明日は「秋分の日」だが、私の母の52回目の命日でもある。
私は両親の養子だが、私が8歳の時に父が39歳で亡くなった。父亡き後、女性が働く職場が限られていた時代だったので、母が女手一つで苦労しながら私と妹を育ててくれた。
しかし、定職に就いた私が間もなく母を引き取って共に暮らし始めたが、僅か2年、母は54歳の若さで急に病死してしまった。
苦労ばかりの人生だった母には、もっともっと親孝行をしたいと思っていた矢先の全く思いがけない逝去だったので、可哀想で、悔しくて、私の中の喪失感は言い表せない程大きかった。
それからの私は、母が生きられなかった分まで精一杯生きたいと思ってきた。それが母への恩返しになるのではと考えたからだ。母へは、今でも感謝しても仕切れない思いが続いている。
ここ数日、驚くほど気温が急激に下がりだし、朝夕は長袖で無ければ過ごせない。同時に、庭の花の色が濃くなって来た。
今朝は、庭で今咲いている「ダリア」「秋明菊」「秋菊」などを切って来てお供えした。私が庭仕事ができる家を持ちたいと思ったのも、自分が育てた花を仏前に供えたいと願ったからでもある。「ダリア」が綺麗だ。母や伯母達は、遠くからそっと見てくれているだろうか。
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