(外は雪が降り、風も強く荒れ模様だが、南の窓辺で椿が咲き出した)
12日、「老健施設」の伯母が満96歳になった。大正8年生まれだ。
本当におめでたい事だ。
頭は「高齢者専用賃貸住宅」の個室で暮らしていた時よりも、ここへ来てしっかりして来た。
身体は骨粗しょう症で腰が曲がっているため、最近は次第に歩行が危うくなって来たし、耳がかなり遠くなり、目も緑内障で視野が狭くなって来た。
しかしそれを除けば、高血圧症の薬を飲んでいる他は元気だ。
ただ、下の入れ歯が取れ易いことに腹を立てて入れ歯を捨ててしまったから、秋ごろからはお粥とお菜もミキサーを掛けた状態で食べているのだ。食事介助を受けなくても自分で食べられるし、トイレも自分で行く。
栄養はしっかりと取れているので、栄養不足の心配はないようだ。
私が顔の近くで大きい声で話せば、大体の事は通じるし、話も返してくれるから、違和感なくコミュニケーションが成立して楽しい。
「年賀状を出すなら、作って上げるよ。」と言って見たが、「出したい所が少ないからいい。」という。
それで私の年賀状に伯母のことも書くので、共通の親戚に出すのには差出人の私の名に伯母も付け加える事にした。
我が家は施設の様に全ての場所が暖かくは無いので、「正月に伯母さんを連れて来たいが、風邪を引かせるなどしたら心配だ。」と言うと、「ほとんどの人達が施設にいるし、お正月らしい料理も出ると思うから施設にいるよ。」と言う。それで私が娘を連れて行く事にした。
(この施設は、食事をしないことがあっても、その費用は減額にならない)
誕生日に個室の鉢花の前に立ってもらって写真を撮った。
花が満開になると、我が家の別の花に取り替えている。
コンクリートの施設に生花があると、花好きの伯母は癒やされるし、暖房が入ってからは空気が酷く乾燥しているので、毎日やる水が放湿もしてくれると考えての事だ。
伯母には次の誕生日を迎えるまでまた1年、大きく体調を崩す事無く、できるだけ明るい気持で生活して欲しい。私は、そのための援助を惜しまずにしようと思っている。
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96才ですか。私の母より半年上ですね。お写真の様子から判断して、とてもいい姿勢で、溌剌とされているように感じました。ソナタさんの対応にきっと安心されているのだと思いますよ。
早速コメントを頂き、有難うございました。
私から見ても伯母の体調の良さ、頭脳の明晰さは驚くばかりです。
施設で世話をしてくれる人達には「姪や皆さんのお陰で、今が一番幸せだ。感謝しています。」と話しているそうですよ。
お写真を見る限り、お若く感じます。
お部屋に生花を飾ってみえるのですね。
乾燥対策にもなり、いいですね。
生花はやはり、瑞々しさがあり、
飾ってあると、デイでも皆さん必ず手を伸ばして
花びらに触れてみえます。花の持つ力を感じますね…
今はミキサー食やソフト食など
状態に応じた食事を提供してくれますので
入れ歯がなくても安心ですね。
伯母さまがこれからもお元気で過ごされますように。
温かなコメントを頂き、有難うございました。
最盛期を過ぎた鉢は、また蕾を沢山付けている鉢と取り替えていますが、日々変化する鉢花に伯母は元気を貰っているみたいですよ。
伯母の友人(この方は認知症です)も花が好きだと言われたので、その人のベッドサイドにも届けています。
秋まで庭に下ろしておいたアザレアなどなので、今沢山蕾を付けているんです。
私にできるのはこんな事なのですが、良いかなと思っています。