≪「ゲタリア」のワイナリー見学≫
旅の8日目は、「サン・セバスチャン」のホテルを出て、大西洋が見渡せるワイナリーに行った。
この地域は山が多く雨が良く降ってブドウ栽培には適していないが、35k㎡の畑の葡萄棚を1.7mの高さにする事でそれを克服して来たという。
但し傾斜地にはトラクターが入って作業ができるように、低く仕立てていると話していた。
ここでは8本のステンレスタンクで15~20度の低温で葡萄を発酵させ、年間300万本のボトルを生産していた。
また、10日間-2度を保って炭酸ガスを液体化すると微少発泡性のある「チャコリワイン」ができる。それを52万本生産しているそうだ。
「チャコリワイン」の試飲をする事ができた。注ぎ方はグラスから25cm程の高さから注ぐと円やかな気泡が立つのだそうだ。中には買った人もいた。
見学後、「サン・セバスチャン」に戻り、街中を散策した。
フランスとの国境から20kmしかなく、ビスケー湾沿いの町「サン・セバスチャン」は、「ビスケー湾の真珠」と称えられる人口437000人の美しい町だ。
1489年大火災が起きた際、木造家屋が消失してしまったため、石材を使って復興した。
1808年にフランスのナポレオン一世によって占領されたが、1813年、イギリス軍とポルトガル軍が町を奪還した。この時の戦いで町は焼き払われたというが、その後町は再建されたという。
今は商業と観光業が盛んな町で、2016年の「欧州文化首都」に指定されている。
昼食後、夕方から自由に「バル」巡りができるよう近所の「バル」を見学した。
バスク地方には、赤ワインやビールを飲みながらオープンサンド風の小型料理のつまみ「タパス」として何種類かの「ピンチョス」を食べる習慣がある。
どの店も「ピンチョス」作りを始めていた。
私は大通をぶらぶらして、途中「ビスケー湾」に出て船の写真を撮りながら、50分後のバスの待合場所「市庁舎前広場」に行った。「市庁舎」は格式がある建物だった。
最後に「ビスケー湾」が見える展望台に行って、写真を撮った。
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