4月22日、花が大好きな花友さんに誘われて、近隣の「水芭蕉」が群生している湿地帯の公園に行った。
丁度開花し出した感じの若々しい「水芭蕉」が、清楚な白い着物を着て佇んでいた。
傍にエンジ色の「ザゼンソウ」も幾つかあって、その姿の対比が面白かった。
後ろに昨秋葉を落とした木々が沢山あって、良い雰囲気を醸し出してくれていた。
1日置いて伯母を連れて行った。こんなに沢山の「水芭蕉」を見るのは初めてだと喜んでくれた。
「学校唱歌集」を持って行ったので、ベンチに座って二人で「夏の思い出」を歌った。
周りに誰も居なかったので「夏が来れば思い出す 遥かな尾瀬 遠い空 霧の中に浮かび来る やさしい影 野の小道 水芭蕉の花が 咲いている 夢見て咲いている 水のほとり 石楠花色に たそがれる 遥かな尾瀬 遠い空」と大きな声で唄って気分が良かった。
来年伯母は99歳だが、元気ならまた一緒に来たいものだ。
丁度良い「水芭蕉」の時期を教えてくれた花友さんに、感謝した。
≪「コルマール」に「自由の女神像」が≫
バスが「コルマール」に入った時、道路の真ん中(ロータリーだったのかも)に立つ「自由の女神像」が見えたので驚いた。慌てて写真を撮った。
調べたらアメリカの「自由の女神像」を設計した「オーギュスト・バルトルディ」(1834~1904年)が「コルマール」の出身者なので、彼の没後100年の記念に高さ12mのレプリカを作って展示しているものだという。
旧市街には彼の実家だった所が「バルトルディ美術館」として公開されているが、火曜日が休館日なので扉は閉まっていた。前庭のブロンズ像が素敵だった。
(付記 ニューヨークの像は台座を入れて93mある。フランスの政治家「エドワール・ド・ラブライエ」が、南北戦後の混乱に苦しむアメリカに、独立100年記念として寄付を募って贈った。設計者「オーギュスト・バルトルディ」に製作を依頼し、1884年に完成した像を214個に分解してアメリカに船で輸送したのだ。エッフェル塔の設計者「エッフェル」も設計に参加した。コンセプトは「人類の自由と平等」だった)
「コルマール」散策後、バスは国境を越え、東方300kmのドイツ「フランクフルト」の空港近くのホテルに向って4時間半走った。
翌日は「フランクフルト国際空港」発12;10のANAに搭乗して帰国した。帰りのエコノミー席後部には空席が目立ち、私は中央の3席を1人で使用でき、11時間半、ゆっくりと過して帰国した。
今回の旅は、訪問した国が多様だったので、毎日変化に富む行程を十分に楽しむ事ができた。少し不安だった治安も、何事も無く良かった。
初めの方で体調を崩したので、あと何回外国に出かけられるかと考えてしまった。
帰国後「肉類のアレルギー」がないかどうか、行きつけの病院に行った時に血液検査をお願いした。結果は次回の通院時に分かる事になっている。
(完 成)