花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

函館山周辺地区を散策

2009年05月03日 | 「北海道内旅行」登別・定山渓・洞爺・函館・道東・三笠・旭川・道北・奥尻島他
五稜郭公園から再び西部にある函館山の麓に戻り、周辺地区を歩いて観光した。
目立つ黄色い色の西洋建築が旧函館区公会堂①だ。その東側にハリストス正協会②の十字架を載せたドーム状の屋根が目を引く。真っ赤な椿の花が階段の途中に咲いていて彩を添えていた。
少し行くと聖ヨハネ協会③もあり、早くから外国船の入港を許した港町の独特な異国情緒溢れる光景を楽しむ事ができた。
また、十字路で函館山を背にして坂道の下りへと目をやると、傾斜がきつい坂道が伸びていて、海につながる絵のように素敵な景色④となっていた。ホテルの部屋から見下ろした摩周丸が海に浮かんでいる姿も見えた。

  ② 

 ③  ④

その後またベイエリヤに戻ってから、1時間の自由な昼食時間になった。
私は友人と明治42年に建設され、今はビヤホールやレストラン、各種みやげ物やが入って賑わっている金森赤レンガ倉庫群の中の道を散策してから、倉庫の中で経営しているイタリアンレストランに入り、ピッツアを食べてからバスに戻った。

 

ゴールデンウイーク中の土曜日の午後だったため、帰路は函館郊外で渋滞に会い、札幌には予定より40分遅れた19時20分に到着した。
今回のバス旅行は、松前の桜は残念だったが、他はどれも満足できた旅だった。
友人とは、「またどこかへ一緒に行こうね。」と約束して別れた。
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道南に花見に行く

2009年05月03日 | 「北海道内旅行」登別・定山渓・洞爺・函館・道東・三笠・旭川・道北・奥尻島他
数日前から北海道にもやっと春が来た。
5月1~2日は、友達と2人で道南の桜の名所、松前公園と函館五稜郭公園に行くバス旅行に参加して来た。

朝、7時半に札幌駅を出たバスは、途中3箇所程トイレ休憩をとり、北海道の最南端に近い松前町に着いた頃には1時半になっていた。
松前町は、道南の和人社会をまとめた蠣崎氏が、慶長9(1604)年に蝦夷地で初めて諸侯の1人に認められ、松前藩を開いた土地である。
松前藩は、米が取れなかったため石高で力を示せなかったが、京都、大阪と北前船で海産物、木材などの交易を行って富を築いた相当豊かな藩だったらしい。(当時、北海道の先住民族だったアイヌからは、暴利をむさぼっていたのだが)
松前城は小さな城だが、その周辺に植えられている250種1万本の桜は、北海道で真っ先に咲く桜として有名である。
開花を期待して行ったが、残念な事に一部に大山桜がさいている他は、まだ1~2分咲きだった。しかし札幌では育たない椿の花が満開だったのが見られて良かった。

      

仕方がないので公園の1番奥の江戸時代の松前藩屋敷を再現してある場所に行き、入場券を買って一巡して来た。
そこでは、蝦夷地に入ろうとする者や船、荷を検め、税をかけた沖の口奉行所や武家屋敷、番屋、商家、廻船問屋、民家、旅籠などが再現されていた。
私は大分前に伯母を連れて来た時に見ていたが、初めてだった友人は、「来て良かった。」と言っていた。

    
 
松前から函館に向う途中の町知内町は、津軽海底トンネルの北海道側の出入り口がある町だが、今回、北海道新幹線の線路工事がすでに始まっている事を知った。

  

函館には6時前に着いた。
直ぐにベイエリアにあるホテルの部屋に入ったが、6階の部屋の前は港で、昔就航していた摩周丸がそのまま青函連絡船記念館になっている姿も眼下に臨めた。夜になるとライトアップされた摩周丸がロマンチックに見えて素敵だった。
その日は各自で夕食を食べる事になっていたので、友人と相談して近くの回転寿司店に入ったが、美味しかった。

翌日は朝8時にホテルを出て、真っ直ぐに五稜郭公園に向った。
五稜郭は、箱館開港とロシアの南下に対抗するため1864年に完成した日本で最大・最初の西洋式の城で、箱館戦争の舞台ともなった場所だが、現在は城跡が公園になっているのである。
天気が良かったので、107mある五稜郭タワーに上った。
上からは五角形の星型に作られた城のお堀と生垣、その周りに植えられている千数百本といわれる満開の染井吉野の全体像を望む事ができた。思わず「凄い!」と声が出た。
残念な事に、展望台からは全体を写真に収める事はできなかった。

次に下に降りて、お堀の淵に植えられた桜並木の下を散策した。
近くで見る桜は圧巻で、花が枝の先までびっしりと咲いている様子が分かり、1本々々の老木の生命力を十分に感じ取る事ができた。
「はるばる函館まで来た甲斐があったね。」と友人と話した。

    
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