花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「三回目のインド旅行」(11)

2014年03月01日 | 海外旅行「南アジアⅠ」インド
《アウランガバード市内観光》

「アジャンター石窟寺院」から町に戻って昼食を食べた後、市内観光に出かけた。
その中の1つが「ビービー・カ・マクバル」だった。(「マクバル」は、墓の意味)

「アウランガバード」の町の名を聞くだけで、「タージ・マハール」を建てた父を幽閉して王位を奪った第6代「アウラングゼーブ帝」を思い浮かべるだろう。
彼はデカンの太守だった関係でこの地名がついた。
そして彼の息子「アザム・シャー」は、1678年に母の「ラビア・ドゥラーン」を埋葬するための廟を建ててこの地に残した。

形は「タージ・マハール」をモデルにしたらしいが、財政的に厳しかったらしく、廟の規模はかなり小さい。大理石はドームと墓標の周りだけに使われている。
また背後には川がない代わりに庭園が造られていた。

もし、まだ「タージ・マハール」を見ていない人がこの「ビービー・カ・マクバラ」を見たら、その美しさに感動するだろうと思った。異教徒やその教会には残虐だった彼の息子が、祖父王に習って母を祀るこんな廟を建てた事が面白い。
2階の回廊から下を見ると、1階に墓があって、上から投げたお金が散乱していた。







女子小学生のグループが引率されて見学に来ていた。私達を見ると、競い合うように寄って来て英語で話しかけ、写真を撮ってほしいと言う。デジカメで撮った写真を見せてもらうのが嬉しいらしかった。

台座の後部から見た夕方のデカン高原の風景は特別だった。


コメント (2)
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