≪ライン川クルーズ・ブリューリュ≫
8日目午前中は、古城を船から楽しむ「ライン川クルーズ」だった。フランクフルトから西に70kmのリューデスハイム迄バスで行った。ここにはクルーズ船の乗船場があるからだ。
ライン通りでバスから降りると、小高い丘の裾野に多くの住宅が見え、背後に葡萄畑が広がっていた。この地域には有名なワインの醸造所が多いらしい。バス通りに面した大邸宅(ホテルかも)には素敵な薔薇が植えられていた。①
程なく着いたその町の有名な「つぐみ横町」②を少し見てから船乗り場に行った。この小さな通りには、美味しいワインを飲ませる店やレストラン、土産物屋があるのだ。
① ②
船乗り場には既に3つ位のグループが並んでいた。船に乗り、早速、両岸が見渡せる屋上に行ったが、今にも雨が降りそうな天気で風もあり寒かったので、二階船室に入って暖かいコーヒーを飲みながらくつろいだ。
ライン川は、スイスアルプスを源にオーストリア、ドイツ、フランス国内を通り、オランダのロッテルダムから北海に注ぐ全長1320kmの国際河川であるが、その内の698kmはドイツ国内を流れている。流れが緩やかなため、昔から水運に利用されて来た河川で、有力領主は航行の安全を保障する代わりに通行税を取った。
また川の両岸に葡萄畑を作り、美味しいワインを醸造する領主も多く、幾つもの古城が今も残っているのだ。
約1時間半のクルーズの終わりころ、川岸にローレライの乙女像が見える所があった。
そのあたりは断崖絶壁の下で、河底が狭く深く急カーブになっていて航行の難所といわれる所だ。そんな場所なので、昔から川岸で髪を梳く金髪の妖精が操縦者の気を引き、船を遭難させると言うローレライ伝説が伝えられている。
しかし、船上からは像は遠すぎて良く見えなかった。(前回は今回とは反対の岸で下船したので、像の近くをバスで通った時に良く見えたが)
ザンクトゴアで下船し、バスでブリューリュに戻り、ランチを食べた。
ブリューリュでは、世界遺産「アウグストゥルブルク城」の庭園を散策した。
前から私は気づいていた事があった。花の植え方が私達とは違うのだ。ドイツでは予め数種類の種を混ぜ、それを掴んで庭に撒き散らしたような感じに花が植えてあるのだ。つまり花壇には、種類が違う色とりどりの花を混ぜて植えてあるのだ。私達と庭作りのセンスが大分違うと思った。
(そういえばTVで、世界的に有名なドイツの鍋の工場が出てきたが、鍋に求める日本人の色にはピンクや黄色もあってヨーロッパ人の好みとは違い面白いと経営者が言っていた)
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これはまたロマンチックですね~。
ローレライってここにいたのですね。『終戦のローレライ』って福井晴敏の小説がありましたね。ナチス・ドイツが開発した特殊兵器が「ローレライシステム」って名前だという戦争映画だけどファンタジー色の強い哀しいお話でした。
外国の庭園って自然に近い雰囲気が強いのかなと思ってました。日本人は盆栽もそうですが人工色が強いですね。完成度の高さ完璧さ精巧さを求める日本人の真面目な性格が反映されているのでしょうか。日本のそれは洗練された美しさがあるように思います。
じくっり読ませていただいておりますよ。
実は33年前、社内旅行で2週間ヨーロッパ旅行がありました、今思えば嘘のような豪華な旅行ですね。
当時ルフトハンザ航空モスクワ経由で、西ドイツ、ルフトハンザから回っております。
この前久し振りに、かなり分厚いナカバヤシのフエルアルバムを引っ張り出してみましたら、ハイデルベルグのマルクト広場、フランフルトのゲーテハウス、インターコンチネンタルホテル等写真を撮ってますが、アルバムにライン川と書いた見出しの船の横やワインを飲んでるのがありますがどこなのか実は
記憶がないです、初めてミノルタのばかちょんカメラを抱えてでしたが、ほとんど薄くかすかな記憶を思い出しながら、ソナタさんのドイツ記を読み方です。
「ローレライ」は怪しい魔女の伝説ですが、小説や映画に妖艶なイメージを与えているんですね。
庭ですが本当に自然体に花が咲いていました。ベルサイユの庭の様なフランス庭園は別ですが。あばたさんのいう様に余りにも作り過ぎる日本人の植物に対する考えは、私は余り魅力を感じませんが。
モコモコさん、こんにちは。
思い出のアルバムを開いて見たんですね。33年前社内旅行でヨーロッパとは凄く利益を出していたんですね。税金で取られるよりも経費で落とした方が得な時代でしたね。今考えると夢みたいな時代でしたね。でもモコモコさんの若い頃の体験を振り返る機会となった事が嬉しいです。
サマンサどら猫さん、こんにちは。
本当は妖精が居なくても遭難していたんですよね。想像力が豊かな人は、世界中を豊かにしているんですね。