メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『グリニッチ・ビレッジの青春』(1976)111min

2025-01-17 17:19:18 | 映画
監督:ポール・マザースキー

出演
ラリー・ラピンスキー:レニー・ベイカー
サラ:エレン・グリーン
父ベン・ラピンスキー:マイク・ケリン
母フェイ・ラピンスキー:シェリー・ウィンタース
ロバート:クリストファー・ウォーケン
バーンスタイン:アントニオ・ファーガス
アニタ:ロイス・スミス
クライド・バクスター:ジェフ・ゴールドブラム
ニック・ケスラー:ビル・マーレイ
ハーブ:ルー・ジャコビ



「クリストファー・ウォーケン出演作まとめ」に追加します



ゲオの宅配スポットレンタル

ずっと見つけられなかったクリストファー・ウォーケンの貴重な初期出演作を発見v
思ったより出演シーンが多くて満足
こんなに美しい生き物が世の中にいるのかとフシギになる

特典は予告編

主人公のラリーは22歳でハリウッドに出たけど
それを演じたレニー・ベイカーはその後どうなったろう?








【内容抜粋メモ】
ニューヨーク ブルックリン 1953年

ラリーは家を出る ♪蝶々夫人 が流れてる
母は盛大に泣き始めて別れのキスも拒絶する

母親役のシェリー・ウィンタースは好きな女優さんだ
『陽のあたる場所』『ポセイドン・アドベンチャー』にも出てる







ラリー:もう22歳なんだから! 泣いても僕の気持ちは変わらない!
とんでもない門出だな/汗

ラリーはグリニッッチ・ビレッジに引っ越してスターになる夢がある
地下鉄で行ける距離じゃん
ラリー:やっぱり後ろめたいな








GFサラ:避妊具を買うわ
ラリー:毎日死にたくなる
サラ:よくあることよ







2人でバーに飲みに来る
ニック(ビル・マーレイ)が声をかける
ゲイのバーンスタイン:地下鉄でノルウェー人の青年を見つけたんだ

ラリー:スターになりたい
サラ:ニューヨークには飽きた ミス地下鉄になりたい









芝居のセリフを言ったり、ビンを拾ってオスカースピーチしたりするラリーを見て
警官は呆れて近所迷惑だと注意する
警官:お前にはムリだ








健康食レストラン
店長ハーブ:大卒がなぜレストランで働く?
具合の悪い男性を見て、ゆうべコンビーフを食べたから苦しむのは当然だと大笑いする








コニー:アニタが自殺するって みんなで見に行く
ロバートは戯曲を書いてる










アニタは手首を切ってトイレにこもっている 先月も同じことをした
アニタ:生きていたくない



喫茶でお茶する
ロバートは言葉にこだわる
アニタ:人生がきらい でも死ぬのは怖い どっちも怖いの
みんなで陽気にチャップリン映画を見に行く



ブリューゲルの絵をかけるラリー
部屋でも1人で芝居をしてると父母が訪ねて来る
母は「家具がない」と批判して部屋を物色

父:教員の資格をとればいざという時に役立つ
ラリー:教員になるつもりはないよ

母親ってやたらと食べ物をくれるよね・・・
ラリー:10年分の食べ物なんかありがた迷惑だ!
(私も同じことでケンカしたことある







ポータブルレコードプレイヤーでオペラを聞いて泣く母
母:来週、カーテンを持ってくるわ
ラリー:うちにいるか分からないよ



アクターズ・スクールで芝居の稽古






講師の前で感想を言う
女性:緊張して集中できなかった
講師:体を使うのはいいことだ

ラリー:緊張してひどい芝居だった

講師:
冗談はアメリカに流行してる病気だ 現実を回避してる
君はマーロン・ブランドとは違う








バイト先にサラが来て妊娠したと告げる
サラ:おろすつもり 私は100ドルある
ラリー:結婚しよう
サラ:こんな状況で結婚すべきじゃない

サラは画家のエドとも寝てた



喫茶でロバートに相談すると腕のいい女医を紹介してくれる
ロバート:覚悟はしたほうがいい 治療費は400ドル
アニタはまた猫を拾い、フロイトと名付ける

待合室でロバートと気が合うラリー
サラ:ジャンプして出血させて夫婦のフリして病院に行かなきゃ








手術後のサラを見舞う
母に電話してコニーの家に泊まるとウソをつく
サラ:変な感じ 歳をとったみたい








ラリーの家賃集めパーティー
アニタ:私、結婚するの! 背が高くて、金髪の船乗りのティミー お金持ちなの!

女医のマーシャも来てる
エレン:芝居の練習に来ないの? フォックスがオーディションをする

みんなで電車に乗ってるフリの遊びが始まる
グリニッッチ・ビレッジはゲイが多くて有名らしい









ロバート:
真実だけを話すゲームをしよう!
目の前にいる男は3年も絵を描いてない
本当はタップダンサーだ

コニー:
あなたはうぬぼれ屋
全女性が自分に夢中だと思ってる

また父母が突然訪ねて来てサラとベタベタしてるのを見られる
バーンスタインと母が踊る



演劇学校にも来たことがある母にウンザリするラリー
母:私も芸人になりたかった
オペラを歌い、タップダンスもできる!








サラ:私たちは結婚を考えてません
母:私は18歳で結婚した その頃はデートしたら結婚しなきゃいけなかった
ラリー:僕はもう子どもじゃない!

