ネパールではカトマンドゥー盆地とブッダの生誕地ルンビニ、サガルマータ国立公園、チトワン国立公園の4つが世界遺産に登録されているが、カトマンドゥー盆地は急激な都市化によって、2003年危機遺産に登録された。
私たちは今回、主にそのカトマンドゥー盆地の世界遺産を観光した。
首都カトマンドゥーには、タイのバンコクから航空機で3時間半かけて昼過ぎに着いた。
ネパールは4~9世紀のリッチャビ王朝、13~18世紀のマッラ王朝、18世紀~2008年のシャハ王朝と、長い間、インドからチベットにかけての交易の中継地として栄えた王国が続いた。
空港で迎えの小型バスに乗り、現地添乗員に会って、カトマンドゥーから1.2km東にあるマッラ王朝時代の首都だったバクダプルに向かった。
そこには建てられてからすでに300~500年経つネワール文化の遺跡と町並みが残っていた。
ダルバール広場に案内され、旧王宮①、バコダ②を見てから、30mの高さがある五重の塔を持つニャタポラ寺院③を見学した。階段はわずかだが急だった。
広場に面した古い3階建てのカフェには、大勢の人がくつろいでいた。④ 私は今にも崩れそうだと心配になった。
① ②
③ ④
タチュパル広場に行くと、1427年に建てられたダッタトラヤ寺院⑤があり、広場を大勢の人が行きかっていた。
また、今朝、動物が生贄にされた場所を掃除する男性を見た。今ではここは、食べるための家畜を屠殺する場所になっているらしかった。⑥
⑤ ⑥
バイラブナート寺院⑦の傍の15世紀の建物に、ネワール彫刻の最高傑作といわれる木彫りでできた孔雀の窓があった。⑧
⑦ ⑧
その後、バクダプルの裏通りも歩いた。石畳の道路が狭く入り組んでいた。人々は赤茶けたレンガつくりの古い建物を大事に受け継いで暮らしていた。