農園仲間で「樽前山」に登る約束をしていたが、やっと昨日、雨が止み、好天に恵まれたので3人で出かけた。
2人を乗せて、7合目の登山口まで私が運転した。
急な林道を車で登って標高660mの駐車場に着くと、既に十数台駐車していた。
私たちは身支度をしてトイレを済ませ、簡単な屈伸運動をしてから、入り口で登山届けに記帳。
9時26分、いよいよ登山を開始した。
7~8分、樹林に囲まれた登り難い木の階段を登ると、展望台に着いた。
斜面に幾つものベンチが作られていて、そこからは浮き上がっているように感じる支笏湖が見え、その周囲の山並みも美しいが、湿度が高い所為か霞んで見える。そこで小休止。写真①(左端の山は風不死岳1103m)
①
さらに20分程我慢して、歩きにくい木の階段を上る。樹林限界からは、一面のお花畑が開けて来た。
背丈が少し高いウコンウツギが卵色の花を咲かせている。②
斜面で群落を作って咲いているのは磯ツツジだ。③④ 6月の中旬から満開になる花だが、今年は先日まで気温が低かったためか、9合目辺りの磯ツツジはまだ蕾の状態だった。
また薄紫の花を咲かせる樽前草は、まだ蕾の状態だった。
(④の奥に見える山は、隣の山「風不死岳」だ。私は2度登っているが、その頂上からは樽前山の全貌が手に取るように見下ろせる。また晴天なら、遥か遠くのニセコの「羊蹄山」も望める)
②
③ ④
さらに登ると、「樽前山」の裾野に千歳から苫小牧まで広がる雄大な原生林が一望できる。よく見ると溶岩が流れ落ちた場所が巨大な筋のように下まで盛り上がって続いているのだ。
ガイドブックによると、今から3万年前から2度の噴火で樽前山の原型はできたそうだが、最後の大噴火は今から丁度100年前の明治42年の事で、その時、今の直径450m、高さ100mという巨大な溶岩ドームができたのだ。
それ以降も小噴火は度々起きていて、今も噴気孔から有毒な硫黄を含むガスが吹き上げているため火口内には立ち入りが禁止されている。⑤
(私が初めて登った11年前の6月末には火口にも入る事ができた。色とりどりのお花畑が見事だったと記憶しているが、今は立ち上る有毒ガスによって火口内の多くの植物が駄目になったようだ)
そんな訳で今最も高いのは1041mの溶岩ドームの頂上なのだが、近づく事ができないのだ。
⑤
ゆっくり登ったので、立ち入り禁止ロープが張られている外輪に到着するのに1時間かかった。
驚いた事に濃霧で何も見えない。火口方向から猛烈な強風が私達に吹き付けてくる。溶岩ドームは霧の中にある筈だ。
吹き飛ばされそうな強風だったが、1023.8mの外輪山の東山まで気をつけながら何とか登ることにした。
頂上に着いた時には、登山開始後1時間15分経っていた。
「樽前山頂上」と書かれた新しそうな立て看板があった。そこには5~6人の登山者が先に登っていた。
そこもやはり濃霧で視界は開けない。
仕方がないので風の弱い場所を探して弁当を食べた。
霧が晴れそうにないし、気温が低くて身体が冷えて来たので、15分後に記念撮影をして⑥、下山を開始することにした。
火山灰と小石の山なので、下りは滑って転ばないように気をつけながら、ゆっくり下りた。
少し下ったら、頂上の天気がまるで信じられないような晴天だった。⑦
下山するに連れて気温も高くなり、展望台で上着を脱いだ。もう一度じっくりと支笏湖を目に焼き付けてから駐車場に戻った。
⑥ ⑦
頂上が悪天候のために、意外と早く下山して来たので、帰りに農園に寄ってじゃが芋やトーモロコシの土寄せを1時間程してから帰宅した。
昨日は、溶岩ドームが見えなかったのは残念だったが、初めて3人で登った事に意味があった。
初めて「樽前山」に登った友人には、私から、「今日、溶岩ドームが隠れたのは、もう1度来てね、という意味だよ。」と声を掛けたら、「また秋に来ようか。」と、笑いながら答えてくれたので嬉しかった。
2人を乗せて、7合目の登山口まで私が運転した。
急な林道を車で登って標高660mの駐車場に着くと、既に十数台駐車していた。
私たちは身支度をしてトイレを済ませ、簡単な屈伸運動をしてから、入り口で登山届けに記帳。
9時26分、いよいよ登山を開始した。
7~8分、樹林に囲まれた登り難い木の階段を登ると、展望台に着いた。
