人だから
私をめちゃめちゃしていいわ
カンイチが怒ると逃げて行く
カンイチ:大きな社会のためには多少の犠牲は仕方ない
シュウジ:
兄さんは人間の裏が見えないんだ
新聞なんて人を助けるより殺すほうが多いんだ
カンイチ:お前はあの人が好きなんだな
シュウジは怒って出て行く
フサエ:
私を軽蔑したでしょ?
お父さんは告訴を取り下げてしまったし
私を本当に思う人はどこにもいない
誰にも目にふれな所へ行きたい
シュウジ:ボクだけは君の味方なんだ
2人で家を出る
ミネ:お金も持ってないのにどこに行ったのか
2人は僧侶の叔父を訪ねる
シュウジ:
当分、ここに置いてもらおうよ
世間の目もここには届かないよ
叔父:夫婦になりたいのか?
シュウジ:これからを考えたい
叔父:寺も忙しいから遊ばせておかないぞ
*
ミネ:シュウジがおらんようになってから、私も予感がして仕方ない
医師がミネを診に来る
サキチ:原因はシュウジさ
梅沢とフサエの父がまた来る
梅沢:シュウジくんとフサエは前々から関係があったとみて間違いない
サキチ:そんなハレンチじゃない!
梅沢:
私らの不名誉を取り消してもらおう!
あんたも中学校長を務めたのだからお互い名誉を守ろう
医師はこんな化け物屋敷から引っ越せとすすめる
サキチ:三十数年前は風見鶏があった
それがコケッコと鳴いたと話すミネw
*
町は祭りでにぎわう
新聞社の窓ガラスが割られる
上司:梅沢たちのいやがらせだ
シュウジは慣れないたきぎ割りでフラフラと倒れる
フサエ:
私、ウチのことが心配になってきたわ
シュウジさんのおウチも心配してらっしゃるわね
シュウジ:君さえ元気になってくれればそれでいいんだ
妹タミコが兄を訪ねて来てシュウジは倒れる
カンイチはフサエの父を問い詰める
フサエの父:
長い物には巻かれろ
あいつもこんな飲んだくれの親父をもって、可哀想です
*
飲み屋で働いているアサコ
サキチ:なぜ早く言わなかった!
ミネ:坊さんにくせに不人情な
叔父:たまに手を握ってるが大目に見てやってくれ
サキチ:帰りたくないなら帰らんでもいい!
叔父:わしに任せて、そのうち連れて帰る
サキチ:もう夜回りはよすか
ミネ:私らの命も大事にしないと
気分治しにまた琴を弾くがまた予感がするサキチ
濠には誰もいない
ミネ:
やっぱりお父さんには止められませんね
長生きしてくださいよ
*
以前助けた夫婦が訪ねて来る
カンイチが頭に包帯を巻いて帰る
お酒に弱いのにだいぶ飲んで、アサコが客といちゃついてるのに怒る
店に流しの歌い手が来るんだな
カンイチ:君はそんなに身を落としたいのか!
ボコボコにされてアサコが病院に連れてきた
元看護婦で包帯を巻くのが上手いアサコ
フサエの父:私は梅沢の息子を告訴すると伝えてください
医師:根はみんないい人間なんだよ
ホンダ夫妻も濠で死のうとしたとアサコに紹介する
ミネ:
今は赤ちゃんもできて、3人助けたことになる
夫に言わせるとマイナスとマイナスが一緒になってプラスになった
プラスちゃん!
夫:余計に命が美しいと分かります
ミネ:助けたせいか、みんな自分の子のような気がして
アサコ:私、生きててようございました
医師:今、濠のそばで若い男と女を見た
サキチは慌てて助けに行く
シュウジとフサエが決心して話しているところに
サキチが長い棒を持って来る
*
秋
多くの命を助けたサキチに感謝状が贈られる
梅沢はサキチに詫びる
医師:
ちゃんと宣伝効果を狙ってる
しかしあいつも悪い人間じゃない
ミネ:
若い人は傷つきやすいけど、元へかえるのも早いですよ
シュウジとフサエは結婚させないと
カンイチもアサコさんに会いに行ってる
息子たちの嫁には過去を持たない者と考えていたけれどもこれも縁です
今度はタミコのために濠から若い男を見つけなきゃなりませんね
2人で音楽を奏でてると、また予感がして長い棒を持って駆けつけると
カンイチとアサコだった
サキチ:お前たちに任すかな
アサコ:いいお父さんですね