花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

「敬老の日」の私の心持ち

2024年09月16日 | 高齢期の生活全般

今日は「敬老の日」の祝日だ。

私も80歳になってから、ようやく自分も高齢者だと自認するようになった。多分、自動車免許取得で義務づけられた「高齢者講習」を受けるようになった事と体力的な後退を実感するようになったためだろうと思う。

先日、久し振りで市立図書館に行った。何冊でも2週間借りられるので、写真のような本を借りた。

これまでにも「和田秀樹氏」の著書は何冊か読んだが、今回は写真の上の黄色い本2冊を借りてきて読み終えた。

遺体の解剖を多く手がけてきた著者の「死ぬまで一人暮らし」を読んで、特に大いなるエールを送られた。

「人は一人で生れて来て、一人で死ぬ生き物の仲間なのだ」という。そして多くの人の死の直前は、決して苦しいものではないと書かれている。今は良い鎮痛薬もあるので、例え2人に1人がなるという「癌」で死ぬとしても、痛みを感じることも少なくなって来ているらしい。

しかも幸いにも日本には公的な介護保険体制があるので「地域包括センター」と繋がっていれば、在宅でもヘルパーや訪問看護の利用につながり「孤独死」で何日も放置される事は珍しいという。

私も数日後に満81歳を迎える。

61歳の時に「乳がん」を自分で見つけ、札幌の国立病院で手術した。

医師から手術時の細胞検査の結果、「あなたのは再発・転移しやすいがん細胞なので、気を付けてください。」と言われた。

その後の精神状態は不安で酷く落ち込んだが、やがて、そんなに長く生きられないのなら、自分がしたいことを恐れずにしようと思い立った。勿論、外国旅行や庭仕事、登山などには、全て医師の了解を貰ったが。

先ず停年前に買ってあった100坪の土地に長い間温めて来た気密性、断熱性が高く、各室には収納がある。私が車椅子生活になったとしても不自由なく生活でき、家族が1度に集まっても窮屈ではない自分なりの理想の家を建てて退職金を使い果たす事、停年までに作った貯金を使って、まだ行っていない国々を訪れる事、家を建てたら体力維持のためにも好きなガーデニング、家庭菜園で日々適当に身体を使い、半年近くは自家製の無・低農薬野菜を食べて、市販の野菜や加工食品の利用をなるべく少なくする事、「薔薇」などの花々が冬を除いて何かしら常に咲くような庭を造る事などを目指した。

「先の幸せよりも、今の幸せ」日々自分なりに充実した生活を送ることを目標にしたのだ。この本を読むと、この考え方は著者とも同じだった。

癌の治療後、そんな生活をしていたら、やがて20年を迎える迄になり、一昨年3月の定期検査では医師から「もう病院に来なくて良いです。」と言われた。

しかし、「新型コロナ」下の「巣ごもり生活」でもう5年以上旅行もしなくなり、今年になって体力の衰えも感じ始めた。

しかし、過日、市内の農協で行われた「余り種のバーゲンセール」に行って、写真のように来年用の野菜の種を沢山買って来た。1袋250~500円する種が、すべて110円だった。

    

今年も家庭菜園で20種類以上の野菜を種から苗を作って育てた。

家庭菜園では自分の体力に合わせて仕事ができ、種を蒔いてから数ヶ月間、植物毎の生育を観察しながら、それぞれに合わせた施肥や間引き、剪定などで頭も使うので「脳活」にも役立つ。そして収穫の希望と喜び、幸せを感じる事もできる。また、知人達に収穫物をお裾分けでき、交流するのも嬉しい。

昨日は庭の方で声がするので見ると、近くの「グループホーム」の入所者さんがヘルパーさんと花を見に来ていて「綺麗だね!」と大きな声で話していた。何でも私の庭がその施設の「散歩ルート」に入っているそうだ。

また、近くにある「保育所」の子供達も行列して庭の前を通り、花を見てくれている。

これからまだ暫く生きられそうなので、持病の「高血圧症」「糖尿病」と上手く付き合いながら、楽しく生きて行きたいと思っている所だ。

数日前から気温が下がって来てぐっすり眠られるようになり、気分も良い。今日からは残りの本を読む。

 

 

 

 

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2 コメント

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伊豆の花さんへ (ソナタ)
2024-09-18 07:42:23
お早うございます。

「敬老祝い品」が「チョコレート詰め合わせ」と商品券とは粋な町ですね。
我が市は、「敬老会」に不参加なら何もいただけません。
友人達との時々のおしゃべりは、脳と心を刺激できますから。私も誰かに声をかけて見ようかな!

今朝は抜けるように澄んだ秋空です。
今日辺りは庭仕事をします! 
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おしゃべりタイム! (伊豆の花)
2024-09-17 15:52:03
こんにちわ!

私も「敬老に日(敬ってもらうようなことは何もしていませんが)」に「チョコ菓子折」と「商品券(一千円)」を頂きましたよ。
有難い事に、まだお小遣い程度ながら年金を頂いていますので、商品券の分だけでも(地区内で集計すればそれなりの金額になるだろう)、どこかに寄付してくれたら・・・なんて思いました。
でも、あくまでも個人的な意見ですから、我が同級生(つまり老齢者ってこと)にも口に発していません。

このところ、遠出(国内でも海外でも)が面倒になりましたね、時折、友人らと「ランチ会」を楽しむ程度ですが、結構、おしゃべりタイムが楽しくなりましたよ。
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