斜面に幾つものベンチが作られていて、そこからは浮き上がっているように感じる支笏湖が見え、その周囲の山並みも美しいが、湿度が高い所為か霞んで見える。そこで小休止。写真①(左端の山は風不死岳1103m)
①
さらに20分程我慢して、歩きにくい木の階段を上る。樹林限界からは、一面のお花畑が開けて来た。
背丈が少し高いウコンウツギが卵色の花を咲かせている。②
斜面で群落を作って咲いているのは磯ツツジだ。③④ 6月の中旬から満開になる花だが、今年は先日まで気温が低かったためか、9合目辺りの磯ツツジはまだ蕾の状態だった。
また薄紫の花を咲かせる樽前草は、まだ蕾の状態だった。
(④の奥に見える山は、隣の山「風不死岳」だ。私は2度登っているが、その頂上からは樽前山の全貌が手に取るように見下ろせる。また晴天なら、遥か遠くのニセコの「羊蹄山」も望める)
②
③ ④
さらに登ると、「樽前山」の裾野に千歳から苫小牧まで広がる雄大な原生林が一望できる。よく見ると溶岩が流れ落ちた場所が巨大な筋のように下まで盛り上がって続いているのだ。
ガイドブックによると、今から3万年前から2度の噴火で樽前山の原型はできたそうだが、最後の大噴火は今から丁度100年前の明治42年の事で、その時、今の直径450m、高さ100mという巨大な溶岩ドームができたのだ。
それ以降も小噴火は度々起きていて、今も噴気孔から有毒な硫黄を含むガスが吹き上げているため火口内には立ち入りが禁止されている。⑤
(私が初めて登った11年前の6月末には火口にも入る事ができた。色とりどりのお花畑が見事だったと記憶しているが、今は立ち上る有毒ガスによって火口内の多くの植物が駄目になったようだ)
そんな訳で今最も高いのは1041mの溶岩ドームの頂上なのだが、近づく事ができないのだ。
⑤
ゆっくり登ったので、立ち入り禁止ロープが張られている外輪に到着するのに1時間かかった。
驚いた事に濃霧で何も見えない。火口方向から猛烈な強風が私達に吹き付けてくる。溶岩ドームは霧の中にある筈だ。
吹き飛ばされそうな強風だったが、1023.8mの外輪山の東山まで気をつけながら何とか登ることにした。
頂上に着いた時には、登山開始後1時間15分経っていた。
「樽前山頂上」と書かれた新しそうな立て看板があった。そこには5~6人の登山者が先に登っていた。
そこもやはり濃霧で視界は開けない。
仕方がないので風の弱い場所を探して弁当を食べた。
霧が晴れそうにないし、気温が低くて身体が冷えて来たので、15分後に記念撮影をして⑥、下山を開始することにした。
火山灰と小石の山なので、下りは滑って転ばないように気をつけながら、ゆっくり下りた。
少し下ったら、頂上の天気がまるで信じられないような晴天だった。⑦
下山するに連れて気温も高くなり、展望台で上着を脱いだ。もう一度じっくりと支笏湖を目に焼き付けてから駐車場に戻った。
⑥ ⑦
頂上が悪天候のために、意外と早く下山して来たので、帰りに農園に寄ってじゃが芋やトーモロコシの土寄せを1時間程してから帰宅した。
昨日は、溶岩ドームが見えなかったのは残念だったが、初めて3人で登った事に意味があった。
初めて「樽前山」に登った友人には、私から、「今日、溶岩ドームが隠れたのは、もう1度来てね、という意味だよ。」と声を掛けたら、「また秋に来ようか。」と、笑いながら答えてくれたので嬉しかった。
あの雄大な景色を思い出します。あの時は、山頂からの眺めもとっても良かったのですが、今回は残念でしたね。
今は花の時期ですか。また、北海道も行ってみたいなー。行きたいところがいっぱいで、なかなかです。
でっかいど~!ほっかいど~!って感じの風景ですね。これでも天候が悪くて視界が最高ってわけではないのですか?
毎日ちまちました中で生活してるので、こういう解放された空間に憧れます。
登山の後に畑仕事!sonataさん、元気過ぎます(*≧∇≦)
一緒に登ったのは3年前でしたね。良くマサエさんが短い日程の中で登る事にしたと、今でも感心しています。樽前山が見えると、いつも思い出していますよ。
この3年間、マサエさんの体調があまり変わらないことが何よりも嬉しいです。
あばたさん、こんにちは。
素晴らしい景色を比較的楽な軽登山で堪能できる山が活火山の樽前山です。
良かったら是非一度いらして下さい。私が元気な内なら、案内しますから。