前に高齢者のワクチン接種は4月26日の9時から申し込みが始まるという通知が役所から来ていたので、その日は10分ほど前にパソコンの前に座り、市のホームページを出して直ぐに申し込みができるようにした。
しかし、9時が過ぎても、なかなか申し込み画面が出てこない。慌てて電話で申し込みをしようとしたが、今度は「今大変混み合っています。もう暫くしてからお掛け直し下さい」というNTTの音声が流れるばかり。数度掛けたがつながらない。
2時間ほどしてやっとつながったら、「もうワクチン申し込みは締め切られました。」という係の言葉に愕然とする。
国から来たワクチンの数が少ないため、僅かな時間で申し込みは打ち切られたのだ。
翌日ホームページを見たら、『次の申し込みは、5月下旬の予定です』と書いてあった。
これでは、私自身、持病を抱えている高齢者なのに、実際の接種は6月かそれ以降になりそうだ。ワクチンを打てないと、何時どこで感染するかも知れないので、ワクチン接種を終えるまでは、行動する範囲も限られてしまう。離れている家族にも会えそうに無く、本当に残念だ。一体何時になったら接種できるのだろうか。
国は他国のように、ワクチンの輸入手配を昨年の内からできなかったのだろうか。日本政府のとんでもない出遅れ実態が際立っている。利権ばかり追い求める元~現政権の国民軽視策が今、顕在化していると思う。
また、イギリスやインドで変異した感染力が強いウイルスが、日本にも入り出した。「科学立国」を標榜する日本で、なぜワクチンの製造ができないのか。もしも日本国内で他国のウイルスの型と異なる別の変異ウイルスが出て来たらどうするのか。国民が求める国産のワクチン製造が強く求められると思う。