今月の23日は私の母の命日で、亡くなってから53年になった。私が最後の面倒を見た伯母も入っている墓だ。
コロナ禍で外出や人との接触を避けて来たため、5年ぶりの墓参りだ。
妹を誘ったが、体調が思わしくないということで、昨日、庭にさいているダリア、秋明菊、菊、アルストロメリアなどの花を沢山摘んで、私一人で午後12時半に故郷に向かった。
自宅からの距離は42km。車で50分だ。
国道は混み合うので農道を走った。両側に続く田んぼは、まだ刈り取られずに残っている稲もあったが、気温が高かった今夏だったからか、または米不足で先月から米が史上最高値になっているせいか、既に収穫を終えた田んぼが多かった。
問題なく墓に着いた。私の祖父になる人が大正時代に建てた古い墓なので、5年の間に傾いたり崩れたりしなかったかと心配だったが、大丈夫だった。
また、管理者の市が敷地全面に芝を張っていて、それが綺麗に刈られて整備されていたのには感激した。
持参した果物、菓子、ビールや花を供え、線香を焚いて手を合わせた。
伯母が建てた墓碑には、全部で6人の戒名と母の俗名が刻まれている。(私の母だけは、戒名はあるが刻まなかった。戒名は仏の弟子になるための名だというが、大抵は亡くなってから付けられるので、もしもあの世があったとして、そこで戒名で呼ばれても、母は自分だと分からないに違いないと思ったから、俗名だけを刻印して貰ったのだ)
昨日は特に、ご先祖が私達子孫を見守ってくれているように感じた。
帰りにお供え物の一部を管理棟にいた管理人に差し上げた。
途中の町の農産物直売所に立ち寄り、友人にもお裾分けしようと大きな「カボチャ」1個と「紫玉葱」2kgを買い求めた。
昨日は午後から気温が徐々に下がり、行きは19度程度だったが、帰りは17度と寒いほどで、もう25度以上の夏日は来ないだろうと思った。
とにかく墓参りができてホッとした。
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