≪シャモニー「ブレバン展望台」≫
首都「ベルン」観光後は175km離れたフランス領の町「シャモニー・モンブラン」に3時間かけて向った。
以前なら国境越えは、出国側でも入国側でも税関員がバスに乗り込んで来て、一人ひとりのパスポートを検札するなど、緊張したり時間もかかったりした。しかし、今は「シェンゲン協定」の25の加盟国は、国境検査無しで国境を簡単に越えられるのだ。
スイス連邦は、ドイツ、オーストリア、イタリア、フランスの4カ国に囲まれているが、今では鉄道や車輌での入出国は簡単なのだ。
「シャモニー」のリゾートホテルに宿泊した翌朝、標高4810mの「モンブラン」を眺望するために、「シャモニー・モンブラン駅」(標高1035m)からゴンドラに乗り、途中で乗り換えて「ル・ブレヴァン展望台」に向った。ゴンドラからは、真下に「シャモニー」の町も見下ろす事ができた
展望台は標高2525mの場所で、表面には「モンブラン山群」が、裏に回れば「エギュールージュ針峰群」や湖などが眺望できた。
≪「シャモニー・モンブラン」観光≫
展望台からロープウエイ乗り場に戻った後、「モンブラン山群」の北側の麓にあるフランス領の町「シャモニー・モンブラン」(通称シャモニー)を観光した。
ガイドブックによると、長い間「魔の山」として近づく事が恐れられていた「モンブラン」が、1786年8月シャモニの猟師ジャック・パルマと医師ミシェル・パカールによって始めて征服されてからこの町が有名になり、大勢の登山家や観光客たちが訪れるようになったという。その中には私たちが良く知っているゲーテやバイロン、ショパンの恋人ジョルジュサンドなどもいたらしい。
現在はホテル、レストラン、みやげ物店、登山用品店などで賑わっていた。
町の広場には、初登頂に成功した二人の像があり、山を見上げていた。
「サースフェー」に向かいバスで出発した直後に、雪解け水が滝となって流れる光景が見えた。
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