当地は三月末は比較的暖かかったが、この所、朝は氷点下の気温で、昨日の朝などは夜の内に降った雪が庭に真っ白に残っていた。
今朝、この時期に数年通い続けた水芭蕉公園に、花友さんを誘って行ってみた。
まだ「水芭蕉」は4~5日早かったようだが、「座禅草」が良い感じに水面に顔を出していた。
二つともサトイモ科の多年草で、「水芭蕉」はミズバショウ属、「座禅草」はザゼンソウ属だ。この植物の花は、黄色い「内穂花序」で、後部の花を包み込む苞は「仏炎苞」である。
「座禅草」は僧侶が仏炎を背に座禅して祈っている姿に見えるので、この名がついたらしい。「水芭蕉」と違って、水が流れない場所に繁殖するという。
「水芭蕉」の花言葉は、美しい思い出。「座禅草」の花言葉は、ひっそりと待つ、または沈黙の愛だそう。今、私もなかなか来ない新緑が萌え出す春の訪れをひっそりと?待っている身だ。
風が冷たかったが、1年ぶりの湿原で、ひととき心安らぐ時間を過ごした。そして今年も元気で早春の清々しい景色に出会えたことに感謝した。