花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

ネパールの旅 (2)

2010年11月27日 | 海外旅行「南アジアⅡ」スリランカ・ネパール

予定通り7日間の旅を終えて、25日午後、帰宅した。
成田~バンコクの航空機は、往復満席だったので驚いた。
では先ず、ネパールの旅の概要から。

ネパールの国土面積は147000k㎡で北海道の1.8倍程度だ。首都はカトマンドゥー。
そこに36の民族・2530万人(2005年)の人々がヒンズー教や仏教を信仰しながら、異なる50とも100とも云われる種類の言語で暮らしている。
日本人にそっくりな顔立ちの人もいれば、インド系の彫の深い顔立ちの人もいる。またチベット系と分かる顔つきの人も多い。
洋服を着ている人、サリーを纏っている人と服装も様々だ。履物を履かずに裸足で暮らしている人も沢山見かけた。
経済的には世界の貧困国の一つであり、失業者が多く、国連や外国の援助に頼っている国だ。
身分差別があるらしく、貧富の差も目に付いた。

しかし、町を歩いていると、ぶらぶらしている男性の姿がやたら目に付いた。
観光客が集まる世界遺産の寺院で、昼寝などをしている男性が沢山いたし①、昼間からあちこちでカードゲームなどに興じているのにも驚いた。
しかし、カトマンドゥーの狭い道で色々なものを運搬する沢山の荷役の男性に出会ったが、その仕事は実に大変そうだった。②
老人が少しの卵を道端で売っていた。③ また小さなバザールの隅で、靴を修理する老人もいた。④

 ① ② ③

 ④

反面、明るく一生懸命に働く女性の姿があった。
都市では野菜や果物を商売している人の大半が女性だった。大勢の人が行きかうごみごみした固い石造りの道端にシートを敷いて、野菜などを売っているのだ。⑤
また、石の階段を並んで磨いている姿も見かけた。⑥
現地ガイドの話によると、山岳地帯で暮らす人々の湧水を汲んで家まで運ぶ仕事も女性の仕事だと言っていた。
イスラム教の国では女性が外で働いている姿はほとんど見かけられないので、その点、この国の遠い将来には期待できるかも知れないと思った。
日没近くに行った世界遺産の寺院では、7~8歳の女児が煉瓦を切り揃える仕事をしていたのを見て胸が痛んだ。少女はサンダル履きだったが、傍にいた男性は革靴を履き、良い服装をしていた。父親なのだろうか。⑦

 ⑤ ⑥ ⑦

コメント (3)
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