花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

海外旅行「マレーシア・シンガポールの旅」(11)

2016年03月12日 | 海外旅行「東南アジアⅢ」マレーシア、シンガポール

≪「シンガポール」市内観光≫(3)

③「スリ・マリアマン寺院」
ここは、1827年に完成したシンガポール最古のヒンズー教寺院である。
ラッフルズに同行してやって来たインド人「ナライナ・ピライ」がインド人が沢山住んでいた地域に女神「マリアマン」を祀る寺院を造る上で尽力したという。
初期の頃は、ホームレスのインド系住民に寺院の一部を解放した。
現在でも「ティミティ」という裸足で熱い炭火の上を歩き、信仰心を示す「火渡りの儀式」が行われている。
は15mの高さで、ヒンズー教特有の形をしていた。廊下の天井部分の装飾も独特だった。
(私は数年前「火渡りの儀式」をインドの隣国「スリランカ」で見たことがある。炭が燃えると表面に白い灰が残るが、その上を歩いた様に見えた)

 

④「シンガポール・リバークルーズ」

市内観光の最後は「リバークルーズ」だった。
船着場から前日夕方観光した「マーライオン」や「ラッフルズ卿の像」が立つ「マリーナ・ベイ」まで、6本の橋をくぐりぬけて一周した。30分近い時間だっただろうか。船から陸上を眺めると、角度が違って見える川岸の景観が、またなかなか良かった。
最後の写真は、「ラッフルズ卿の像」の近くに建つ「国立美術館」である。

 


                 


現地ガイド氏が最後に「シンガポールの教育事情」などを話してくれた。
小中高は6-4-3制で、高校卒業迄無料だが、留年もある。
家族が4人で妻が働いていないために月に2000ドル(1シンガポールドル=85円とすると、17万円)以下の収入なら、朝食を学校で無料で食べられるし、洋服(制服?)ももらえる。」
「公団住宅の価格は30(2550万円)~100万ドル(8500万円)するが、その7~8割を政府から援助して貰って買う。マンションは200~300万ドルである。
60㎡位の住宅を30万ドルで買う場合は、自己資金は16万ドル(1360万円)で済む。以前買ったその公団住宅が、今なら60万ドルで売れる。ただし住む所をまた手に入れないと駄目だが。今では50階建ての公団住宅も増えている。」

最後の夜は、ホテルで荷物整理をし、翌朝4時半の起床に備えて早く寝たが、夜中に何処からとも無く打楽器を含む演奏の音が響き目が覚めた。その音は朝まで続いて、私は結局3時に起きてしまった。
バスは、ホテルを5時15分に出発し、シンガポール空港に向った。

朝食はパンが4個出たが、甘過ぎて食べられなかった。空港の待合室にいた青年に声をかけると、受け取って食べてくれた。あり難かった。
その青年は、アメリカの大学院を卒業して日本を含む32日間のアジア旅行を終えた人だった。チケットを見たら、偶然にも成田空港行き飛行機の座席が隣同士だったのには驚いた。
機内でも色々と話し、メールアドレスを交換した。
先日、メールが来たので、私からは「アメリカ総領事館の面接が済んだので、次はアメリカに行くのを楽しみにしている所だ。」と返信した。すっかり英語のスペルを忘れてしまって、短い文を書くのにも辞書を引いた。やれやれである。

やはりツアーに加わっての旅行は1人でも安全で効率が良いが、時間に追われて「できればもう少し見たい」という希望は実現できない。
初めて行った「シンガポール」もそんな場所だった。機会があれば、次回は12月か1月に子どもと再訪したいと思った。
今回で「マレーシア・シンガポールの旅」を終る。何か気がついた事があれば、指摘をして欲しい。
                               (完 成)

コメント (4)
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