寝ただけだと言って、母はパニックを起こし、冗談だとウソをつく

サラ:すごい人ね 頭がよくて面白い 好きだわ ユダヤの占い師みたい
ラリー:僕もどこかにユーモアを感じてる



オーディション

クライド・バクスター(ジェフ・ゴールドブラムも若い!驚):
ニューヨークで6年も演技の勉強してるのに動物扱いだ









シド:
なかなかいい顔だ ワルな感じがいい
スクリーンテストを受けて合格ならハリウッドだ
候補者は100人いる
私はボードビルから始めたが母から怒鳴られた








アニタがまた自殺騒ぎで電話してきてみんなでお祭り騒ぎで見に行く
ロバート:死んでる








スクリーンテストでワルのフリをするラリー
シド:2週間で結果が出る
クライドはスタッフとケンカになって不合格

演劇クラスで相手役が母になる夢を見る









バーンスタインは船員の恋人とケンカになり、ベッドに引きこもり
仲間が元気づけに来る

本名と本当の生まれを語るバーンスタイン
バーンスタイン:体を売ってるんだ








ロバート:来週メキシコに行く
サラ:私も行きたい

ロバート:金なら貸す みんなで行こう
ラリー:オーディションの結果がある
ロバート:あとから合流しろよ










サラがロバートと寝たことが分かる
ラリー:尻軽女め!

泣くサラと抱き合ってるところにまた父母が来る
母:結婚しなさい
父:私たちには関係ないんだ!

泣いてるラリーに新しいトスカのレコードを見せる
母:グレニッチ・ビレッジなんて!



ロバート:サラは好きだが愛してない
ラリー:あんたは見せかけだけだ アディオス










バイト先に電話がかかってきて
ラリー:ハリウッドに行く 映画の役がもらえた!
店長:サインを店に飾るぞ

父母と食事する
ラリー:サラは友だちとメキシコに行った

母:
クラーク・ゲーブルに会ったら、母が大ファンだと伝えて
いい役者になってね

胸を張って家を出て、母が作った菓子を食べる






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マチルダばあやといたずらきょうだい クリスティアナ・ブランド/作 あすなろ書房

2025-01-17 17:04:57 | 
2007年初版 こだまともこ/訳 エドワード・アーディゾーニ/絵

近所の図書館で見つけて借りた
読みやすいサイズとボリュームだけど
次から次へと、イタズラやり放題の子どもたちはスラップスティックコメディのようで
他人任せの両親は無責任だし、ばあやが子どもの伸び伸びした部分を無視して
魔法の力でこらしめたり
ルールにがんじがらめにしてOKってのは安易すぎるなと思った

最後は叔母からの遺産目当てだし


クリスティアナ・ブランド(1907~1988)
イギリスの有名なミステリー作家
『ハイヒールの死』『緑は危険』ほか
コックリル警部シリーズで知られる


【内容抜粋メモ】
昔は子だくさんで、ばあや、ねえや、家庭教師、子守むすめを雇っていた(中流階級の話だよね

ブラウン家にもたくさんの子どもがいて、始終イタズラばかりしているため
雇った世話役は1週間で逃げ出す始末

「このうちには、マチルダばあやに来てもらうよりしかたありませんね」









お手伝いさんの紹介所も全部断られて困っていると
マチルダばあやが現れる

器量が悪く、黒づくめ、ジャガイモのような鼻と大きな前歯が1本だけ出ている









マチルダばあや:
私が必要だという時は、お宅にいなければなりません
私が必要なくなったのに、いてほしいとお子さんがおっしゃる時が来たら
おいとましなければなりません
お宅のお子さんにはお稽古を7つしていただきます

1.寝なさいと言われたら、ちゃんとベッドに入ること
2.ごはんをガツガツ詰めこまないこと
3.勉強すること
4.起こされたら、すぐ起きること
5.ドアを開けっぱなしにしないこと
6.よそゆきの服をいやがらずに着ること
7.家から逃げ出さないこと


マチルダばあやが杖で床をトンと叩くとフシギな魔法が起きる
子どもたちが言うことを聞くたび、笑うとキレイに見える

仮病を使うと、本当にはしかにかかったり
料理人や執事たちと戦争みたいになったり







お金持ちのアデライデ・キュー大おばさんがお茶に来て
大勢の中から女の子を1人引き取って、しつけて、結婚させたい
さもなくば、全財産を残す約束はなしにすると脅す

ブラウン夫妻は愛する子どもを1人でも失いたくない
子どもたちはよそいきの服がイヤで家畜に着せたため
目の悪い大おばさんは、服を着せられた馬が気に入る







マチルダばあやは夫妻を助けるために魔法を使い
馬の代わりに子守のイヴァンジェリーンを馬車に乗せる
イヴァンジェリーンはその後、お金持ちの青年と結婚した

子どもたちは家から逃げ出すが、足が止まらなくなり、クタクタになって
マチルダばあやに助けを求めて、ベッドに戻される

7つのしつけが終わる頃、ブラックさんがやって来て
自分の子どもたちがイタズラ好きで困るとこぼす

子どもたち:マチルダばあやにたのまなきゃね

最初の約束通り、マチルダばあやはブラックさんの家に行くことにすると
子どもたちは行かないでと泣き出す

マチルダばあやの出っ歯が飛んで、おもちゃが無限に詰まったトランクになり
子どもたちは夢中になり、気づくと姿は消えていた







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