花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「バルト三国の旅」(2)

2014年03月18日 | 海外旅行「中央ヨーロッパⅣ」バルト三国
《無事に帰国した》

「バルト三国」の内、先に観光した南部の「リトアニア」「ラトビア」は晴天に恵まれて、朝の気温は2~3℃と低かったが、陽射しが温かく早春の雰囲気だった。
しかし、最後の国「エストニア」の首都「タリン」を観光する日だけは、夜中から吹雪いて道路に雪が2~3cm積もり、観光中も冷たい雪が降りつづき、石畳の坂道では足元がぐちゃぐちゃで滑りやすく、おぼつかなかった。

「バルト三国」は他国に代わる代わる支配されたという似たような歴史の国だけに、暗いイメージを持っていたが、行って見ると真っ青な青空のためか、そんな様子はあまり感じられ無かった。

石造りの建築文化の国なので、戦争で破壊されたものもあったが、歴史的な価値のある遺産が多く残されていて、見応えがあった。

今回はK旅行社のツアーだったので、日程的にゆったりしていて、近くのスーパーマーケットに各自で買い物にも行くことができ、品物を見て土地の人たちの生活を想像でき、良かった。

往復、直行便がないので、「フィンランド」の「ヘルシンキ国際空港」で乗り継ぎをした。
空港内のスーパーや店を見て歩いたが、余りの価格の高さに驚いた。ミネラルウオーターが「バルト三国」の値段の3~4倍、パンなども2~3倍だった。
「エストニア」の「タリン」から「ヘルシンキ」まで乗ったフェリーには、「タリン」までビールや酒類、食料品や衣類などの買出しに行って来た「フィンランド」の人たちで溢れていて驚いた。
北欧は「高福祉・高負担」の国だと言われるが、その一面を見ることができた。

また三カ国ともだが、独立後も「残留ロシア人」が多くいて、中には国籍を持たないロシア人も多いのだと聞いた。
先日の「ウクライナ」の「クリミア自治区」で行われた住民投票で90%以上がロシアへの帰属に賛成した結果を受けて、今日、ロシアのプーチン大統領とクリミア自治区の代表が編入条約に調印したというニュースがある。
旧ロシア領だった「バルト三国」にもロシア語を話す残留ロシア人の問題が、表面に出ない形でくすぶっているのかも知れないと思った。

  

(「タリン」の旧市街で見た店の看板)  (リトアニアの「ヴィリニス」にある「杉原千畝氏」の記念碑)



コメント (4)
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