今朝、窓の外の真っ青な空を見ていたら、遠くに大型の鳥が飛んでいるのが見えた。何の鳥だろうと目を凝らしても分からない。
すると突然「白鳥は 悲しからずや 空の青 海のあをにも染まず漂う」という若山牧水の歌が口を突いて出た。
確か随分前になるが、私の中学時代に、音楽の時間に習った歌だと思うが、絵画的な詩に抒情的な曲が付けられていて気に入っていた。
その後、車でスーパーに出かけたが、運転しながら久し振りで大声を出して何度も歌った。
声を思い切り出すことは滅多にないので、なかなか気持ちが良いものだと思った。
そのうちに次の詩も思い出した。「幾山河 越え去り行かば さびしさの果てなん国ぞ 今日も旅行く」
この部分は思春期の私の気分にぴったりの詩で好きになり、昔、時々歌ったのを思い出す。
帰宅後「若山牧水」を検索してみた。
明治18年、宮崎県に生まれた歌人で沢山の詩を残している人だが、酒と旅が大好きで、特に酒を詠んだ歌が多いという。また飛行機など無かった時代に、北海道から沖縄まで旅に明け暮れたという。
2男2女をもうけたが、長男には『旅人』と名付けている。最後は肝硬変で昭和3年に43歳で亡くなったらしい。(1日2升の酒を飲む人だったらしく、死後の体はアルコール漬けの様だったと書いてあった)
今まで私は知らなかったが、「白鳥の歌」には続きがあったのだ。
「いざ行かん 行きてまだ見ぬ山を見む このさびしさに 君は耐ふるや」というのだ。
旅好きの牧水は、同じ歌人の妻に申し訳ないと思っていたのだろうか。夫の留守を寂しく守る妻の気持ちを思いやったのかも知れないが、ひょとして自分一人でする旅が寂しかったのかな。
[一晩考えて見た。牧水の気持ちを素直に解釈すると、「一人の旅とは寂しいものだ。もし君なら耐えられるだろうか」と言っているのかも。最後に彼は妻と朝鮮を旅したが、その途中で体調を崩して帰国し、間もなくなくなったらしい]
もし今の私の心境をこの歌に当てはめるとすれば、「いざ行かん 行きてまだ見ぬ国を見む この焦燥を 誰か知るるや」
ちょっと古語の使い方が分からないが、いかがだろうか。
先程まで晴れていたのに、少し前から雪が降って来た。
しかし確実に陽光は少しづつ強さを増して来ている。あと3週間もすれば、今年もまた上空にシベリアに帰る白鳥の群れを見る事ができるかも知れない。
すると突然「白鳥は 悲しからずや 空の青 海のあをにも染まず漂う」という若山牧水の歌が口を突いて出た。
確か随分前になるが、私の中学時代に、音楽の時間に習った歌だと思うが、絵画的な詩に抒情的な曲が付けられていて気に入っていた。
その後、車でスーパーに出かけたが、運転しながら久し振りで大声を出して何度も歌った。
声を思い切り出すことは滅多にないので、なかなか気持ちが良いものだと思った。
そのうちに次の詩も思い出した。「幾山河 越え去り行かば さびしさの果てなん国ぞ 今日も旅行く」
この部分は思春期の私の気分にぴったりの詩で好きになり、昔、時々歌ったのを思い出す。
帰宅後「若山牧水」を検索してみた。
明治18年、宮崎県に生まれた歌人で沢山の詩を残している人だが、酒と旅が大好きで、特に酒を詠んだ歌が多いという。また飛行機など無かった時代に、北海道から沖縄まで旅に明け暮れたという。
2男2女をもうけたが、長男には『旅人』と名付けている。最後は肝硬変で昭和3年に43歳で亡くなったらしい。(1日2升の酒を飲む人だったらしく、死後の体はアルコール漬けの様だったと書いてあった)
今まで私は知らなかったが、「白鳥の歌」には続きがあったのだ。
「いざ行かん 行きてまだ見ぬ山を見む このさびしさに 君は耐ふるや」というのだ。
旅好きの牧水は、同じ歌人の妻に申し訳ないと思っていたのだろうか。夫の留守を寂しく守る妻の気持ちを思いやったのかも知れないが、ひょとして自分一人でする旅が寂しかったのかな。
[一晩考えて見た。牧水の気持ちを素直に解釈すると、「一人の旅とは寂しいものだ。もし君なら耐えられるだろうか」と言っているのかも。最後に彼は妻と朝鮮を旅したが、その途中で体調を崩して帰国し、間もなくなくなったらしい]
もし今の私の心境をこの歌に当てはめるとすれば、「いざ行かん 行きてまだ見ぬ国を見む この焦燥を 誰か知るるや」
ちょっと古語の使い方が分からないが、いかがだろうか。
先程まで晴れていたのに、少し前から雪が降って来た。
しかし確実に陽光は少しづつ強さを増して来ている。あと3週間もすれば、今年もまた上空にシベリアに帰る白鳥の群れを見る事ができるかも知れない。