花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

アメリカ大統領の被団協受賞祝辞について雑感

2024年10月16日 | 社会・事件・ニュース

「日本被団協」の「ノーベル平和賞」受賞に対して、世界中から祝辞が送られた。

その中で私の心に一番強く残ったのは、原爆の投下国アメリカの大統領2人の祝辞だった。

今朝16日の朝日新聞の記事によると、「オバマ元大統領」も「バイデン現大統領」も被爆地広島を訪れているが、「オバマ元大統領」は「被団協の活動は核兵器の無い世界の追求が不可欠である事を思い起こさせた。」とツイッターで投稿した。

一方「バイデン現大統領」は13日「核兵器を、世界から永遠に無くす日のために進み続けなければならない」。そしてウクライナ侵攻で核使用の脅しを繰り返している「ロシア」、核戦力を増強している「中国」、核開発を続ける「北朝鮮」を名指しして「核の脅威を減らすため、前提条件無しに対話する」と声明した。

しかし、2人共、原爆を投下した米国の責任には言及しなかったと書かれている。広島を訪れたのにである。

私が理解しているのは、今までアメリカは、投下後行った被害調査をひた隠しにして、「日本への原爆投下は、戦争を早く終わらせ、被害を少なくするためだった」という「必要悪」の主張を繰り返して来た。なので、アメリカ国民の多くはそう信じて来た。

今では「大戦末期にソ連が参戦して来た事により、アメリカが優位に立って戦争を終わらせるために原爆投下をした」という見方が、世界的に指摘されている。

いずれにしても、公の場で「広島」と「長崎」の大地と街、多くの被爆者達に何が起きたのかは、ほとんど語られて来なかった。「日本被団協」は結成以来長年にわたって過酷な被害体験の中から、国内外にそれを明らかにして来たのだ。

やはり核は、「核抑止力」を乗り越えて、世界から無くす努力をしなければならないと思う。


60年ほど前にデモ行進で決まって唄った「原爆許すまじ」の歌詞を部分的にしか思い出せない。それでネットで調べてみたら、合唱付きだった。

今更ながら素晴らしい歌詞だと感動した。下に載せる。

 『原爆ゆるすまじ』 

        浅田石二作詞 木下航二作曲

1ーふるさとの街焼かれ 身寄りの骨埋めし焼け土に

  今は白い花咲く

  <ああ許すまじ原爆を 三度(みたび)許すまじ原爆を>(2~4番 繰り返す)

    われらの街に

2-ふるさとの海荒れて 黒き雨 喜びの日は無く

  今は船に人も無し

  <   繰り返し  >

    われらの海に

3-ふるさとの空重く 黒き雲 今日も大地覆い

  今は空に日も射さず

  <   繰り返し  >

    我らの空に

4-同胞(はらから)の絶え間なき 労働に築きあぐ富と幸

  今は全てついえ去らん

  <   繰り返し  >

    世界の上に

        

是非、You Tubeで歌をお聴き下さい。

                 https://youtu.be/YBSnKHOkBHI?si=HRCrZ-79z6-jPwgC

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