花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

バスツアーで旭岳の紅葉狩

2008年09月21日 | 「北海道内旅行」登別・定山渓・洞爺・函館・道東・三笠・旭川・道北・奥尻島他

昨日の朝は秋らしく全道的に冷え込み、私の町は8度だった。
私は5時に起きて、いつもの農園仲間2人と札幌発のバスツアーで、北海道の屋根、旭岳の紅葉狩に出かけた。

私は、今秋初めての厚着をして、その上にジャンバーも着込み、6時半に家を出た。
駅の集合場所に行くと人が一杯で、既に仲間達も来ていた。聞くと今回のコースの参加者は多く、バス2台で行くという。私達は申し込んだ日が早かったので、前の方の席だった。
バスは予定通り7時半に出発し、途中、トイレ休憩をとりながら旭川市を抜けて走り、11時にロープウエイ旭岳駅に着いた。
今の旭岳ロープウエイは、1台に100人が乗れる新型だ。ぎゅうぎゅう詰めの状態で10分後、標高1600mの姿見駅に着いた。

ロープウエイ駅を出ると、予想に反して日差しが強く気温は高かった。
結構きつい石の階段が続く1周1時間の散策コースを、途中の展望台に寄りながら登って行ったが、その内に汗をかいた。仲間の1人は、この日のために新しい靴を用意していた。

幾つかの展望台から見る高原の秋の景色は、這い松の緑の中にあるチングルマの真っ赤に色付いた葉と灰色の綿毛が、錦を織り成すように見えて、心が洗われるような美しさだった。
「満月沼」は丸くて澄んだ緑色だった。二つで「夫婦池」と呼ばれている左右の「鏡池」と「すり鉢池」で、私達は「大きい方の池は夫か妻か」と冗談を言い合った。
標高1670mにある「姿見の池」を目の前にした場所で、可愛い蝦夷シマリスを見た。体はネズミ位の大きさだったが、太い縞模様のある尾が特徴的だ。直ぐに姿が見えなくなった。
上方に見える黄色い噴気孔からは、勢い良く、真っ白い煙が数本、絶え間なく立ち昇っていて、活動する地球の姿を目の当たりにした感じだった。
一番大きく、場所も高い「姿見の池」では、設置してある「愛の鐘」がひっきりなしにカーンカーンと鳴り響いていた。私もロープを引いて2つ鳴らした。

さらにそこから1~2分登った第5展望台に行くと、北海道の最高峰2291mの旭岳への登山ルートと、列になって登る登山者の姿がはっきりと見て取れた。
見ている内に、私も層雲峡から黒岳に登り、10時間近く掛けて旭岳山頂迄縦走し、この登山道を下って来た一昨年8月の思い出が蘇えった。
帰りのロープウエイで友人達は、遥か下の木陰にいる蝦夷鹿の子供を見たらしい。

 (写真①展望台から見た1600mにあるロープウエイ姿見駅方面 ②第1展望台から旭岳を写す ③1670mの姿見展望台から見た旭岳。池の向こうに噴気孔が見える)

 ① ② ③

それからバスは、大雪山連峰を一目で見渡せる深山峠に向かった。晴れていたので全部の山が美しく見渡せた。私には、去年登った富良野岳がことさら懐かしかった。

さらにバスは富良野のワイン工場に立ち寄った。数種類のワインと葡萄果汁を試飲した後、私はキャンベルの果汁を2本求めた。
札幌に戻ったのは19時になっていたが、それから3人で軽食を食べ、1日の楽しかった思い出を語り合ってから別れた。
帰宅まで果汁のボトル2本が入ったリュックが凄く重かった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする