一昨日、伯母に頼まれたことがある。
かって大事にしていた絹(大島)の和服の端布があるが、それで「手提げ袋」を作って欲しいというのである。
今朝、早速、預かった2枚の絹端布を全て使い切るデザインを考え、幅34cm、高さ25cmの大きさに仕上げた。
総裏つき、ポケットは内外に1個ずつ、マチも少し付けた。
その中央上部と外ポケットにマジックテープを張って、中に入れた物が落ち難く工夫して見た。
両サイドの裏側に幅広ゴムを張って少し縮め、デザインのポイントにした
生地が絹なので凄く軽くて、高齢の伯母に優しい袋ができ上がった。
来週にでも届けに行こうと思う。
愛着がある思い出の和服地でできたこの「手提げ袋」を、気に入って使ってくれると嬉しいのだけれどどうだろうか。
《「トラカイ城」観光》
「ヴィルニュス」の西方28kmの所にある町「トラカイ」には、多くの湖と森があり、かってリトアニアの首都が置かれていた事もある町だ。その一つのルコス湖の小さな島に建てられたのが「トラカイ城」だ。
バスを下り、湖にかかる木製の桟橋を渡って城を目指した。
この城は、14世紀後半にチュートン騎士団の侵入を防ぐために建てられた要塞だったが、権力がポーランドに移ると荒れ果ててしまった。1961年から復元され、博物館になっている。
またこの町は、15世紀初めに「クリミア」から傭兵として連れて来られたトルコ語系の少数民族「カライメ」の里でもあるという。現在は200人程が暮らしているそうだ。
観光後、また「ビリュニュス」に戻った。その途中、火力発電所があった。
ホテルの近くのアパートと隣にあるスーパーマーケットを写した。
《「ヴィリュニュス」観光》
2日目、ホテルを出て市内観光に向かった。
①「聖ペテロ・パウロ教会」
1668~75年に建造された教会。イタリアから招いた彫刻家達が30年の歳月をかけて作った2000以上の白い漆喰の彫刻群が有名だ。
この教会は、抵抗運動の本拠地だったという。
②「大聖堂」
17世紀に建造されたバロック様式のカトリック教会。
ソ連併合を認めた「独ソ不可侵条約秘密議定書」締結50周年に当たる1989年8月23日にバルト三国の220万人が参加して、この大聖堂前の広場から手を繋いで三国を結ぶ「人間の鎖」を作り、独立運動のための平和的デモをした基点が記されていた。
地元の共産党当局も容認して、鎖が切れないように無料バスを出すなどしたという。
この1週間前に、ソ連は「秘密議定書」の存在を認めたらしいが、あくまでも三国が自主的に併合を望んだと主張したという。
「聖イジミールの部屋」には、ポーランドのシンボル「鷹」の上に大きな聖杯が乗って飾られていた。
③「聖アンナ教会」
16世紀に建設された教会で、33種類のレンガを積んで建てられているという。
さらに「ビリュニュス」には「KGB博物館」もあり、1944~91年にソ連の国家警察・秘密情報機関だったところだ。そこでは1000人以上の人々が銃殺されたという。